千葉県市川市南八幡4-3-17斎藤ビル2F

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 ご紹介で来院されたKさんは間もなく60歳。「仕事を3か月休んでいます。病院で処方された抗うつ剤と入眠薬を服用しています。食欲も無く背中がひどくつらいです」。うつ病は「セロトニン」が減ってしまう病気と考えられています。セロトニンはトリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質の一つで、ドーパミンやノルアドレナリンを制御し、精神を安定させます。セロトニンが不安定になると攻撃性が高まったり無気力で憂うつな状態に陥ったりします。不安感やストレス、睡眠不足、昼夜逆転の生活がセロトニン減少の原因と言われています。Kさんは神経の集中度が高いお仕事が忙し過ぎました。

 触診をしますと頭皮は緩み、頚肩と背中は硬く腫れ上がり左右差があります。頭鍼のパルス療法と足の裏への熱いお灸をしました。頸肩から背中は遠赤とパルス鍼と柔らかく気持ちの良いお灸をしました。気持良さそうなホーっとした溜め息で背中が大きく動きました。「来月から仕事に復帰できます!」お日様を浴びて歩くことを忘れないでくださいね。うつ病と精神的悩みの身体の不調は全く異なります。向精神薬の過度の使用により悪化する場合を懸念しています。先ずは歩いて笑う習慣を身につけることです。

 「医者に勧められて7月に手術予定です」。変形性股関節症の60代女性のKさん。左股関節の痛みが酷く、鎮痛剤を服用しないと仕事や日常生活が送れないとのことです。股関節を中心に腹部、臀部にも筋緊張と強い圧痛があります。関節の変形は殆どの脊椎動物に生じますが、逆様のコウモリ等には生じません。加齢や運動不足により筋力が低下すると、関節への負担が増え、骨で体重を支えるために変形が生じ、関節を構成する軟骨や土台の骨に生じた隙間に炎症性物質が入り込み、炎症を起こすと更に酷い変形に発展します。酷い変形は戻りませんが、ホメオスタシスの働きで日常生活の不便さが軽減します。

 Kさんも治療後は鎮痛剤を使わずに生活できています。人工関節の技術が進歩し、最悪の場合でも救われるようになっていますが、手術後の生活が制限され、お買い物等の日常で煩わしくも感じます。手術をして「はい終わり元通り!」というわけにはいきません。ご自身の身体です。その後の生活も踏まえて熟考しましょう。何んと言っても神様からいただいたお身体が最高の出来具合いです。大切にしましょう。

 Kさん58歳女性は小学校の教員を長年勤め、早期退職しました。小脳腫瘍・子宮筋腫・右乳癌の既往歴があります。長年の立ち仕事による腰痛・膝痛、右親指のバネ指で来られました。腱鞘に炎症が起きて痛むのがバネ指です。腱鞘は腱を包み込んでスムーズに動くように補助するトンネルのような管です。指を曲げ伸ばし過ぎたために腱鞘が肥厚して腱が引っ掛かり、外れるときに弾けます。女性ホルモンも関わっていると言われ、妊娠時や更年期の女性に多く、パソコンやスマホをよく使う方にも増えています。病院では痛み止めと湿布を処方され、安静にするようにと言われました。

 パチンと弾けるところを注意深く触診し、鍼を打ち、小さい吸角を使用し、引っかかる部分を柔らかくしました。腰痛・膝痛も同時に治療して差し上げました。お相撲さんが準備運動でする股裂きストレッチと胡坐をかくような股関節ストレッチを毎日するようにお勧めしました。「指がパチンパチンする状態が減って、腰と膝の痛みがなくなり、調子がいいです」。

 70代の女性Oさんがご主人に支えられて来院されました。「一人では怖くて外出できないんです。急に心臓がドキドキすることが多くて夜も眠れずにいます。お尻も痛くて座れず足が痺れます。病院で不安障害と言われ、安定剤も睡眠薬も処方されました」。落ち着かない、怖いものが迫ってくるような胸騒ぎは誰しも経験します。脅威やストレスに対する正常な反応・機能でもある感情です。大脳辺緑系で生じ、すぐ下にある自律神経の中枢の視床下部へ伝わります。交感神経が活発になり心拍増大、血管収縮等を起こします。更に長く続くと交感神経が優位になり続け、心身に様々な不調をきたします。顔色は悪く、声は小さく目はうつろ手先足先は冷たく、頚背部はガチガチで、側弯もありました。

 身体を温め、頭鍼にパルス療法を用い、頚肩、ストレス点を主とした全身に至る治療を施しました。呼吸の仕方によって心を落ち着かすことができる調息法をお勧めしました。6回目の治療後、「今日は一人でバスに乗って帰るのよ」。明るい笑みが浮かびました。

 “デングリ返した逆子の赤ちゃんがポロリと安産でした。帝王切開の前にお越しください”

 

 日本人の死因の2位は心疾患です。従来の常識では心臓を休めて負担をかけないことが重要とされていました。現在は心疾患の再発防止のために積極的に運動することが推奨されています。フレイル(加齢による心身機能低下)に加え、寝たきり、座りきりでは生活機能が衰え、健康寿命を縮めます。息切れしない程度のウォーキングをし、徐々に時間を伸ばして心肺機能を鍛えましょう。二足歩行は心臓の位置が高く、足の血流を上へと心臓に押し戻す必要があります。歩いて足の筋肉を動かすことで血液循環が補助され、心臓の負担を減らせます。

 常日頃から呼吸を深くし、酸素供給の効率を上げることも重要です。横隔膜を大きく動かすことで自律神経や心臓周辺の筋膜にもアプローチできます。ストレス、肥満、糖尿、高血圧などは運動と食生活で改善できます。「不要な負担は減らし、必要な負荷をかける」。心肺を強くするコツです。80歳と90歳のお二人が共に持病があり、ペースメーカーも入っていますが、健康のために頑張って歩いています。

 「フラフラして、手も振るえるんだよね」。Mさん79歳男性はパーキンソン病と痛風でお薬を5種類もお飲みで、おまけにアルコール常飲者です。

 舌を診させていただくと、ほんのわずかしか出せません。舌の働きは嚥下、呼吸と咀嚼、発声があります。特に呼吸は、舌が正しい位置にあるかどうかが大切です。舌の動きは舌下神経が司り、脳と直結しています。舌の支配神経は複雑で、前3分の2の知覚が下顎神経で味覚を顔面神経、後ろの3分の1の知覚が舌咽と迷走神経、味覚を舌咽神経と迷走神経が支配しています。舌が元気に出せるかどうかで脳の状態も分かります。舌質と舌苔からは、臓器の状態を推し測れます。パーキンソン病の患者さんは、唾を飲み込む回数が減り、唾液が溜まりやすくなっています。Mさんも唾が垂れそうです。皮膚が赤茶色をして、毛細血管の渋滞が臓器の疲弊を表しています。

 ビタミンCをたくさん摂り、アルコールを控え、お薬も再検討をお願いしました。1回の治療で体幹の皮膚の赤みが取れましたが、禁酒には相当の意志力が必要です。

 九十七歳のOさん、九十六歳のKさん、九十四歳のYさん、お三方とも女性です。OさんとKさんのお付き添いの方には頭の下がる思いです。Yさんはお家からお独りで来られています。老化のバロメーターにもなっている階段を一歩一歩、自分の足で上って来ます。「ここに来ているから長生きできるのよ」と嬉しいことを仰います。性格が明るく恵まれた環境で酒も煙草も房事無しで少食であることが共通しています。私共の治療がご長寿の一助になっていることは望外の喜びです。

 若い時と老人の免疫の形態は変わっています。年を取ったら入院と手術には気を付けて。やたらと薬を飲んでもいけません。私共の鍼やお灸やその他の手技は、皮膚を通して体内で電気を起こします。更にパルス療法を併用することでエネルギー不足の細胞が充電され、循環系と神経、免疫、内分泌に作用します。三千年も前から現代に至るまで、進歩し続けている医術です。安心して毎日を過ごせる国は平和と繁栄を築きます。生命の尊さを忘れ、金と権力の亡者になった政治と宗教には困ったものです。

 「娘のお腹の子が逆子になってしまって・・・」とお電話をくださったお母さんのTさん。ご当人も学生時代からの患者さんで長いお付き合いです。まもなく妊娠9カ月、赤ちゃんがお腹の中で横向きになっています。妊娠中期から後期にかけて胎児は羊水の中を自由にくるくると元気に動き回り、筋力を蓄えていきます。育つに従い頭が大きく重くなり、10カ月を迎えるころには9割の赤ちゃんは頭が下の方に落ち着くといわれています。

 古来より逆子には足のツボにお灸をする方法が文献に記されており、その成功率も9割近いとの臨床報告があります。逆子の原因は、母体の身体の冷えと適度な運動の不足とされています。身体を遠赤やホットパックで温めながら足の治療から始めました。2日目、足先のツボのお灸をしました。3日目には「先生、朝起きたら赤ちゃんの頭が下に来ていて、お腹の上の辺りを蹴るんです」。エコーの結果、無事に治療は成功!!「ありがとうございます」といただいた電話の声に、私たちも思わず”バンザイ!!”。

 飲食業の I さん67歳女性はご近所の方のご紹介でいらっしゃいました。4年前から首が下がり、上を向くのが辛くなって整形外科を何箇所も受診し、リハビリもしていました。首下がり症候群は、パーキンソン病・重症筋無力症・筋委縮性側索硬化症等の神経性筋疾患。甲状腺機能低下症等の内分泌疾患等が原因によるものもありますが、加齢による筋力低下の方が多く見られます。首が下がると視野が狭くなり、身体のバランスが崩れ、前傾姿勢が強まり、呼吸も浅くなり、内臓の働きも悪くなります。

 I さんは20年前に胃癌、11年前に乳癌・先天性の股関節症の既往があります。頚部の胸鎖乳突筋にハッキリと左右差が認められます。肩甲骨周縁と背部・腰・股関節の治療もしました。「とても気持ちいいですね」「気持ちがいいということは、続ければ治るということです」。首のカラーを付けて固定をして時節柄冷やさないようにお願いをしました。痛みがなくなり、首の重さを支える筋力が戻ってきています。「早く来ればよかった」。よく仰られる、励みになるお言葉でした。

 

 51歳の女性Tさんは問診中、肩や上腕を摘まむように頻繁に揉んでいます。3日前から右の頚から腕にかけてだるいようなシビレが・・・と不安顔です。姿勢をみると肩が前方内側に寄っています。所謂、巻き肩です。猫背と似ていますが、猫背は背部が縦方向に、巻き肩は肩が横方向に丸まるのが特徴です。スマホやPC操作、運転、料理、横向きで寝ることの多い方が巻き肩を好発します。

 肩をすぼめて腕を前に出すと肩甲骨が外側に引っ張られて胸の筋肉が萎縮し、上腕骨が前方に回転するように引っ張られてしまいます。血流が悪くなり頚肩の凝りをはじめ酷くなると頭痛や眩暈、頚や胸の神経が圧迫され、胸や手が痺れたりします。胸背部の筋肉が硬くなるため胸郭が広がりにくく、呼吸障害から自律神経症状に及ぶこともあります。胸は本来より小さく垂れて見えます。

 横臥位と伏臥位の治療を交互に行い、頚から肩甲帯、胸筋、腕全体を包み込むようにパルス鍼に遠赤治療とお灸をしました。「腕が軽い」とにっこり。寒い冬ですが颯爽と胸を張っていきましょう。

 

 頸は身体の全神経が集結して脳と繋がるケーブルです。頸椎症性脊髄症の手術後、歩行時のふらつきと震えがあり、両手のシビレでボタンかけ等の細かい作業が難しく、ズボンを素早く下せずトイレでお漏らしをしてしまうこともありました。痛みで眠れず、鎮痛剤で眠る日々が6年も続いています。頸の靭帯が肥厚しているためだとお医者様から再手術を勧められましたが、お断りし辛いリハビリを頑張りました。表情が乏しいOさん。長い間の苦痛は人間の表情を奪います。笑いを忘れていました。「社会復帰したい」。只ひたすらに願って戦い続けました。脳からの神経伝達が頸のケーブル内で障害され、身体全体が過緊張で固まっています。

 11月19日、6年間飲み続けた薬をキッパリ止めました。パルス療法に加え、頭頂と指端穴の熱いお灸をしました。治療後、能面の様な表情から、笑顔が出始めました。握力が戻り、お医者様も驚かれていました。私たちはこの不思議な治療効果に誇りを持ち、自然医学を一生懸命勉強し、毎日治療させていただいています。

 頼りになるのは自分自身の健康です。夫婦でさえ命が違うのです。政官財も金まみれで人間性喪失の世の中です。頼りになりません。特に政治と金儲けの宗教には注意しましょう。何時迄も心と身体を自立して日本の為に子孫の為に働きましょう。何でもいいのです。どんな事、どんな些細なことでも。

 分室を設けました。病は気からと申します。心静めの調息法とマインドフルネスを勉強します。殆どの病が自律神経の不具合からです。睡眠障害を無くしましょう。死をも親しく感じられるようになるそうです。病知らずの玄米、少食をお勧めします。試食も出来ます。断食療法を試してください。全ての臓器に休息を与え、お腹の底まで奇麗になります。四苦八苦の苦しみと悩みを喋って書いてください。お顔のシワも取れて笑いも出てきます。ウツなんてふっ飛んでしまいます。皮内鍼療法を勉強します。医者要らずのコリと痛みとシビレからの脱却です。受付に申し込んでください。追って日時等をご案内します。

 ”あけましておめでとうございます。”

 日本で100万人いるといわれ、女性に多く発症する膠原病は、全身の血管や皮膚・筋肉・関節などに炎症が見られる自己免疫疾患です。80歳Aさんは、愛するご主人を癌で亡くした後、7年前に大学病院で難病の強皮症と診断されました。強皮症は文字通り、皮膚や内臓が硬くなる膠原病の一つです。血管障害による手指のレイノー現象(指趾の血流が悪くなり、青白くなる)があります。不安からうつ症状になることもありました。

 自律神経の調整のため、頚から背中のストレス点・腰のツボを取り、指端穴にお灸をします。活性酸素を取り除き、アスコルビン酸も飲んでいただいて、定期的な治療を続けています。「主人に先立たれ、強皮症と言われたときはどうなってしまうのかと夜も眠れなかったの。晩婚だった娘の結婚式も無事に済みました」。家族だけで祝った、温かく、とても良い雰囲気のお写真を見せていただきました。多くの方が、難しい診断名に驚き、パニックになります。難病といわれている自己免疫疾患の患者さんの多くが好転しています。

 へバーデン結節。指先の第一関節先端の左右に固いコブ(結節)が表れて赤く腫れたり、指の第一関節が変形して曲がったりします。ときには指先をぶつけると激痛が走る程の痛みが伴います。はっきりと特定されてはいませんが、遺伝性、長年の指先の使い過ぎ、ホルモンバランスの変化、冷えや血液の循環不全が原因と考えられています。へバーデン結節を患っている方は手指が冷たく、頚肩にお悩みの方が多く、寒い冬は苦手です。頚から肩、腕にパルス鍼・遠赤療法を施し、へバーデン結節の患部にも鍼や灸をします。痛みが酷いときは吸角療法も用います。

 人間の手指の芸術的で微妙な動きはピアニストのように脳の働きに重大関与します。治療の後、指先を曲げ伸ばし検査をします。「痛くない・・・」と皆さん不思議そうに仰います。変形して痛みのある箇所は所謂、血の巡りが悪く渋滞した淀みが老廃した細胞に硬化と冷えと炎症と痛みを発症させます。手指と趾指は血液循環の折り返し点です。微細な毛細血管ですから温めることと運動することが大切です。

 「来月から職場が変わるのに困ったわ」。マスクを外すと口の周りが真っ赤に、痛々しく腫れていました。50代女性のSさんは聡明な顔立ちの美人さん、腫れ上がったお顔でショックが隠せません。”酒さ”は、色白の人に多い、原因不明の炎症です。小さな吹き出物が現れますが、ニキビとは異なります。免疫の要である血液組成は自律神経に左右され、交感神経優位では顆粒球が増加します。顆粒球は周辺の正常な細胞に活性酸素を撒きながら数日で死を迎えるため、膿を伴う炎症が起こりやすくなります。今年は異常な酷暑が続き、強い紫外線や冷房による急激な温度差が肌を過剰に刺激しました。お顔の症状は女性にとって大事件。ストレス点の治療を中心に行うと赤味と腫れが落ち着きます。

 日頃から笑って過ごし、運動をして汗をかく習慣を付けましょう。気候も世の中もおかしくなっています。毎日、調息法を行い、煩瑣なことは考えず、何があっても笑い飛ばして自分を見失わないことが一番です。付和雷同と、妄信ほど愚かなことはありません。日本は再び敗戦の悲惨さを決して次世代の人達に経験させてはなりません。その為には私達ひとりひとりが冷静な分析力で社会を見て声を出さなければなりません。

 船橋のAさん52歳はハイヤー運転手。「朝起きたら右足首に違和感がして、足を着くとズキンと痛いんです」。赤く腫れています。「何かしましたか?」「スポーツ施設に通い始めたけど捻った覚えはないんだ」。関節周囲が突然痛み出し、静止痛もあります。痛風を疑いました。痛風は食べ物に含まれる旨み成分のプリン体が生成・分解された尿酸が排泄されず老廃物となって結晶化し、関節に溜まって激しい痛みを伴い炎症を起こします。尿酸の基準値は70ミリグラム/デシリットル。ストレスが多くアルコールをよく飲み、美食家で不規則な生活の方が高尿酸血症になりやすいです。Aさんは大のお酒好き。

 注意深く触診し、痛みの場所に皮内鍼(微鍼)を置いていきました。急に運動を始めて関節に負荷がかかったところに、尿酸も溜まったと考えました。ビタミンCは知る人ぞ知る痛風の特効薬です。多めに飲んでいただき、安静にするようお願いしました。「足を着いた時の痛みが半分程度になりました」。ストレス発散・運動・アスコルビン酸・低カロリー食で、アルコールはほどほどにしましょうね。

 「ダメだぁ。眩暈がして耳鳴りも吐き気もして、もうフラフラだよ・・・」。奥様に抱えられるように来院されたSさん(78歳)の疲れきったお顔は青黒く生気がありませんでした。耳の奥にある耳石が身体の動きで有毛細胞を刺激して傾きや位置情報を伝えます。前庭神経と三半規管が司る平衡感覚の異常が眩暈を引き起こします。

 メニエールなのか頭位性なのかの鑑別も大切です。バイタルサインを確認してから治療しました。耳前三穴、翳風等の完骨周りのツボに頭鍼、ストレス点、足裏の熱いお灸をしました。硬く強張っていた背中から「ふうう~。」と大きな安堵のため息が出ました。「最近ウチのかみさんの健康診断の結果が悪くて夫婦で落ち込んでしまってね・・・」とお悩みのご様子でした。不安感はストレスを高めて活性酸素を増大して自律神経を失調させます。

 治療が大変効いたようです。ご機嫌良く「明日はアイスと肉まん、両方持ってきてやるな」。治療後の生気を取り戻した顔色と眼光に私も安堵しました。季節の変わり目には昼夜の着衣にお気をつけください。昔の人の腹巻きとカイロを参考にしましょう。ホカロンは使い方で投薬以上の効果を期待出来ます。

 「6年前からの潰瘍性大腸炎をなんとかしたいのです」。40代女性Kさん。原因がわからないため完治療法は無く、対症療法の飲み薬や面倒な坐薬を一生使わないといけないと言われました。いつ発症するかわからない不安が常に付きまとい、仕事の確実性と迅速性が失われました。通院時間を取ることも儘になりません。全国で22万人が罹患し、悲劇の宰相を悩ました病気でもあります。ストレスによる交感神経の亢進は、免疫の要でもある血液組成を不均衡にして大腸の粘膜の状態を悪化させます。免疫が暴走し、自分に刃向ってきます。炎症や出血、下痢が起こり、不安定な精神状態に陥ります。ストレスの原因が仕事や金銭、人間関係の場合が多く、悩み続け、夜も眠れず、薬だけに頼っている人が多いのです。

 Kさんも同僚と心が通わず、ギクシャクしていました。アテとフンドシは向こうから外れると思って笑い飛ばしてください。ストレス鍼と調息法は心静めに役立ち、自律神経を調節します。「炎症が収まっていて、お医者さんも驚いていました」。

 やさしい息子さんに支えられたFさん82歳女性は、身体を引きずるようにしてベッドに横たわりました。「右足に力が入らないんです」。パーキンソン病にすべり症・高血圧症・不整脈。入院して自己免疫疾患の検査も受けましたが「問題ない」とのこと。整形外科でMRI検査を3回も受けましたが、狭窄等はありませんでした。お薬は9種類も頂いています。多剤服用には気を付けましょう。

 触診をすると仙腸関節に圧痛があり、「そこが痛いんです」。寄せ鍼と吸角をしました。補瀉の原則に従って補術を施しました。お薬を最小限にし、運動するようにお願いしました。起き上がるのもやっとのことでしたが、少しずつ足に力が入るようになりました。

 寝たきりではフレイルが進行します。「痛いから動かない」「動かないから筋力が低下する」の悪循環です。「我が家は狭小3階建てなの。お尻を着きながら1階に降りていたのに、立って降りられたの」。高齢者の皆様、少しずつ少しずつでも歩いてください。高齢者はなるべく他人の手をわずらわすことなく自立しましょう。日本も自立しているか疑わしいですね。

 「1日10回以上もホットフラッシュが起きます。仕事があるので困っています」。50代に差し掛かった女性 I さんが来院されました。ホットフラッシュは顔や頭にのぼせやほてり、多量の発汗、激しい動悸などが突然2~5分程度起こる更年期障害の代表的な症状です。更年期に私たちは生殖機能が衰えていくとともに、身体と心に様々な変化を迎えます。ホルモンバランスが乱れることで脳の視床下部の自律神経調節機能(血管・血圧・皮膚・発汗・体温)が乱れ、各々の働きのコントロールができなくなり、ホットフラッシュは起こります。いつ起こるか分からない発作的な症状にストレスを抱え、日常生活に支障を来します。職場の人間関係にも悩んでおられました。期待と結果との齟齬は常々情緒を不安定にして自律神経を損ねます。

 全身が凝り固まり、足は冷えていました。頭鍼パルス療法、頚肩背部、自律神経叢、ストレス点への治療に併せ、足裏への熱いお灸が効果的でした。治療中は気持ち良さそうにため息をついておられました。ホットフラッシュの回数も激減しました。薬に頼らずに自律神経の調節をするには呼吸法を習い、静かに黙祷して坐ることです。

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