千葉県市川市南八幡4-3-17斎藤ビル2F

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老々介護ってタイヘン

 Tさん69歳女性は定年退職後、年老いた母親と同居しました。母親は認知症が進み、最近は益々大変なことが多くなってきました。老々介護は、65歳以上の高齢者が高齢者の介護をすることで、厚生労働省によると、その割合は60%です。

 認知症が進むと、昔の嫌なことを思い出して当たり散らしたり、同じ話を何回も繰り返したりします。「イライラしてつい怒鳴ってしまったの」。親を介護するのは子供の役目と自分に言い聞かせていますが、親イジメをしてしまう自分が嫌になるそうです。腰痛持ちで肉体的な負担もあり、介護はつらいことだらけです。

 当院では、頭鍼に背部のストレス点・頚・肩・腰の治療をしました。パルス置鍼中、「寝てしまったわ」「身体がリラックスしているからですよ」。自律神経が調整されている瞬間かもしれません。「最近、介護をする私の身体が弱ってきたの。姉は旦那の母をみているから、私しかいないのよ」。

ストレスが原因の耳鳴り

 「孫娘を見てください」と祖母に連れて来られた20歳の女性Aさん。ボーッと鳴る耳鳴り、耳が詰まった感じがして、時々めまいもします。気圧が低いとさらにつらくなります。お話を聞き、舌を診たところ、舌苔が所々剥がれ落ちています。触診をしたら、頚も肩も背中もガチガチです。

 耳鳴りは年配の方に多い症状ですが、最近はストレス性内耳障害や低温障害型感音難聴などで若い方も来院されます。両者ともストレスが原因の内耳性の疾患です。内耳はリンパ液が一定の量に保たれていますが、ストレスや寝不足、気圧の変化などで内耳圧が変動し、リンパ液の量が増え、内耳が浮腫み、耳鳴りの症状を引き起こすのです。

 側頭部、後頭部、耳周り、頚、肩、背中のストレス点を治療しながら、乳様突起に寄せ針吸角療法をしました。当院独自の治療法です。「背中が軽い〜、耳がラク〜」と、治療後は安堵の表情でした。海外留学を控え、体調が不安で迷っていたそうです。後日、「無事に旅立ちました」とお聞きしました。

痛みが動きました

 お尻の上部の痛みを訴えて来院したKさん。触診すると、痛みを訴える局所に硬結がありました。硬結を除去し、原因となる腰椎、仙骨の周囲も治療します。治療後、「痛みが無くなったよ」と笑顔で帰って行きました。

 次の日、Kさんが再び来院され、「今日は違うところが痛いんだよ。痛みが移動したんだ」とのことでした。東洋医学で「邪が動く」と申します。治療が進行するにつれて主訴の痛みが消失し、元来の原因部位が鮮明になり、痛みが動いたかのように感じます。私達は治療効果が出た良い現象と受け止めます。

 通常、痛みとして訴えられる部位を遡り、その神経根と、痛みを訴えられる神経枝のツボを取穴します。一番注意しなければならないのは、痛みの箇所のみ取穴して終わってしまうことです。その結果、同じ部位に痛みが再発し、元来の原因部位がわからないまま通院し続けることになってしまいます。残念ながら市井に見られる殆どの治療がこれに終始しています。私たちは運動機能検査と触診の感受性を最も大切にしています。

不眠症

 Nさん61歳男性、「夜、トイレに起きた後、寝付けないんです」。4月にコロナにかかり、症状が出始めました。不眠症には入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などがあり、不規則な生活・ストレス・薬、刺激物等の摂取など原因も様々です。Nさんは転勤族で、今春から札幌の家族と離れて単身赴任です。環境の変化に身体が慣れなかったのでしょう。お医者さんから睡眠導入剤と自律神経を整えるお薬を頂いていましたが、良くなりません。

 頭鍼に耳鳴りもあるので、耳前3穴・背中のストレス点、足底に熱いお灸をしました。「初めて鍼とお灸をしました」。無料のアスコルビン酸・自家製発酵大蒜をお勧めし、「汗をかくためにサウナも試してみてください」とお話ししました。「サウナはとても良かったです。身体がスッキリしました」。寝る前はスマホを見ないようにし、煩瑣なことも考えないようにお願いしました。睡眠状態は少しずつ改善してきました。

 心配した最愛の奥様が駆けつけ、お二人は楽しそうでした。頭痛をお持ちの奥様もご一緒に治療してお帰りになりました。

皮膚の色が治療の度に変わっていきます

 娘さんに支えられながら、呻き声をあげて来院された80代の女性Mさん。2週間前の朝、腰が痛くて起き上がれず、病院で検査を受けましたが、異常なしで帰されました。腰痛の原因は多様ですが、85%は原因が「分からない」と言われています。Mさんはやっとの思いでベッドに横になろうとしましたが、激痛のため治療ができない状態でした。治療肢位は大切です。うつ伏せになれないので横臥位で、腰と股関節、重要なポイントの鼠径点を治療しました。

 Mさんは左股関節にボルトを入れ、乳癌と胆石の既往歴があるので、自律神経と精神の安定剤、痛み止め等13種類もの薬を服用しています。薬には、効用だけでなく副作用もあります。薬の飲み過ぎは臓器疲弊を起こしますので、高齢者の方は多剤服用に注意してください。無料で提供しているビタミンCと発酵ニンニクもたくさん摂っていただきました。

 治療の度、全身青黒かった肌の色がほんのり血色を帯びてきました。「娘の作る食事がとてもおいしくいただけます」。笑顔で教えてくださいました。

ストレスの原因は奥様?

 「『昨日、妻のカラオケの発表会があってね。胸が痛くて、喉が詰まった感じがするんだ』と言ったら、『あなた、私の歌を聞きたくないんでしょう』って怒ってるんだよ」。ストレスが溜まると交感神経が亢進し、自律神経のバランスが崩れます。自律神経は内臓の働き・呼吸にも影響を及ぼします。

 治療の前にストレッチボールに乗って背骨を伸ばしてもらいました。「うーん!気持ちいいね」。お水を一杯飲んでもらい、「喉は詰まりますか?」とお聞きしたところ、「詰まった感じはしないね」。伏臥位になってもらい、頭の先から足の先まで触診をしました。確かに、奥様からのストレスが背中に溜まっていたようです。呼吸筋は胸・腹部の筋肉と拮抗しています。呼吸が苦しいと感じたときは、まず息を吐きましょう。お腹からも「フゥーー」と吐き切れば、自然と空気は肺に入ってきます。調息法は心鎮めに役立ちます。

 「いやー、助かった」。奥様の顔色に一喜一憂する旦那様はきっと優しいに違いありません。お花が大好きなTさん。きれいな薔薇を頂きました。

地に足を着けられない足趾(あしのゆび)の痛み

 「右足の親指と人差し指の間が痛くて足が着けないんです。お医者さんからは『手術しましょう』と言われました」。お茶のお稽古を長年しておられます。足の指先は手と同様に細かい筋肉が足指の骨の間に付き、その間を神経や血管がくぐるように走行しています。長時間の正座を繰り返したために神経が圧迫され、神経障害を起こしたのかもしれません。場合によっては神経腫やモートン病の心配もあります。触診したら、着けない足を庇ったために股関節、臀部、腰の筋肉も硬くなっていました。若い頃に階段を転がり落ちて右側の下半身を強く打ち、足首を捻挫した後遺症もあるのかもしれません。                    

 足の裏をよく触診し、痛むところに置鍼をしました。足裏から足背、足首、下腿から股節、臀部、腰へと神経の走行に沿って治療をした4回目には気持ち良さそうに「足の先がポカポカしてきました」。足裏と足背の両方から吸角療法もしました。翌日には「今日は片足で立てたんです」とうれしそうにご報告を頂きました。経過は順調です。

「命ある限り生きる」が喜び!

 難病と闘い続けている喜寿のIさん女性は、28歳で出産した後、蛋白尿が出て、全身性エリテマトーデスと診断されました。その後、糖尿病、脳梗塞、排尿困難、関節痛に悩まされ、全身の肌に赤黒い、オオカミが噛んだ痕のような発赤(ループス)が出ています。お子様とご主人も亡くし、計り知れないお苦しみがあったに違いありません。

 皮膚は単なる包装紙ではありません。中枢神経系と同じ受精卵の外胚葉由来の臓器で、頭脳と同じように感じ、考え、また外界や体内からの情報を知らせます。赤黒い肌は毛細血管の澱みと血液の汚れを表しています。主に腎障害から来ています。Iさんの関節痛、主に腰痛を取り除くため、腎臓の治療をメインにしました。多剤服用をしていますので、ビタミンCは欠かさず、多めに飲んでいただきました。

 グラウンド・ゴルフに励んでいるそうです。健康は意志力と申します。主治医の先生も副作用に注意してくださいました。4月29日の朝に来られた時は、上半身の一部以外のお肌はきれいでした。腰痛も以前より軽くなっています。何よりも排尿が大切です。

巻き肩と猫背にご注意ください

 パソコンやスマホ、料理、車の運転など現代人はとかく腕を前に出して背中が丸くなり、俯くような姿勢を取りがちです。「特に何をしたという訳ではないんですが・・・」。しばしば問診で耳にしますが、原因のない結果はありません。頭は身体で一番重い部位です。日常的にそうした姿勢を続けると、頭を支える頚の筋肉が固くなり、背筋や胸筋が拘縮し、肩が内側に巻き込まれます。猫背になって肩甲骨は外側に常に引っ張られ、頚、肩、背中、腕の筋肉には凝りと痛み、痺れが出て、いわゆる頚肩腕症候群の症状を引き起こします。頚が回らない、背中が痛む、腕が上がらない、果ては手指が痺れることもあります。

 私共は頚、肩甲帯、腕、腰の治療をし、症状がひどい時は腋の下にパルス鍼療法を用います。置鍼療法も有効です。仰臥・伏臥・横臥の治療は大切です。パソコン漬けのKさんとAさんが「腕が上がらない!」と続け様に来院されました。回数は2、3回の治療でできます。腹部臓器の圧迫と脊髄神経に及ぼす弊害もありますので注意しましょう。

顔の無表情は老いの始まりです

 市川市新田のKさん62歳女性は眉間にしわを寄せて来院されました。「顔が強張って、頭痛がして、耳が詰まっている感じがするの」。頭皮はゆるゆる。両顎関節痛で固く凝って、頚から背中も張っています。コロナ禍の前はスポーツクラブで身体を動かしてお元気でしたが、遠のいてしまってから心の落ち込みが酷くなり、籠り現象が始まりました。仰臥位で頭・顔・頚・肩を、伏臥位で背中のストレス点・耳の後ろにある乳様突起周辺にある特効穴を用いました。

 自律神経を調える「調息法」をお勧めしました。「ゆっくりと長く全身の空気を吐き出しましょう。吐き終わると自然に鼻から空気が入ってきますよ。何回も繰り返します」。不安感・イライラ・ドキドキ、そんな時にも調息法が有効です。

 能面のように表情が失われると痴呆の始まりともいわれます。顔に30種類もある表情筋は脳神経とつながっており、動かさなければ老いが早まります。作り笑いでも免疫力がアップします。笑顔が一番!笑いましょう。お元気になったKさんの笑顔につい笑ってしまいました。

半年前からの治療に疑心暗鬼

 『水泳でバタフライができなくて』。半年前から痛みが出て各種医療機関に行きましたが「右肩が上がらない」と82歳のMさんが来院されました。肩関節を大きく動かすクロールやバタフライを繰り返し、肩関節内部や周辺の腱板に疲労性の炎症や断裂が生じた状態でした。肩関節を構成する上腕骨と上腕二頭筋や、棘上筋と棘下筋などの腱板が衝突して擦れ合った状態を繰り返すことでダメージが重なり、腱板に炎症を起こします。また、肩関節内部の肩峰下滑液包や関節唇が傷ついて痛みを伴うこともあります。

 肩関節の可動域、左右差、圧痛点などを念入りに確認し、パルス鍼療法と光線療法、吸角療法で肩甲帯全体と背部から腰、頚も治療しました。肩関節を動かすことで、膠着した筋腱に潤滑液が回ってゆるむ方法もお教えしました。初回の治療で腕が少し動くので驚いていました。5回目の後はバタフライができたと喜んでおられました。半年前からの痛みでしたので「治るでしょうか?」と疑心暗鬼でしたが、治療最後の言葉は「もっと早く来れば良かったわ」でした。

膝の痛みがひどくなって歩けない

 埼玉県八潮市からIさん71歳が優しいご主人に付き添われていらっしゃいました。「先生、うちのお母さんを見てもらいたいんですよ」。奥様は杖を突いて歩くのがやっとです。既往歴は高血圧と糖尿病で、心不全と肺水腫と診断され、2カ月近く入院をしていました。お薬は9種類もお飲みになり、O脚で変形性膝関節と診断され、下腿は浮腫み、皮膚も黒ずんでいました。肺水腫とは、肺胞(肺で酸素と二酸化炭素の交換をする器官)内に血液の液体成分が滲み出て貯留する状態で、肺活量が低下します。原因は高血圧や糖尿病など様々です。息切れが酷くなりました。

 心・肺・腎と膝の治療のために仰臥位と伏臥位を交互にします。お薬を減らせるように努め、アスコルビン酸もお勧めしました。「鍼をしてもらうとトイレに行きたくなるのよね」。治療で利尿作用が高まります。膝の浮腫みも良くなり、病院の検査では血圧も安定し、肺水腫も改善されていました。「久しぶりに、一人でバスに乗って買い物に行けたのよ」。その言葉に、誰よりも一番、ご主人が喜んでいました。

足の裏の痛みにも皮内鍼を使います

 「足の裏の踵のところが痛いんです」。よく触診しますと踵の前部が痛むようです。女性Mさんはラッシュの電車で踏ん張って通勤されています。踵から脚の指の付け根までアーチ状になって体重を支えている足底腱膜は、立位や歩行、走行のとき、地面と脚の衝撃を和らげるクッションとして働きます。長時間の立位や歩行で足底に負担のかかる動作が繰り返されると、足底腱膜に炎症が生じ、踵の内側前方から中央にかけて痛みが生じます。私達はそのようなとき、患部に置鍼療法といって微小な皮内鍼を用います。「えっ?」と驚かれる方もおられますが、非常に効果的で、私達独自開発の特許的治療法です。珍しく同時期に同症状のお二人に用いました。最初は驚いておられましたが足取り軽くお帰りになりました。

燻蒸療法のすゝめ

 今年の冬はコロナに加え、例年より格段に冷えました。古代中国の王族・貴族が用いていた不老長寿の燻蒸療法を皆様にお勧めしています。背部に染み渡る漢薬がいつまでも温かく、自律神経と免疫力を増強します。

長期服用と多剤服用にご注意ください

 「だるくて朝起きられないんです」と市川市菅野のFさん69歳男性。動作は緩慢、目は虚ろで覇気がありません。動悸・息切れ・不整脈・不眠・左肩が痛く、左股関節・両膝痛で歩行が困難。不安や緊張を和らげるお薬を10年以上も飲み続けています。中枢神経系に作用するお薬は脳の活動に異変を起こします。頭がぼーっとする・眠くなる・だるい等の症状が現れる場合があり、さらに依存症状からもっと飲みたくなります。飲んでいないと不安です。加齢とともに肝臓の解毒作用と腎臓の排泄能力が低下し、皮膚の変色と膝から下の浮腫が出ていました。

 頭鍼・頚・肩・背中のストレス点・腰から脚までの治療をし、アスコルビン酸をお勧めしました。治療中はとっても気持ちが良さそうです。「飲まないと寝られないこともありますが、飲む回数が減りました」。表情は明るく、健康色です。動作も機敏になりました。お薬を飲んで良くなっているのか・変わらないのか・悪くなっているのか。身体に聞いてみましょう。”私”の身体の具合は誰よりも”私”が一番理解しています。

耳鳴り、めまいの方に朗報です

 柏井の女性Tさん(70歳)はパニックのように来院されました。めまいは、ぐるぐると目が回る「回転性」と、ふわっふわっとする「浮動性」の2種類があります。耳石の関与、リンパ液の浮腫や漏れ、神経の炎症、腫瘍など原因は様々で、耳鳴りを伴う場合もあります。中でも頭位性めまいは聴覚と平衡感覚を担う内耳の障害です。内耳の中の耳石は頭の動きに合わせて動くと「傾いている」と脳に信号を送ります。耳石は常に代謝しており、剥がれた細かいカス(浮遊耳石)が何かの拍子に三半規管に入り込むと、リンパ液の偏りで頭は実際に動いていないのに「動いている」と信号を送り、めまいを起こします。文字通り、頭の位置を変える(寝返りや振り返り等)と起こり、再度頭を動かすと10〜20秒で収まります。 

 治療は、めまいへの恐怖心でガチガチに固まった頚肩から背中のストレス点をゆるめ、耳垂裏・乳様突起の周辺、翳風、完骨、風池穴等に寄せ鍼吸角療法(当院の特許的治療法)を用います。耳鳴りや耳閉感にも有効です。「今回も一回で治って良かったわ。ホントに楽になるの」。有難いことに高価なお土産まで戴きました。

病気にならない治療

 「朝から右耳の辺りがビリビリ痛むの。治まるかと思ったんだけど、おかしいのよ」。市川市鬼高のKさん79歳女性が日曜日の夕方にいらっしゃいました。「もしかすると三叉神経痛かも?」三叉神経は顔の感覚を脳に伝える末梢神経の一つです。耳の近くから目・おでこ、頬、下顎への三叉に分かれています。三叉神経痛の原因は分かっていません。ストレスによるものが多いとされていますが、風邪のウイルスが目や口から入る場合があります。発症すると顔に触れただけでも耐えがたい痛みが走り、食事もできなくなるほどです。後頭部・頚・肩・背部のストレス点・耳前三穴、三叉神経の走行に沿った取穴をしました。

 「こんな症状は初めて。日曜日だから先生のところしかないと思ったのよ」。次の日、心配でお電話すると「一回で良くなったわ」とのお返事でした。「何かおかしい」と思ったらすぐに治療をすることです。”そのうち治る”と思っていると手遅れになって、ひどく苦しむことになります。コロナに負けない、病気にならない医療が、私たちの最も大切な仕事です。

今年も元気でいてください!

 ストレスをためることが一番いけません。夜更かしせず、睡眠は十分取り、詮無いことは考えず、運は天に任せて笑いましょう。渋い顔をしていると運も逃げます。怒りは心も体も傷付けます。少食に心がけ、肉食は控えて野菜を増やしましょう。塩分、糖分、お酒は少なめにしてください。運動不足にならないように歩きましょう。股裂きと股関節ストレッチは欠かせません。

 薬は多剤服用と長期服用に特に注意してご自分でも調べましょう。飲んでお体の具合は良くなっていますか?良くなっていればお薬です。悪くなっていれば毒です。ビタミンCを飲みましょう。手術についてはセカンドオピニオンや経験者の意見も聞きましょう。後遺症との引き換えの可能性があるからです。高齢者は入院1週間で衰弱し、歩行困難になります。入院中でも廊下を歩ければ車椅子になりません。

 健康診断の数値は生活改善の指針です。ビックリしないことです。不安感とイライラを除いて心を鎮めるには「調息法」が一番です。薬の要らない自律神経調整法です。人間が変っていきます。入浴は日本人の長命の秘訣です。頭は使わないと錆び付きます。大自然に親しみましょう。最後に、異性に恋心を感じていますか?感じているなら、今年も元気です。

足がむずむずして眠れない

 頚、肩がこわ張り、背中が気持ち悪く、重たい。足がむずむずする。足がつる。御紹介で来院された20代女性のOさん。航空会社の客室乗務員として活躍されていますが、コロナ騒ぎで疲れ切り、別嬪さんが台無しでした。「むずむず脚症候群」といわれる症状です。皮膚の痒みとは違い、脚の深部にむずむず、じりじり、ときには虫が脚の中を這い回っているような不快な症状です。夜、眠ろうとすると始まり、掻いても揉んでも押しても取れず、睡眠不足や睡眠障害に陥ります。ドーパミン(手足を動かすときに働く神経伝達物質)の機能低下や、鉄分の不足が原因といわれ、過労、特に精神的ストレスから生じます。

 施術は、頭鍼パルス療法、光線療法を併せながら、背中はもちろん全身の治療で自律神経の抑揚の調整に努めました。マッサージも丁寧に施し、治療後にビタミンCを飲んでいただきました。お風呂上がりのような表情で「背中も足も軽くなりました」と笑って仰り、まずはひと安心です。症状を強めてしまう夜のカフェイン、アルコールは控え目にしましょう。

ご用心!鎮痛剤の長期服用

 会社の同僚の方とご一緒に来られた千葉市のSさんは66歳の生命保険の外務員です。鞄は説明道具と書類で重量オーバー。頚から肩、腕、背中にかけて右側だけに痛みが出ました。時間があればマッサージに通って凌いできましたが、痛みが酷くなり、お医者さんから処方していただいた痛み止めを2カ月間お飲みになりました。この薬はプロスタグランジンという痛みを引き起こす物質を抑えることで炎症を鎮めます。しかし、一時的には痛みを緩和させますが、飲み続けますと鎮痛効果が失われ、血管拡張を妨げ、血管の循環を阻害して倦怠感と消化器系障害を引き起こすのです。増量したり長く飲んだりしているうちに痛みは広がって酷くなります。

 私たちはこの薬の代わりに鍼を用います。鍼は頭髪のように細いのですが、この方は鍼をとても嫌いますので、「切皮」と「皮内鍼」といった皮膚にわずかに乗せるような手法を用いました。「鍼って怖い気がしていたんだけど、早く来れば良かった」。ストレスを除くための無料のビタミンCも飲んで行かれました。

マスクでお顔を隠せる治療

 皮内鍼療法には、あまり知られていないビックリ効果があります。お顔の病気にも使いたいのですが、皮内鍼の入ったお顔ではデートもできません。その点、マスクをせざるを得ない昨今では思い切った治療ができます。冬に向かい、副鼻腔炎が増えます。ピタッと効きます。三叉神経痛、顔面神経痛に顔面麻痺、頭痛に歯痛に花粉症の方も、治療後にマスクでお顔を隠せますので朗報です。

 30年ぶりにお見えになったMさんは超美人の面影が残っています。ご主人の長い介護の後、10種類以上のお薬をお飲みになり、薬ストレスで満身創痍の症状が出ておられました。中でも、副鼻腔炎が頭痛を伴って一番つらいと言われていました。皮内鍼の正確な治療には、0コンマ何ミリかの取穴に集中力と、相当な技術が要求されます。お化粧と洗顔には不自由さがありますが、それでも翌日に来られた時には「気にならなかったわ」ですって。顔面痙攣のOさんにも使わせていただきましたが、即刻、治療中にお顔のピクピクが止まりました。コロナ予防のマスクのおかげです。

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鍼麻酔から始まった中国鍼を治療に役立てる歴史。
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