老々介護ってタイヘン
Tさん69歳女性は定年退職後、年老いた母親と同居しました。母親は認知症が進み、最近は益々大変なことが多くなってきました。老々介護は、65歳以上の高齢者が高齢者の介護をすることで、厚生労働省によると、その割合は60%です。
認知症が進むと、昔の嫌なことを思い出して当たり散らしたり、同じ話を何回も繰り返したりします。「イライラしてつい怒鳴ってしまったの」。親を介護するのは子供の役目と自分に言い聞かせていますが、親イジメをしてしまう自分が嫌になるそうです。腰痛持ちで肉体的な負担もあり、介護はつらいことだらけです。
当院では、頭鍼に背部のストレス点・頚・肩・腰の治療をしました。パルス置鍼中、「寝てしまったわ」「身体がリラックスしているからですよ」。自律神経が調整されている瞬間かもしれません。「最近、介護をする私の身体が弱ってきたの。姉は旦那の母をみているから、私しかいないのよ」。