『冷房病』
市川市大和田のOさん女性33歳は銀行員です。お母様の紹介で来られました。「足がむくんで痛くて、身体中がだるくて疲れるんです。」体温調節をする自律神経は、汗をかくことで体温を下げます。汗による気化熱で体内の熱を体外に放出するからです。一日中、エアコンで冷やされると、身体の熱が奪われないように血流量を減少させ、汗腺収縮して汗が出ないようにします。一方、急に暑い屋外に出たりすると血管を拡張させ、汗を出そうとします。急激な温度変化に自律神経が対応できなくなると、頭痛・肩こり・腰痛・疲労感・食欲不振・むくみなどの症状が出ます。頭鍼パルス・ストレス点の治療もしました。治療中はウトウトと気持ちよくお眠りになっていました。母・妻・お仕事の三役がストレスをかなりためさせていたのでしょう。治療後は、「足があったかくなりました。」青白かった顔色もお風呂上がりのような桜色になりました。冷房病は、恒温動物である人間が、温度調節をするためにかく汗の量を感じる脳と皮膚のセンサーの時間的誤差から生じる自律神経の失調している状態です。