動いて汗をかいて下さい!
人間は蛇、トカゲのような爬虫類と違って体温を一定範囲内でとどめる恒温動物です。爬虫類は外界の温度で体温が大きく変化する変温動物です。人間は自律神経が36.5から37.1度に保ち免疫やホルモンが正常に働くようにしています。汗をかけずに体温調節が適切に働かないと様々な病気と精神疾患までも惹起します。氷河期を生き抜いた人間は寒さには強く暑さには弱い動物です。発達した脳細胞の代謝を触媒する酵素は急激な温度の変化に弱く40度以上の高熱で意識障害を起こし中枢神経がストップします。熱中症です。脳細胞が発達した人間は変化の幅を1度に保たなければなりません。そこで水分の気化熱を利用し血液中の水分を蒸散して冷やしています。新陳代謝が活性化して免疫力が高まり毒素を排出して体液の交換はアンチエイジングです。それがエアコンでその機能を退化させて病気にします。そんな人を治療すると「最近良く汗をかくようになりました」と言います。