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 船橋のAさん52歳はハイヤー運転手。「朝起きたら右足首に違和感がして、足を着くとズキンと痛いんです」。赤く腫れています。「何かしましたか?」「スポーツ施設に通い始めたけど捻った覚えはないんだ」。関節周囲が突然痛み出し、静止痛もあります。痛風を疑いました。痛風は食べ物に含まれる旨み成分のプリン体が生成・分解された尿酸が排泄されず老廃物となって結晶化し、関節に溜まって激しい痛みを伴い炎症を起こします。尿酸の基準値は70ミリグラム/デシリットル。ストレスが多くアルコールをよく飲み、美食家で不規則な生活の方が高尿酸血症になりやすいです。Aさんは大のお酒好き。

 注意深く触診し、痛みの場所に皮内鍼(微鍼)を置いていきました。急に運動を始めて関節に負荷がかかったところに、尿酸も溜まったと考えました。ビタミンCは知る人ぞ知る痛風の特効薬です。多めに飲んでいただき、安静にするようお願いしました。「足を着いた時の痛みが半分程度になりました」。ストレス発散・運動・アスコルビン酸・低カロリー食で、アルコールはほどほどにしましょうね。

 「ダメだぁ。眩暈がして耳鳴りも吐き気もして、もうフラフラだよ・・・」。奥様に抱えられるように来院されたSさん(78歳)の疲れきったお顔は青黒く生気がありませんでした。耳の奥にある耳石が身体の動きで有毛細胞を刺激して傾きや位置情報を伝えます。前庭神経と三半規管が司る平衡感覚の異常が眩暈を引き起こします。

 メニエールなのか頭位性なのかの鑑別も大切です。バイタルサインを確認してから治療しました。耳前三穴、翳風等の完骨周りのツボに頭鍼、ストレス点、足裏の熱いお灸をしました。硬く強張っていた背中から「ふうう~。」と大きな安堵のため息が出ました。「最近ウチのかみさんの健康診断の結果が悪くて夫婦で落ち込んでしまってね・・・」とお悩みのご様子でした。不安感はストレスを高めて活性酸素を増大して自律神経を失調させます。

 治療が大変効いたようです。ご機嫌良く「明日はアイスと肉まん、両方持ってきてやるな」。治療後の生気を取り戻した顔色と眼光に私も安堵しました。季節の変わり目には昼夜の着衣にお気をつけください。昔の人の腹巻きとカイロを参考にしましょう。ホカロンは使い方で投薬以上の効果を期待出来ます。

 「6年前からの潰瘍性大腸炎をなんとかしたいのです」。40代女性Kさん。原因がわからないため完治療法は無く、対症療法の飲み薬や面倒な坐薬を一生使わないといけないと言われました。いつ発症するかわからない不安が常に付きまとい、仕事の確実性と迅速性が失われました。通院時間を取ることも儘になりません。全国で22万人が罹患し、悲劇の宰相を悩ました病気でもあります。ストレスによる交感神経の亢進は、免疫の要でもある血液組成を不均衡にして大腸の粘膜の状態を悪化させます。免疫が暴走し、自分に刃向ってきます。炎症や出血、下痢が起こり、不安定な精神状態に陥ります。ストレスの原因が仕事や金銭、人間関係の場合が多く、悩み続け、夜も眠れず、薬だけに頼っている人が多いのです。

 Kさんも同僚と心が通わず、ギクシャクしていました。アテとフンドシは向こうから外れると思って笑い飛ばしてください。ストレス鍼と調息法は心静めに役立ち、自律神経を調節します。「炎症が収まっていて、お医者さんも驚いていました」。

 やさしい息子さんに支えられたFさん82歳女性は、身体を引きずるようにしてベッドに横たわりました。「右足に力が入らないんです」。パーキンソン病にすべり症・高血圧症・不整脈。入院して自己免疫疾患の検査も受けましたが「問題ない」とのこと。整形外科でMRI検査を3回も受けましたが、狭窄等はありませんでした。お薬は9種類も頂いています。多剤服用には気を付けましょう。

 触診をすると仙腸関節に圧痛があり、「そこが痛いんです」。寄せ鍼と吸角をしました。補瀉の原則に従って補術を施しました。お薬を最小限にし、運動するようにお願いしました。起き上がるのもやっとのことでしたが、少しずつ足に力が入るようになりました。

 寝たきりではフレイルが進行します。「痛いから動かない」「動かないから筋力が低下する」の悪循環です。「我が家は狭小3階建てなの。お尻を着きながら1階に降りていたのに、立って降りられたの」。高齢者の皆様、少しずつ少しずつでも歩いてください。高齢者はなるべく他人の手をわずらわすことなく自立しましょう。日本も自立しているか疑わしいですね。

 「1日10回以上もホットフラッシュが起きます。仕事があるので困っています」。50代に差し掛かった女性 I さんが来院されました。ホットフラッシュは顔や頭にのぼせやほてり、多量の発汗、激しい動悸などが突然2~5分程度起こる更年期障害の代表的な症状です。更年期に私たちは生殖機能が衰えていくとともに、身体と心に様々な変化を迎えます。ホルモンバランスが乱れることで脳の視床下部の自律神経調節機能(血管・血圧・皮膚・発汗・体温)が乱れ、各々の働きのコントロールができなくなり、ホットフラッシュは起こります。いつ起こるか分からない発作的な症状にストレスを抱え、日常生活に支障を来します。職場の人間関係にも悩んでおられました。期待と結果との齟齬は常々情緒を不安定にして自律神経を損ねます。

 全身が凝り固まり、足は冷えていました。頭鍼パルス療法、頚肩背部、自律神経叢、ストレス点への治療に併せ、足裏への熱いお灸が効果的でした。治療中は気持ち良さそうにため息をついておられました。ホットフラッシュの回数も激減しました。薬に頼らずに自律神経の調節をするには呼吸法を習い、静かに黙祷して坐ることです。

 奥様と娘さんに付き添われ、杖を突きながら身体を折り曲げてIさん(85)は来られました。去年の9月に転倒し、4番目の腰椎を圧迫骨折しました。前立腺癌と腹部大動脈瘤があります。慢性心房細動・高血圧症・高脂血症・高尿酸血症・甲状腺機能亢進症もあり、お薬を8種類も飲まれています。「腰が痛くて10分ですら座っていられなくて」。触診をすると、右腰に圧痛点があります。「これですね?」「そこが痛いんです」。伏臥位と右側を上にした側臥位で交互に治療しました。病気をいっぱいお持ちなので、ドーゼ(治療の刺激量)に心を配りました。

 力士がする股裂きと胡坐をかく坐禅ストレッチ、アスコルビン酸をお勧めしました。「30分座っていられるようになって、痛みが半分くらいになりました」。現役時代は1.8リットルの焼酎を3日間で飲み、1日にたばこをワンカートン(10箱)吸っていたそうです。握力がご自慢で私の手を痛いほど握ってみせました。「身体の動きが良くなって、話もよくするようになりました」と娘さんがうれしそうにお話ししてくれました。その娘さんも職場の対人関係からストレスがかさんで自律神経の不調から不定愁訴を訴えておられ、ご一緒に治療をするようになりました。

 「昨日の夜中から急に足が腫れてきて、痛くて痛くて歩けないの。来週から船旅なのに困ったわ」。Yさん(女性)は足を引きずりながら、やっとの思いで来院されました。齢89になり、腰も大分曲がってきました。4カ月前に旅行先で転倒し、左の腕を骨折しています。治癒はしましたが、手術、入院で筋力が衰えました。立位と歩行、正しい姿勢の維持が困難です。膝への負担が重なり、無菌性炎症が起こり、腫れあがりました。応急的に水を抜いても治療になりません。

 体液循環を良くして膝の水はけを良くするためには、腰から治療する必要があります。筋肉の衰えによる発症は、時間が経つに連れて段々と表れます。Yさんのように、特段何もしていないのに急に痛くなったと訴えます。Yさんは、膝だけでなく、同時に股関節と腰も治療すると、腫れも引いて普通に歩けるようになりました。高齢者の薬と入院、手術は特に身体の衰えを加速させます。本当に必要か否かを調べて慎重に判断しましょう。船には無事に乗れたようです。寿命を全うするには心を静め、運動をして少食に勤めることです。

 「何もしてなくても膝から下が焼けるように痛い」と70代のご婦人がやつれたお顔で来院されました。2年前に神経障害性疼痛と診断され、いろいろと治療されてきました。痛みは大きく分けて3タイプあります。①侵害受容性疼痛=痛みを感知するセンサーが発する痛み(所謂ケガの痛み)②神経性障害性疼痛=痛みを伝える神経自体が傷ついて発する痛み(神経痛)③痛覚変調性疼痛=脳内の神経回路に変化が生じて痛みに過敏になった状態です。ご婦人は、心臓バイパス手術のために足首から血管を取った時の手術痕に加え、糖尿病や、心臓のポンプ機能低下による循環障害もあります。乳癌、胆のう切除の既往歴もあり、ウツの状態でした。

 腰から足先にまで神経枝に沿い細かくパルス鍼を配し、足の指端穴のお灸、足裏の要穴に熱い台座灸、頭鍼パルス、ストレス点へと頭の先から足の先に至る治療をし、ビタミンCもお勧めしました。高齢者の多剤服用には注意をしましょう。「昨日は数年ぶりに足の焼けつく感じがありませんでした!」

 娘さんに手を引かれるように来院されたSさん(79歳男性)。就寝時、2時間毎にトイレに起きてしまい、尿漏れでお布団を汚すことが度々あります。「家族に迷惑をかけることがとにかく辛いんです」。悲しげに、深刻な表情で訴えておられました。3年前に発症したパーキンソンも含めてお薬を6種類も服用されています。気力が衰え、背骨が弯曲し、身体を傾けて歩いています。顔色は悪く、眼に力無く、髪と肌に艶がありません。心身共に極度にお疲れのご様子でした。長い間、お薬に願いを込めていました。

 パーキンソンには頭鍼パルス療法と指端穴の治療が効果的です。背部兪穴と四髎穴は欠かせません。手指の震えが無くなり、表情は明るくなり、笑顔も出てきました。今では曲がった背骨を矯正する牽引治療も行っています。背筋が伸び、椎骨が矯正されます。夜間のトイレも3回になり、おねしょも無くなりました。背筋を伸ばすと頭もシャキッとします。不思議ですね。パーキンソンの方は3人お見えになっています。説明の仕様のない効果が期待されます。頭鍼パルスは国立大学の研究室での臨床効果で有効性が新聞記事になっています。

 長年、膠原病の関節リウマチやシューグレン症候群と付き合ってきた79歳の女性Tさんが酸素吸入ボンベを引きずって来院されました。腰から足にかけての痛みが酷く、種々な治療をしてきました。関節リウマチによる側弯した背骨、左右のバランスを崩した股関節による腰痛や坐骨神経痛を発症しています。肋骨弓も歪んでいると同時に、リウマチ起因の肺動脈性高血圧の症状もあります。皮膚は青白く、指先の血中酸素飽和度は心もとない状況でした。脊際の筋肉の左右バランス、側弯部の膨隆、陥没、筋肉の硬縮などを観察触診して、細微に亘る取穴をしました。足の脛の坐骨神経枝への治療はもとより、頚、仙骨の自律神経叢にもパルス療法と光線療法を丁寧にいたしました。

 治療中は気持ち良さそうにされていました。治療を始めて一月後には血中酸素飽和度も改善され、皮膚の血色を取り戻してきました。「腰が楽になって旅行に行けるようになったの」。若い頃から明るく活動的なお人柄です。いつまでも動けるように懸命にお手伝いさせていただきます。

 

 「ご無沙汰しています、先生」と、国府台のIさん70歳女性がいらっしゃいました。GW頃から左の胸が痛くなり、医師から帯状疱疹と診断され、抗生物質と痛み止めを処方されました。ウイルスが悪さをしてピリピリ、チリチリと皮膚に痛みが起こり、赤い発疹が出て、痛みで寝られないほどになりました。加齢やストレスで免疫機能が低下すると発症し、約7割が50歳以上の方です。「奥の方がじわっと痛いんです」。左乳房に赤い発疹があります。

 側臥位と腹臥位を交互で、後頭部・大椎・腰眼と督脈を取り囲むようにパルスをし、遠赤外線で温めました。「温かくて気持ちがいいですね」「気持ちがいいということは、治る治療ということですよ」「年末に孫からコロナを頂いてしまって。身体が弱っていたのかしら」。コロナが原因で、帯状疱疹になる方が多くなりました。早目に治療をすれば酷くならずに、後遺症も残さずに治ります。2回も3回も帯状疱疹にかかる方もいます。おかしいと思ったらすぐにいらしてください。案ずるより産むが易しです。

 

 2年前に整形外科で胸鎖関節炎と診断されたMさん。鎮痛剤と副作用に対応する胃薬、湿布を処方され、薬が無くなると病院に行く日々を続けていました。15年前からの古い患者さんです。右肩の辛い痛みが胸にまで及ぶようになりました。胸鎖関節炎と診断され、亜脱臼を起こした後、固定せずに放置したため痛みが増したのです。上腕骨は胸骨と鎖骨と肩甲骨に、手がより自由に使えるように連動しています。そのため、背中から右肩鎖関節にまで痛みが広がりました。気持ちの良いパルス療法を長く行いました。治療後は痛みが無くなり驚いていました。肩鎖関節から胸鎖関節まで固定し、上肢帯が動かないように右腕を吊って安静をお願いしました。

 鎮痛剤の長期服用には気を付けましょう。効かなくなるばかりでなく、バイタルサインの衰えからウツにまで及びます。病院は今、大変な忙しさです。老人は多くなり、コロナのためにお医者さんはストレスで過労気味です。健康は自己管理が一番大切です。良く勉強して、ベストな医療を身につけましょう。 青山 記

 「先生、おばあちゃんが胸が痛いって言うの。連れて行きます」。お嫁さんから電話がありました。Oさんは昭和2年2月生まれの96歳の年女。先日、コロナ禍でできていなかったお誕生日会で、ご家族に囲まれながら祝ってもらったばかりです。当院には、抱きかかえられて来られました。朝、お嫁さんが部屋を見に行くと転倒して仰向けになっていたそうです。血圧を測定すると異常はなし。会話もしっかりとしていて、舌も正常に出ます。伏臥位になってもらうため四つん這いになるようお願いすると、「胸が痛い」と言って手を着けません。胸を注意深く触診していくと、胸鎖関節と胸骨に圧痛があります。痛みのある所に微鍼を貼ると、何とか伏臥位になれました。百会穴と湧泉穴に熱いお灸をし、安静をお願いしました。

 高齢者が寝込みますと、認知症と筋力低下が往々にして進みます。訪問看護のお医者さんは「痛みがなくなるまで休むしかないね」と仰っていましたが、痛みは少しずつ和らぎ、寝たきりにならずに済みました。「今年も桜が観られました」と喜んでおられました。 古川 記 

 2週間前から左の鼠径部が度々攣り、徐々に股関節や仙腸関節周辺の痛みが酷くなって脛にまで及んでいます。50代の女性Iさんは長時間のパソコン仕事が続いています。お孫さんが生まれ、日夜のお世話で睡眠不足。そしてご自身も自覚する運動不足で最近めっきり体重が増え、ここ10年余りで倍近くになってしまいました。

 仙腸関節は骨盤の骨(仙骨と腸骨)の関節で、周囲が靭帯で強固に連結されており3~5㍉程度動きます。日常動作に対応できるよう免震構造のように脊椎のバランスを取っています。中腰、不用意な動作、繰り返される耐えきれないほどの重い負荷で関節が炎症し、左右のお尻や股関節、鼠径部、腿、脛に痛みが発生します。仙腸関節障害は、椅子に長時間座れない、仰向けや痛い方を下にして寝られないことが特徴でもあります。治療肢位を変えながら鼠径部から臀部を囲むように置鍼するのがコツです。

 肥満と運動不足が原因です。肥満は食べないことが一番です。サプリもお薬もいりません。「ひ孫を見に来た両親と温泉に行くの!」

 痛みで身体が曲がり、まともに歩けない状態のAさん(66歳男性)は、整形外科で脊柱管狭窄症とヘルニア、腰椎すべり症の併発と診断を受け、医師から手術を勧められました。以前から通院しておられた奥様の勧めと、手術はしたくないという本人の希望で、MRIの写真を持参して来院されました。腰全体の強い痛みに右脚の痺れで15歩も歩けないような状態が"辛い″と訴えておられました。夜も眠れないことが度々で、鎮痛剤も効かなくなっていました。不調のデパートです。

 パルス療法、寄せ鍼吸角、温罨法をして差し上げました。気持ちの良いパルス治療は長めにしました。家ではストレッチを宿題にしてもらいました。「痛みが減ってきて寝られるようになった」「今日はタクシーではなく、電車で来られました」「普通に歩けるようになったよ。信じられない」。治療する度に痛みと痺れが減り、苦しみからの解放を実感しておられました。「家の近くのマッサージでゴキッとやられて、それから悪化したのかもしれないです」。

 

 平田のSさん(87歳、女性)が長女の方に支えられ、やっとの思いで来院されました。4~5日前から腰が痛くなり、整体院で指圧を何回か受けましたが、ますます痛みがひどくなりました。起き上がることが大変で、歩くのもやっとです。近くに住む三女の方が心配で整形外科に連れて行き、「骨に異常はないから、2週間様子を見て」と言われたそうです。

 高齢者が安静にして寝込んでしまうことは、時に命取りになります。Sさんには軽度の認知症もあります。右膝痛で、右足が痺れて力が入りません。腰椎を叩打法で触診しましたら、腰椎4番5番の間に激痛が見られ、ヘルニアが疑われます。腰椎椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間にあるクッションの役割をしている軟骨が飛び出して神経を圧迫する症状です。狭脊穴を取り寄せ鍼吸角をし、コルセットでガッチリ固定をしました。急性期は安静にしていただくことが大切です。指圧は禁物です。3回の治療で、ご主人との日課のお散歩ができるようになりました。

 

 

 新型コロナウイルス後遺症に悩む28歳男性Mさんが来院されました。コロナの療養期間終了後も手足が冷える、動くと微熱が出る、疲れやすい、呼吸がしづらい、のぼせ、思考力の低下などが続き、改善が見られず、不安いっぱいの面持ちです。ロング・コビットとも呼ばれ、感染後72.5%の方に何らかの後遺症があると言われています。

 WHOの定義では「新型コロナウイルスに罹患した後2カ月以上持続し、他の疾患による症状として説明のつかないもの」とされ、代表的な症状に倦怠感、疲労感、味覚・嗅覚障害、不眠、不安感等の自律神経症状、息切れ、咳等の呼吸器症状等が挙げられます。ウイルスの宿主内持続感染と免疫反応不全が原因の一つであると岡山大学から臨床報告されました。

 頭鍼、耳鼻咽喉は元より、ストレス点、免疫を活性化し、身体の巡りを促すために背部全体から指端穴も使いました。疲れ過ぎないように気をつけながら治療を続けました。「身体が軽くなってのぼせの症状がなくなってきました」。ホットしたのでしょう、笑顔も増えてきました。

 

 「昨日の昼にギックリしちゃって腰が痛くて殆ど寝ていない」と訴えるYさん。やっとの思いでベッドに横になりました。背中を見ますと、痛みの筋緊張から背骨の側弯が強く出て傾いていました。急性腰痛症といい、急激に起こる腰の激しい痛みの総称です。重い物の持ち上げ、腰をひねるなどの動作時に、柔軟性の乏しい筋肉の断裂や筋膜損傷、椎間関節の捻挫を起こし、強い痛みが生じます。命に別状はありませんので他人から見ると滑稽に見えますが、本人の痛みは相当なものです。

 冷えやストレス、運動不足、睡眠不足によるものです。最近、寒さのためか頻繁に来られます。心地よいパルスの刺激で筋緊張が緩むと、ゆったりとした呼吸に変わります。十分に温罨法を施すことで血流が更に促進されます。冷えを避け、ストレッチや水分補給を怠らないことが一番です。治療後、背骨が真っ直ぐになり、表情も和らぎました。私達は循環不全を解消し、痛みの局所に血液を集めることで修復を促進し、通常、一回の治療で歩けるようにして差し上げられます。

 

 高校生の頃から通院していたHさんが、立派な社会人になられてお見えになりました。当時は、自律神経の異常で循環器系の調節ができない起立性調節障害という病気でした。朝、学校に行く前の緊張感による動悸・頭痛・めまい・倦怠感で悩んでおられました。メンタルな要素が多く、「なまけ病」ともいわれます。

 今回は、肌荒れとニキビのお悩みから銀座の美容鍼に通いましたが、料金が高いので、安い当院を思い出して来られたそうです。診させていただきますと、お仕事の悩みからか、頚・肩・背中に凝り、手足に冷えが所見されました。ストレス点の取穴をし、お身体を遠赤外線で温めました。肌荒れとニキビはストレス・ホルモンの治療が大切で、お顔だけでは「美人ちゃん」にはなれません。お顔は、心と身体の状態を鏡のように映し出します。まずは、お身体の治療からです。治療後、治療前のお顔と見比べていただくと、「あら!こんなに綺麗になったわ」とおっしゃられていました。お顔だけではありません。お肌から変わっています。

 「腰が痛い」とKさん(67)が奥様に抱えられて来院されました。病院では腰椎が潰れていると言われました。パーキンソン病との闘病生活は8年になります。パーキンソン病は、神経伝達物質のドーパミンを放出する中脳黒質の神経細胞が変性するため、身体を自由に動かせなくなります。筋肉の硬縮症状が起きて猫背や前傾姿勢になりやすく、頚肩から背中・腰の負担が過大になります。14種類ものお薬を飲んでいらっしゃいますので、臓器疲弊が背部兪穴に認められます。背部全体が硬結しています。パーキンソン病には頭鍼パルス療法が効果的との臨床結果が報告されています。両脊際から腰背部全体の左右の筋肉の虚実を整える治療をして、丁寧に温罨法を施しました。

 「これ見て!」鞄の中から1冊のアルバムを取り出し、輝く笑顔で仲間たちと写る青春の日々を懐かしそうに見せてくださいました。お元気で、ご長寿でありますようにと、ひたすらにただただ汗を流して治療をさせていただきました。本年も精進致します。よろしくお願い申し上げます。

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