浮腫みの老婦人
世界的なソプラノ歌手・佐藤しのぶ様を偲び、心からお悔やみ申し上げます。ご家族ぐるみでお見えになっておられたので職員一同ショックを受けています。
80歳の北小岩のSさんと東菅野のHさんは、足背から膝まで大根のように腫れて杖をついてお見えになりました。お二人とも血糖値が高く心臓に異常があります。Sさんは両膝も腫れ、Hさんは腰のヘルニアの手術の後に脊柱管狭窄症の診断も受けています。10種類に及ぶ多剤服用もしていました。薬を沢山、長く飲みますと臓器を疲れさせます。
浮腫は組織液が余計に溜まった状態を言います。心臓性と腎性がありますが、両者は競合性があります。心臓のろ過作用が低下している状態です。気を取り入れ、血液を運び、水を処理する機能の平衡が失われている状態です。
寄せ針吸角は即効性があります。肺脾腎のバランスと高揚を図り、全身の治療を行っています。「治るのでしょうか?」「早く治してください!」。苦しいのでしょう。焦っていましたが、今は「良かった!少しずつ歩けるようになりました」と喜んでおられます。