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 千葉市のXさん83歳女性「頭の後ろを触ると、痛くはないけど、ぷよぷよしてるの。頭は怖いからねぇ」。目を診て、舌と脈を診て、ろれつが回るか検査して、指の運動もしていただきました。特に異常は見られません。伏臥位で頭から足先まで触診をしました。後頭部に浮腫があります。浮腫は、自律神経の乱れから血行不良になり、正常にリンパ液を排出できない状態です。ストレス・ホルモンバランスの変化・運動不足・お薬の影響も考えられます。高血圧と甲状腺・三叉神経痛の既往があり、お薬を確認すると、痛み止めも飲まれています。

 鎮痛剤は抗炎症のものと、続けて飲むように言われる神経障害に働くものがあります。お薬の影響で肝臓の解毒作用と腎臓の排泄能力が低下します。主穴に後頭部の天柱・風池・完骨のツボを取り、頭鍼パルス。頚・肩の張りもあり、頚・肩・背部のストレス点・腰の治療もしました。3回の治療で少しずつ浮腫が小さくなりました。「出されたお薬は飲まなければいけないと思っていたわ」。痛み止めのお薬には、注意が必要です。

 「腰と膝が痛くてやっとの思いで辿り着いた」(70代女性)とのことです。血液検査からレントゲンはもちろん、MRIまで検査をしましたが異常は認められず、鎮痛剤を服用しています。それでも痛みは消えず不安を募らせていました。痛みは単なる感覚伝達ではなく、脳が過去の経験や心理状態、外部情報を統合し、身体を保護するために発する防衛本能だと伝えました。実際、傷がないのに痛みを感じたり、深刻な損傷があるのに痛みを感じなかったりする場合もあります。

 治療の基本は、脳に「身体は安全である」と確信させることであり、治療中は患者様の「快」「不快」の感覚を重視しました。具体的には、気血の流れを整える中医理論による鎮痛効果を目的としました。身体の深部にある硬結と痛みの皮膚表現を指先で感知しながら施術を行いました。治療が終わる頃には痛みがなくなり、「相談してよかった」と安心されました。痛みは身体からの大事なSOSなのです。検査数値に問題がないだけであって、痛みの原因を判断できないことが多々あります。

 「左の頸から肩甲骨の痛みで眠れなくて救急外来に行きました。これまでも頸が動かなくなることが時々ありました」。Aさん(38歳男)は学生時代からバスケを続けています。頸は中枢神経と内臓や四肢末端に至る末梢神経を繋ぐ大切な役割を担っています。頸椎は7つの骨が関節して前弯を呈し柔軟に動きます。頸髄から分岐した神経が圧迫されると首筋から肩背部にかけて痛みや痺れが起きたり手に力が入らなくなったりします。椎骨の間には衝撃を吸収する椎間板があり、頸だけ上を向く姿勢を繰り返すと頸骨の後ろ側の椎間板が圧迫され痛めるリスクが高まります。

 頸、肩甲部、腰に至るまで背骨を挟んだ左右の同一点に著しい硬結と熱感の相違が診られました。0.5ミリと言われる治療点を定めて鍼を置きパルス療法と光線療法、お灸を施し、治療後に頸の牽引もしました。うつ伏せの背中の呼吸の山が大きくなり、過緊張した筋肉が緩みます。起き上がると「おぉ・・・ラクだ!!」と驚きの表情です。”上を向いて歩こう♫”は過ぎると頸椎症と転倒の原因にもなります。

 「寒すぎて全身が凍っているみたい。肩も痛いし膝も痛いし」(80代の女性Yさん)。木枯らし吹く中、頑張って来院されました。腕が上がりません。肩腕の検査を行い、痛む動作を確認しました。精緻な集中力を必要とする触診を行い、深さ1ミリ程度の皮内鍼を貼りました。「あら、痛くないわ!」

 不思議なことに、同じ動作を行っても痛くありません。膝裏にも痛みがありました。寒さにより交感神経が亢進することで血管が収縮し、血液の循環が悪くなり、筋が硬縮します。関節周辺の硬直が滑液を阻害して、摩擦が生じ、放置すれば軟骨損傷や骨の変形に繋がることがあります。坐骨神経と股関節運動の為の股裂きに座禅のストレッチをしてもらいました。伸びやかさが有りません。筋の硬結部、付着部にも皮内鍼を使いました。侵襲刺激が感覚受容器に感知され、軸索反射が生じ、局所の血流が改善され、硬結が解けることで痛みが無くなります。電気的な反応なのです。治療して終わりではありません。毎日のストレッチが最も重要なのです。

 「足三里」や「関元」などの経穴に灸を施すと、局所的な温熱刺激により気血の流れが促進され、特に末端冷えの改善に効果を発揮します。また、灸は体温調節機能を整える作用もあり、ヒートショック予防の観点から非常に意義深い治療法です。中医学は「身体が無言で示すサインを見逃さない」という精微な観察を重視する医学です。治療点を見極めることにより、身体が本来持つ力を最大限に引き出します。

 さらに、日常生活では入浴前後の温度管理が重要です。脱衣所や浴室を適切に暖め、寒暖差を和らげることで血圧の急変を抑えることが可能です。入浴時は四肢の末端から徐々に温める温浴を心がけ、体温をゆっくりと上昇させることが推奨されます。ヒートショックのみでなく総ての病気を防ぐために、現代医学の知識と中医学の智恵を融合させ、冷静かつ柔軟に対応することが必要です。今年もどんな事が起きようと、笑って、動いて、食べて、眠って、自分の健康は自分で守る気概を持ちましょう。

 明けましておめでとうございます。

 「スマホが無いと困る」と答える人が81%もいます。スマホの利用時間は1週間平均約20時間で、1日3時間にもなります。スマホ症候群、スマホ依存症とも言われています。画面を長時間見続けることで頚肩の凝り、腱鞘炎、眼精疲労が生じます。大量の情報に晒され、脳機能が低下して脳疲労、集中力低下、イライラ、やる気喪失、物忘れ、記憶力が無くなります。ブルーライトで体内時計が狂い、睡眠障害。スマホ使用時に同じ姿勢を取り続けて動かないことで筋拘縮、肥満にも結び付いています。頭痛や筋肉痛も起こります。脳疲労が蓄積されると、うつ病や不安障害、パニック障害、ストレス性適応障害などになる恐れもあります。

 又、スマホを過剰に使用することで日常生活に支障をきたしています。やめようとしてもやめられない精神状態や行動障害を指すスマホ依存症は脳の萎縮も指摘されています。若い人だけでなく、高齢者にまで増えていることは恐ろしいことです。お日様を浴びて身体を動かし、スマホを使わない時間を作るなどデジタルデトックスは急務です。

 食欲も気力も湧かず、顔色が悪く、ぐったりした状態で来られました55歳の女性Kさんは検査の結果、透析寸前の状態だと言われました。加えて、中耳炎の影響で、鼓膜が硬く肥厚して色が黒くなり、鼓膜に穴を開ける手術が必要とも言われています。踏んだり蹴ったり、「先の希望が見えません」と力なく嘆いていました。

 中医学は”腎は耳に開口する”と申します。触診をすると頸周りが硬直していました。頸は身体から頭部へ向かう全ての神経を束ねて通るケーブルです。混線、渋滞すると、脳も臓器も代謝活動が減衰低下します。耳はもとより頸の治療をしたことで中耳炎の手術をせずに済みました。検査数値も改善しています。

 ご趣味の料理教室や神社巡り、テニスなどをする気力が湧き、希望が見えました。医者と坊主は「死ぬぞ、地獄だぞ」と脅すのが仕事。必要以上にショックを受けて、病気になってはいけません。貴方の今の生活が健康的であるか否かを反省して改善することが大切です。数値だけを見て薬漬けになってしまうことだけは避けましょう。最近はワクチンまで危険性を訴える人もいます。

 私生活のざわめきを持ち込まず、冷静な集中力を取り戻します。終わると前日の治療に対する反省と検討をします。15分の毎日の積み重ねは人格形成に非常に役立っています。

 医療は技術や薬で治すのではなく、慈愛で治すのです。初めに何を治療してほしいのか、主訴をお尋ねします。血液検査表・お薬手帳はとても役立ちます。声色は元気の度合いを測れます。目と顔色、脈と舌、手足の末梢、頭の先から足の先まで触診をし、形、色、硬、軟、滑、渋、乾、湿を診ます。内部の症状は必ず表皮に表れ、表皮の症状は内に何かが潜んでいます。自ずと患者さんの苦しみが理解できます。3千年に遡る伝統医学は証と経穴、経絡で説明をしています。治療点は、身体が『ここが悪いんです』と無言で教えてくれています。精緻な鑑識力を求められます。

 免疫力を高め、病気にならない、大事に至らない。生活改善に及ぶ自然医学の大切さを毎日実感させてくれています。医に携わる者、名と財を求めず。過剰な検査と薬・手術・ワクチンが天命の全うを阻んでいます。

 何でも病気になると薬だ!医者だ!の思い込みを変えて下さい。健康は意志力です。生命力です。自然治癒力です。

 行政から新型コロナウイルスとインフルエンザの予防接種の案内が送られてきました。TVでは肺炎球菌、帯状疱疹、子宮頸がん等のワクチンCMが流れています。予防接種は疾患の原因となる病原体を無毒化や弱毒化したワクチンを接種し反応させて体内に免疫を獲得します。

 問題となるワクチンは免疫抑制と遺伝子にまで影響を及ぼす未知の薬害を拡大しているといわれています。「新型コロナワクチン」が原因で亡くなったと厚生労働省の認定した人だけでも668人います。体内でワクチン接種後に産生されたスパイク蛋白質が血管壁を傷つけ血栓や出血を引き起こしたり、臓器に炎症を起こしたり、心筋梗塞や脳梗塞などに罹患する例が厚労省の副反応データでも報告され、肺炎や癌までも懸念されています。免疫システムに異常をきたしてしまう未知の医療事故の続発です。高血圧、糖尿等の基礎疾患がある方が危険性が高いと言われています。殆んどの高齢者は一体どうしたら良いのでしょう。

 45兆円を超える医療費が命よりマネーのために浪費されています。煽られる不安にだまされないで、漏れ聞く声に耳を傾け、冷静に考えましょう。

 80代女性のKさん。明け方トイレに起きて戻る際、暗い部屋で枕を踏んで転んでしまいました。翌朝、左足首が酷く痛み、歩くことができません。妹さんの肩に掴まり、杖をついて来院されました。転倒時に内側に捻り、足の外側が伸び切ってしまい、前距腓靭帯等の足首の組織が損傷しています。衝撃が強ければ骨にも影響が及びます。足首の動揺性が見られないため靭帯断裂等の重症捻挫は免れたようですが、外果上部に強い圧痛があるため腓骨筋群の損傷も疑います。

 早い処置ほど整復の痛みは少なく、関節の位置関係が正常になり、早くきれいに治ります。寄せ鍼吸角は腫れを抑え、治癒促進に抜群の効果を発揮します。市井の治療回数の半分で治ります。本来であれば内出血で青黒く腫れ上がりますが、ほとんど腫れずに済みました。今回は捻挫で済みましたが、布団のわずかな段差に躓いて転倒し、大腿骨の骨折から寝たきりになり、認知症になることもあるそうです。安静も必要ですが、早く自力で動けるようになることが高齢者には重要です。簡単な坐骨神経と股関節のストレッチがあります。毎日の日課にすることです。

 Tさん80歳女性はお友達のご紹介でいらっしゃいました。「急に胸がキューってなって息苦しくなるんです」。左肩痛と右股関節痛もあり、高血圧で20年前からお薬を飲んでいます。日常誰でも不安と恐怖を感じる時があります。不安は自律神経と深く関係をしています。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経はストレスや危険を感じると活動し、これが過剰になると不安感を引き起こします。用心深い迄の感情の働きはむしろ健康には必要です。

 Tさんの頭皮は柔らかく、ふかふかしています。頭鍼と背中のストレス点を取り、お灸をしました。自律神経を調整するには調息法がとても効果的です。姿勢を正して、下腹部を凹ませながら、ゆっくりと息を吐きます。吐き終わると自然に鼻から空気が入ってきます。呼吸は、吸う時は交感神経、吐く時は副交感神経に支配されています。吐く時間を長くすることでリラックスを促進する副交感神経が優位になります。「調息法をすると落ち着けるようになってきたの」。表情が緩みました。調息法は呼吸の方法で、座禅・気功・ヨガにも共通した、心を平和にする知恵です。ゆっくり吐いた後1、2秒止めて下さい。自然とお腹に気持ち良く空気が入ってきます。

 「ふた月前の朝に突然、右側の表情筋が動かなくなりました。病院に行って薬も飲み続けましたが治らなくて・・・」。71歳のKさんが閉じられないままの赤い右目で来院されました。顔面神経は脳から顔に伸びる脳神経の一つで、口や目を閉じたり、笑ったりする表情を作ります。顔面神経麻痺は目、頬、鼻、唇など顔の左右どちらか半分が麻痺します。ウイルスと耳の後ろの側頭骨内の神経との因果性が高いといわれています。顔面神経は頭蓋から出ると5つの枝に分かれます。障害される場所で麻痺する範囲も異なります。

 顔面神経の走行に沿って施術し、頭、耳周り、首肩にも光線療法とパルスを長い時間用いました。うつ伏せでの吸角、足の特効穴にお灸もしました。3回目の治療のときには目を閉じられるようになりました。顔面神経麻痺はWHO(世界保健機構)の鍼灸適応疾患に挙げられる最も快復が得られる疾患の一つです。ストレスは免疫力を下げ、体内のウイルスを暴発させます。冷房の風には特にお気を付けください。早ければ早い程治りが早く、薬や点滴より先ず鍼です。

 

 アトピー性皮膚炎の8歳の女の子です。顔が赤く、瞼が赤く腫れ上がり、全身が引っ掻き傷だらけです。この炎症は、IgE抗体が痒みの原因であるヒスタミンを作るマスト細胞と抗原を結合させ、それらが集まった免疫複合体と呼ばれるものを体外に排泄する正常な反応です。ストレスによる交感神経亢進、甘味の過剰摂取等により血流が滞ると、免疫複合体が組織の局所に停滞し、炎症が起きます。1カ月ほどステロイドを使っていました。ステロイドは排出されにくい酸化コレステロールを生じ、それ自体が炎症の原因となって全身に難治性の炎症を生じさせます。無理に炎症を抑えることで、免疫複合体の排泄が阻害され、悪化します。

 背部の軽擦と指端穴への鍉鍼で自律神経を整え、血流を改善すると皮膚の色が落ち着きます。次第に気持ちよく呼吸が深くなり、眠ってしまい、ご両親が起こしてもぐっすり寝込んでいました。顔の赤さと引っ搔き傷が綺麗になりました。痒くて眠れなかった夜も無くなりました。子供は自由にのびのびと育てましょう。大人の枠に押え込んではいけません。

 

 

 

 不眠症には入眠障害・中途覚醒・早期覚醒・熟眠障害といろいろな形があります。習志野市のNさん(55)は更年期と仕事のストレスが重なり、数年前から睡眠障害が現れました。甲状腺の橋本病で10年以上お薬飲んでいます。家族と職場の相談員の勤めで公務員を休職し、お医者さんから5種類ものお薬が出ました。「お薬を飲むと昼も眠くなってしまいます。折角仕事を休んでいるのに仕事のことが頭から離れないんです」。

 不眠を治すには眠らなければならないと思う強制感を忘れることです。食事と同じで食べたければ食べる、眠りたければ眠るのです。睡眠欲です、無理に眠ろうとお薬に頼ろうとせず、運動をして汗をかいて心地良い疲れを感じて自然な眠気に誘われましょう。自律神経を整えるため背部のストレス点と頭鍼をして頭と足のお灸をしました。「気持ちが良いですね」「気持ちが良いということは体がこの治療を続けてくださいと言っていることですよ」「週末、主人と尾瀬に行ってきたんです」。気分転換でき、仕事から解放され、睡眠も改善されてきています。

 

 65歳以上の人は帯状疱疹ワクチンを勧められています。罹ったら鎮痛剤で凌ぐ以外ありません。火帯瘡とか蛇串疹、蛇丹とも言われる大変な病気です。水痘と同じウイルスが後根神経を犯します。免疫抑制患者は特にひどく、潜伏状態から再度活性化するそうです。痛みから発疹、皮膚の炎症、紅班、水疱、激しい疼痛、数カ月から数年の闘病となります。

 コロナワクチンを真面目に何回も打ち、免疫に異常が起きて多くの老人が発症しています。コロナのワクチンが数千億円無駄になりました。コロナワクチンを疑って打たなかった人が沢山います。一体、生まれてから死ぬまで何回のワクチンのお世話にならなければならないのでしょうね。

 食糧と薬の供給懸念が噂になっています。薬は1/4が飲まれず捨てられています。医療が念入りになればなるほど病人が増え、医療費が増大します。病気とのイタチごっこの医療から、健康のための医学の進歩が必要です。命と引換えのお金儲けの医療はごめんです。老人は薬と手術と入院は慎重な心配りが必要です。

 おまけにワクチンまで仲間入りしたようです。

 

 スマホによる経済効果は年間で数兆円にも及び、関連する雇用の創出、利便性や娯楽など人類への影響は計り知れません。反面、子供たちの健康や教育に対する害も明らかになっています。スマホは利便性を増進する道具ですが、使用中は脳の血流量が低下し、働きが鈍くなるという実験結果があります。筋肉や関節等、人間の機能は楽をすると衰えます。発想力や対人能力、論理的思考を司る前頭葉の発達は10代頃にピークを迎え、発達には様々な体験や刺激を必要とします。鍛えるべき時に楽をしては発達に影響が出ます。堪え性が無く、短気で、効率と良い結果だけを求める人が増え、目先の報酬に飛びつき、結果的に詐欺や強盗の使い捨ての駒にされた若者がニュースを騒がせています。

 本来子供を守るべき大人もスマホ依存です。スマホからの絶え間ない過剰な情報量を整理できず、認知機能が衰え、物忘れや判断力、意欲が低下し、スマホを見る時間ばかり増えていきます。スマホを手放す日を一日でも二日でも作ってみてください。スマホを見ることより本を読むことの大切さを忘れています。

 Hさん女性41歳は二十歳のころから発汗をつかさどる神経伝達物質の「アセチルコリン」が関与して起こる難病のコリン性蕁麻疹に悩まされています。ストレスに誘発されて、赤くブツブツとした紅斑が突然現れます。痒みとチクチク感が出るのが特徴で、1時間程度で消えます。背中・お腹・首周りに発疹があり、先天性の左斜頚・喘息・アトピー性皮膚炎の既往歴があります。

 伏臥位で頚・肩・背中のストレス点を治療すると、10分くらいで蕁麻疹がきれいに消えました。同じように仰臥位で頚・お腹の治療をした時も10分くらいで蕁麻疹が消えました。無料のアスコルビン酸と自家製発酵ニンニクをお勧めし、鍼の刺激量に気を配り、お灸とパルス療法を行いました。不規則なお仕事のようで、出張の帰りにいらっしゃることもあります。働き過ぎの日本人に大切なことは、ストレスを溜めすぎないように自律神経のバランスを取ることです。「鍼が気持ちいいんですよね」「気持ちが良いということは、身体に良い治療をしている証拠です」

 働き過ぎの日本人の休暇を自由に取れるようにしましょう。祭日土日の一斉休暇は生産性の無駄があります。それにしても繰り返される道路の渋滞にはあきれかえります。

 ご紹介で来院されたKさんは間もなく60歳。「仕事を3か月休んでいます。病院で処方された抗うつ剤と入眠薬を服用しています。食欲も無く背中がひどくつらいです」。うつ病は「セロトニン」が減ってしまう病気と考えられています。セロトニンはトリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質の一つで、ドーパミンやノルアドレナリンを制御し、精神を安定させます。セロトニンが不安定になると攻撃性が高まったり無気力で憂うつな状態に陥ったりします。不安感やストレス、睡眠不足、昼夜逆転の生活がセロトニン減少の原因と言われています。Kさんは神経の集中度が高いお仕事が忙し過ぎました。

 触診をしますと頭皮は緩み、頚肩と背中は硬く腫れ上がり左右差があります。頭鍼のパルス療法と足の裏への熱いお灸をしました。頸肩から背中は遠赤とパルス鍼と柔らかく気持ちの良いお灸をしました。気持良さそうなホーっとした溜め息で背中が大きく動きました。「来月から仕事に復帰できます!」お日様を浴びて歩くことを忘れないでくださいね。うつ病と精神的悩みの身体の不調は全く異なります。向精神薬の過度の使用により悪化する場合を懸念しています。先ずは歩いて笑う習慣を身につけることです。

 「医者に勧められて7月に手術予定です」。変形性股関節症の60代女性のKさん。左股関節の痛みが酷く、鎮痛剤を服用しないと仕事や日常生活が送れないとのことです。股関節を中心に腹部、臀部にも筋緊張と強い圧痛があります。関節の変形は殆どの脊椎動物に生じますが、逆様のコウモリ等には生じません。加齢や運動不足により筋力が低下すると、関節への負担が増え、骨で体重を支えるために変形が生じ、関節を構成する軟骨や土台の骨に生じた隙間に炎症性物質が入り込み、炎症を起こすと更に酷い変形に発展します。酷い変形は戻りませんが、ホメオスタシスの働きで日常生活の不便さが軽減します。

 Kさんも治療後は鎮痛剤を使わずに生活できています。人工関節の技術が進歩し、最悪の場合でも救われるようになっていますが、手術後の生活が制限され、お買い物等の日常で煩わしくも感じます。手術をして「はい終わり元通り!」というわけにはいきません。ご自身の身体です。その後の生活も踏まえて熟考しましょう。何んと言っても神様からいただいたお身体が最高の出来具合いです。大切にしましょう。

 Kさん58歳女性は小学校の教員を長年勤め、早期退職しました。小脳腫瘍・子宮筋腫・右乳癌の既往歴があります。長年の立ち仕事による腰痛・膝痛、右親指のバネ指で来られました。腱鞘に炎症が起きて痛むのがバネ指です。腱鞘は腱を包み込んでスムーズに動くように補助するトンネルのような管です。指を曲げ伸ばし過ぎたために腱鞘が肥厚して腱が引っ掛かり、外れるときに弾けます。女性ホルモンも関わっていると言われ、妊娠時や更年期の女性に多く、パソコンやスマホをよく使う方にも増えています。病院では痛み止めと湿布を処方され、安静にするようにと言われました。

 パチンと弾けるところを注意深く触診し、鍼を打ち、小さい吸角を使用し、引っかかる部分を柔らかくしました。腰痛・膝痛も同時に治療して差し上げました。お相撲さんが準備運動でする股裂きストレッチと胡坐をかくような股関節ストレッチを毎日するようにお勧めしました。「指がパチンパチンする状態が減って、腰と膝の痛みがなくなり、調子がいいです」。

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