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 平田のSさん(87歳、女性)が長女の方に支えられ、やっとの思いで来院されました。4~5日前から腰が痛くなり、整体院で指圧を何回か受けましたが、ますます痛みがひどくなりました。起き上がることが大変で、歩くのもやっとです。近くに住む三女の方が心配で整形外科に連れて行き、「骨に異常はないから、2週間様子を見て」と言われたそうです。

 高齢者が安静にして寝込んでしまうことは、時に命取りになります。Sさんには軽度の認知症もあります。右膝痛で、右足が痺れて力が入りません。腰椎を叩打法で触診しましたら、腰椎4番5番の間に激痛が見られ、ヘルニアが疑われます。腰椎椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間にあるクッションの役割をしている軟骨が飛び出して神経を圧迫する症状です。狭脊穴を取り寄せ鍼吸角をし、コルセットでガッチリ固定をしました。急性期は安静にしていただくことが大切です。指圧は禁物です。3回の治療で、ご主人との日課のお散歩ができるようになりました。

 

 

 新型コロナウイルス後遺症に悩む28歳男性Mさんが来院されました。コロナの療養期間終了後も手足が冷える、動くと微熱が出る、疲れやすい、呼吸がしづらい、のぼせ、思考力の低下などが続き、改善が見られず、不安いっぱいの面持ちです。ロング・コビットとも呼ばれ、感染後72.5%の方に何らかの後遺症があると言われています。

 WHOの定義では「新型コロナウイルスに罹患した後2カ月以上持続し、他の疾患による症状として説明のつかないもの」とされ、代表的な症状に倦怠感、疲労感、味覚・嗅覚障害、不眠、不安感等の自律神経症状、息切れ、咳等の呼吸器症状等が挙げられます。ウイルスの宿主内持続感染と免疫反応不全が原因の一つであると岡山大学から臨床報告されました。

 頭鍼、耳鼻咽喉は元より、ストレス点、免疫を活性化し、身体の巡りを促すために背部全体から指端穴も使いました。疲れ過ぎないように気をつけながら治療を続けました。「身体が軽くなってのぼせの症状がなくなってきました」。ホットしたのでしょう、笑顔も増えてきました。

 

 「昨日の昼にギックリしちゃって腰が痛くて殆ど寝ていない」と訴えるYさん。やっとの思いでベッドに横になりました。背中を見ますと、痛みの筋緊張から背骨の側弯が強く出て傾いていました。急性腰痛症といい、急激に起こる腰の激しい痛みの総称です。重い物の持ち上げ、腰をひねるなどの動作時に、柔軟性の乏しい筋肉の断裂や筋膜損傷、椎間関節の捻挫を起こし、強い痛みが生じます。命に別状はありませんので他人から見ると滑稽に見えますが、本人の痛みは相当なものです。

 冷えやストレス、運動不足、睡眠不足によるものです。最近、寒さのためか頻繁に来られます。心地よいパルスの刺激で筋緊張が緩むと、ゆったりとした呼吸に変わります。十分に温罨法を施すことで血流が更に促進されます。冷えを避け、ストレッチや水分補給を怠らないことが一番です。治療後、背骨が真っ直ぐになり、表情も和らぎました。私達は循環不全を解消し、痛みの局所に血液を集めることで修復を促進し、通常、一回の治療で歩けるようにして差し上げられます。

 

 高校生の頃から通院していたHさんが、立派な社会人になられてお見えになりました。当時は、自律神経の異常で循環器系の調節ができない起立性調節障害という病気でした。朝、学校に行く前の緊張感による動悸・頭痛・めまい・倦怠感で悩んでおられました。メンタルな要素が多く、「なまけ病」ともいわれます。

 今回は、肌荒れとニキビのお悩みから銀座の美容鍼に通いましたが、料金が高いので、安い当院を思い出して来られたそうです。診させていただきますと、お仕事の悩みからか、頚・肩・背中に凝り、手足に冷えが所見されました。ストレス点の取穴をし、お身体を遠赤外線で温めました。肌荒れとニキビはストレス・ホルモンの治療が大切で、お顔だけでは「美人ちゃん」にはなれません。お顔は、心と身体の状態を鏡のように映し出します。まずは、お身体の治療からです。治療後、治療前のお顔と見比べていただくと、「あら!こんなに綺麗になったわ」とおっしゃられていました。お顔だけではありません。お肌から変わっています。

  20年前からのお付き合いの柳さんは49歳。カルテを見ますと、頭がフワフワで、フラフラするため、安定剤をお飲みになっています。2年ぶりにお会いすると、体格がご立派になられ、どこも悪そうには見えませんが、高血圧、期外収縮があるそうです。整形外科では頸椎が潰れていると言われたそうです。お悩みは肩甲骨から指先までの痺れ。通常、痛みよりも痺れが厄介です。触診すると、頸椎の異常を理解できました。症状は長い間のことなので、萎縮、硬軟の左右差がはっきりと出ていました。指の痺れは第一指から第三指まで感じます。頸から指端穴まで、肩甲骨、上腕部、前腕部を取穴してパルスをかけ、手掌部に吸角をセットします。施術中は気持ち良さそうに寝ておられました。終わって検査をしますと、痺れはきれいに取れていました。

 通常、このような症状は、市井の治療で簡単に取れることはありません。私たちの施術がもっと知られれば、まだまだ多くの人を助けられます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

 「腰が痛い」とKさん(67)が奥様に抱えられて来院されました。病院では腰椎が潰れていると言われました。パーキンソン病との闘病生活は8年になります。パーキンソン病は、神経伝達物質のドーパミンを放出する中脳黒質の神経細胞が変性するため、身体を自由に動かせなくなります。筋肉の硬縮症状が起きて猫背や前傾姿勢になりやすく、頚肩から背中・腰の負担が過大になります。14種類ものお薬を飲んでいらっしゃいますので、臓器疲弊が背部兪穴に認められます。背部全体が硬結しています。パーキンソン病には頭鍼パルス療法が効果的との臨床結果が報告されています。両脊際から腰背部全体の左右の筋肉の虚実を整える治療をして、丁寧に温罨法を施しました。

 「これ見て!」鞄の中から1冊のアルバムを取り出し、輝く笑顔で仲間たちと写る青春の日々を懐かしそうに見せてくださいました。お元気で、ご長寿でありますようにと、ひたすらにただただ汗を流して治療をさせていただきました。本年も精進致します。よろしくお願い申し上げます。

 通勤で当院の前を通るMさん(30代男性)は背中の痛みで沢山の医療機関を訪ねていました。不快感の重い痛みは取れません。これからというお歳なのに疲れ切ったお顔でしゃがれた声に力がありません。坐骨神経のストレッチが出来ません。癌も含め数々の病気が背中に症状として現れると聞き、ご心配だったのでしょう。PC、スマホ、車にテレワーク、コロナによる運動不足がストレスを益々増大しました。

 自律神経の不調はミトコンドリアの働きまで弱めます。エネルギー不足が覇気を奪っています。頭の先から足の先まで丹念に診るとわかります。頭髪の生え具合、頭皮の硬さ、頭蓋の形を指先のセンサーが感じます。不思議なものです。体躯は左右差を特に注意して同じように診ます。治療点は自ずと決まってくるのです。コリと痛みと痺れは身体の悲鳴です。大病に至る前に取っていれば”百歳百歳”です。「酷くなると付け焼刃で治療していましたが、こんなに楽になるとは思いませんでした」「ご自分の身体はご自分で治すのです。江戸川堤の散歩を習慣にしてください」

 日曜日の朝、弟さんに支えられながら杖をついたMさん59歳男性がいらっしゃいました。「痛くて足が着けないんです」。夜、暗がりの段差で左足を踏み外してしまいました。内出血をして腫れ上がっています。誰もが一回は経験する足関節捻挫。殆どの人が内側に捻ります。関節を固定するバンド(靭帯)が損傷して炎症が起こります。内踝・外踝・アキレス腱周り・ふくらはぎ・膝・股関節・腰の治療が大切です。当院の皮内鍼・吸角を用いた療法は、著しく早く痛みから解放します。内踝と外踝をテーピングでしっかり固定し、できるだけ足首を心臓の高さより上げ、安静に横になるようにお願いしました。何でもギブスをする時代ではありません。 

 一方、おばあちゃんに連れてこられたYさん20歳女性は、学生の時にバスケットボールで右足首捻挫を繰り返していました。スケボーをした時に再び痛くなりました。2週間前から続く歩行時の痛みは一回の治療で取れました。足首捻挫は、しっかり治しておかないと足関節が緩んでしまい、何回も繰り返すことになります。

 

 

 

 

   

 

 

 

 暫く振りに船橋市の男性Yさんが足を引きずりながらいらっしゃいました。お姿を見てびっくり!随分とお痩せになっています。「どうしたのですか?」「右膝が痛くて足が着けなくて。昨年末から長野に単身赴任をしてるんだよ」。慣れない環境でお食事も取れていないのでしょう。30㎏の米を持つこともあるお米屋さんです。右膝のお皿の周りと膝窩(膝の後ろ面)が腫れ上がっています。膝に水が溜まって腫れるのは、滑膜に炎症が生じ、関節を滑らかにする滑液が過剰分泌するのが原因です。

 治療姿勢を側臥位・伏臥位・仰臥位とし、膝窩に寄せ鍼吸角をし、腰・股関節・膝・足首の治療をしました。3回の治療で腫れが取れ、テカテカと光沢のある膝にしわができるようになりました。「いやー助かった。今月60歳になって、会社からは残ってくれって言われてるんだよね。この膝だとダメかと思っていたんだ」「しっかりとお食事を取らなきゃダメですよ」。

 

 一年以上お見えにならなかった80代のSさんは、腰痛と、下腹部から大腿部の内側にかけての違和感で大学病院の診察を受けましたが、特に異常はないと言われました。

 当院では、いつものように座骨・股関節のストレッチをして可動域の確認をしました。筋肉がやせ細り、萎縮しています。この一年ほぼ外出をしなかったとのお話に「コロナフレイル」という言葉が頭に浮かびました。コロナ感染の長期化で外出自粛や社会参加が制限され、体力や筋力、気力が衰える症状です。圧迫骨折痕の影響に加え、運動不足からの筋委縮や姿勢の悪さなどが腰背筋と腹筋のバランスを崩して弯曲した脊髄神経が臓器支配にも悪影響を及ぼしています。

 先ずはうつ伏せ、次は仰向けと交互に治療して背部、腰から足、腹部の筋肉のバランスを改善しました。家では宿題としてストレッチポールで背筋を伸ばしてもらっています。風邪の季節です。燻蒸と吸角、マッサージ、灸、又は皮内鍼の免疫増進コースをご利用ください。ビタミンCと発酵ニンニクも無料にて提供しています。

 ご友人の紹介でご来院されたYさん。頭がモヤモヤして寝付きが悪く、頻尿で夜中のトイレにお悩みです。自律神経失調症ともいわれています。頚肩の凝りや腰と膝の痛みで歩行時は杖が手放せません。眠剤、コレステロール、高血圧の薬も長く服用していました。

 当院では頭鍼パルスに加え、お灸もしました。治療後、夜も眠れるようになり、夜中のトイレも減ったと喜んでおられました。頚肩の凝りにはストレッチポールも有効です。ポールに寝転がると背筋が伸びて椎骨の矯正が脊髄神経に及びます。

 ご友人に抱き付きながら起き上がるYさん。お二人とも仲が良く笑顔で助け合っていました。孤独は不安感が増大し、不眠やウツなど心の病にも繋がります。新型コロナにより極端に触れ合いが減りました。今後の影響が心配です。おしゃべりをして、食事をして、心を許して何でも話せるお友達の大切さを改めて痛感しました。

 「腰が痛くて体が重怠くて動くのが辛いの」。Tさんは72歳ですが、才媛豊かな女子大出身でお歳を感じさせません。早く旅立たれたご主人はエリート商社マンでした。当院には9年前からお見えになっています。別離のショックからのストレス身障で、不眠、頭痛、ウツ、倦怠感、関節痛で病院遍歴のうえ来られています。一番驚いたのは、頭皮が緩んでプヨプヨであったと記録されていることです。

 今ではご趣味豊かにパソコン教室にも通っています。生憎、お席がクーラー直撃の席でした。風寒邪が入ったのでしょう。現代人は低体温になっています。ストレスと運動不足に食べ物が原因です。体温を1度上げると免疫力が30%上がります。ゆったりとした生活をして副交感神経を優位にしましょう。身近に出来ることは瞑想です。座りましょう。それに歩きましょう。少食にしましょう。不安だらけの世の中、ゆったりとした生活が一番難しいことかもしれません。

 「えぇっ!着くわけないよ~」。股裂きのストレッチをして膝に額を着けていただくと多くの患者さんが苦笑いしながら悲鳴を上げます。身体が固いと腰痛や肩こり、痛みの原因になるばかりでなく、筋繊維がやせ細り、水分・栄養不足により冷えや浮腫、こむら返り、自律神経失調症、内臓機能低下等のほか、基礎代謝が下がって肥満の原因になります。

 ストレッチは広い場所や道具を必要としないので誰でも簡単にできますが、安全で正しい方法でやらなければ効果を十分に期待することができません。ストレッチ方法をご紹介します。①20秒以上かけて伸ばす(最初の5~10秒は適度な伸展度合いを定めるため)②伸ばす筋や部位を意識する③痛くなく気持ち良い程度に伸ばす④呼吸を止めない⑤部位を適切に選択する―。私たちは股裂きと股関節、頸肩腕のストレッチを治療の前後に確認して、とても良い効果を上げています。毎日ストレッチを続けましょう。

老々介護ってタイヘン

 Tさん69歳女性は定年退職後、年老いた母親と同居しました。母親は認知症が進み、最近は益々大変なことが多くなってきました。老々介護は、65歳以上の高齢者が高齢者の介護をすることで、厚生労働省によると、その割合は60%です。

 認知症が進むと、昔の嫌なことを思い出して当たり散らしたり、同じ話を何回も繰り返したりします。「イライラしてつい怒鳴ってしまったの」。親を介護するのは子供の役目と自分に言い聞かせていますが、親イジメをしてしまう自分が嫌になるそうです。腰痛持ちで肉体的な負担もあり、介護はつらいことだらけです。

 当院では、頭鍼に背部のストレス点・頚・肩・腰の治療をしました。パルス置鍼中、「寝てしまったわ」「身体がリラックスしているからですよ」。自律神経が調整されている瞬間かもしれません。「最近、介護をする私の身体が弱ってきたの。姉は旦那の母をみているから、私しかいないのよ」。

ストレスが原因の耳鳴り

 「孫娘を見てください」と祖母に連れて来られた20歳の女性Aさん。ボーッと鳴る耳鳴り、耳が詰まった感じがして、時々めまいもします。気圧が低いとさらにつらくなります。お話を聞き、舌を診たところ、舌苔が所々剥がれ落ちています。触診をしたら、頚も肩も背中もガチガチです。

 耳鳴りは年配の方に多い症状ですが、最近はストレス性内耳障害や低温障害型感音難聴などで若い方も来院されます。両者ともストレスが原因の内耳性の疾患です。内耳はリンパ液が一定の量に保たれていますが、ストレスや寝不足、気圧の変化などで内耳圧が変動し、リンパ液の量が増え、内耳が浮腫み、耳鳴りの症状を引き起こすのです。

 側頭部、後頭部、耳周り、頚、肩、背中のストレス点を治療しながら、乳様突起に寄せ針吸角療法をしました。当院独自の治療法です。「背中が軽い〜、耳がラク〜」と、治療後は安堵の表情でした。海外留学を控え、体調が不安で迷っていたそうです。後日、「無事に旅立ちました」とお聞きしました。

痛みが動きました

 お尻の上部の痛みを訴えて来院したKさん。触診すると、痛みを訴える局所に硬結がありました。硬結を除去し、原因となる腰椎、仙骨の周囲も治療します。治療後、「痛みが無くなったよ」と笑顔で帰って行きました。

 次の日、Kさんが再び来院され、「今日は違うところが痛いんだよ。痛みが移動したんだ」とのことでした。東洋医学で「邪が動く」と申します。治療が進行するにつれて主訴の痛みが消失し、元来の原因部位が鮮明になり、痛みが動いたかのように感じます。私達は治療効果が出た良い現象と受け止めます。

 通常、痛みとして訴えられる部位を遡り、その神経根と、痛みを訴えられる神経枝のツボを取穴します。一番注意しなければならないのは、痛みの箇所のみ取穴して終わってしまうことです。その結果、同じ部位に痛みが再発し、元来の原因部位がわからないまま通院し続けることになってしまいます。残念ながら市井に見られる殆どの治療がこれに終始しています。私たちは運動機能検査と触診の感受性を最も大切にしています。

不眠症

 Nさん61歳男性、「夜、トイレに起きた後、寝付けないんです」。4月にコロナにかかり、症状が出始めました。不眠症には入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などがあり、不規則な生活・ストレス・薬、刺激物等の摂取など原因も様々です。Nさんは転勤族で、今春から札幌の家族と離れて単身赴任です。環境の変化に身体が慣れなかったのでしょう。お医者さんから睡眠導入剤と自律神経を整えるお薬を頂いていましたが、良くなりません。

 頭鍼に耳鳴りもあるので、耳前3穴・背中のストレス点、足底に熱いお灸をしました。「初めて鍼とお灸をしました」。無料のアスコルビン酸・自家製発酵大蒜をお勧めし、「汗をかくためにサウナも試してみてください」とお話ししました。「サウナはとても良かったです。身体がスッキリしました」。寝る前はスマホを見ないようにし、煩瑣なことも考えないようにお願いしました。睡眠状態は少しずつ改善してきました。

 心配した最愛の奥様が駆けつけ、お二人は楽しそうでした。頭痛をお持ちの奥様もご一緒に治療してお帰りになりました。

皮膚の色が治療の度に変わっていきます

 娘さんに支えられながら、呻き声をあげて来院された80代の女性Mさん。2週間前の朝、腰が痛くて起き上がれず、病院で検査を受けましたが、異常なしで帰されました。腰痛の原因は多様ですが、85%は原因が「分からない」と言われています。Mさんはやっとの思いでベッドに横になろうとしましたが、激痛のため治療ができない状態でした。治療肢位は大切です。うつ伏せになれないので横臥位で、腰と股関節、重要なポイントの鼠径点を治療しました。

 Mさんは左股関節にボルトを入れ、乳癌と胆石の既往歴があるので、自律神経と精神の安定剤、痛み止め等13種類もの薬を服用しています。薬には、効用だけでなく副作用もあります。薬の飲み過ぎは臓器疲弊を起こしますので、高齢者の方は多剤服用に注意してください。無料で提供しているビタミンCと発酵ニンニクもたくさん摂っていただきました。

 治療の度、全身青黒かった肌の色がほんのり血色を帯びてきました。「娘の作る食事がとてもおいしくいただけます」。笑顔で教えてくださいました。

ストレスの原因は奥様?

 「『昨日、妻のカラオケの発表会があってね。胸が痛くて、喉が詰まった感じがするんだ』と言ったら、『あなた、私の歌を聞きたくないんでしょう』って怒ってるんだよ」。ストレスが溜まると交感神経が亢進し、自律神経のバランスが崩れます。自律神経は内臓の働き・呼吸にも影響を及ぼします。

 治療の前にストレッチボールに乗って背骨を伸ばしてもらいました。「うーん!気持ちいいね」。お水を一杯飲んでもらい、「喉は詰まりますか?」とお聞きしたところ、「詰まった感じはしないね」。伏臥位になってもらい、頭の先から足の先まで触診をしました。確かに、奥様からのストレスが背中に溜まっていたようです。呼吸筋は胸・腹部の筋肉と拮抗しています。呼吸が苦しいと感じたときは、まず息を吐きましょう。お腹からも「フゥーー」と吐き切れば、自然と空気は肺に入ってきます。調息法は心鎮めに役立ちます。

 「いやー、助かった」。奥様の顔色に一喜一憂する旦那様はきっと優しいに違いありません。お花が大好きなTさん。きれいな薔薇を頂きました。

地に足を着けられない足趾(あしのゆび)の痛み

 「右足の親指と人差し指の間が痛くて足が着けないんです。お医者さんからは『手術しましょう』と言われました」。お茶のお稽古を長年しておられます。足の指先は手と同様に細かい筋肉が足指の骨の間に付き、その間を神経や血管がくぐるように走行しています。長時間の正座を繰り返したために神経が圧迫され、神経障害を起こしたのかもしれません。場合によっては神経腫やモートン病の心配もあります。触診したら、着けない足を庇ったために股関節、臀部、腰の筋肉も硬くなっていました。若い頃に階段を転がり落ちて右側の下半身を強く打ち、足首を捻挫した後遺症もあるのかもしれません。                    

 足の裏をよく触診し、痛むところに置鍼をしました。足裏から足背、足首、下腿から股節、臀部、腰へと神経の走行に沿って治療をした4回目には気持ち良さそうに「足の先がポカポカしてきました」。足裏と足背の両方から吸角療法もしました。翌日には「今日は片足で立てたんです」とうれしそうにご報告を頂きました。経過は順調です。

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