寿命を縮める不安
健康の三要諦と言って一に心の安寧、二に食事と呼吸、三に運動と申します。心安らかに生きることが出来る世の中ではありません。年間3万人以上も自殺者がいる世の中です。交通事故死が年間4500人で6倍以上です。東日本大地震では二万一千人の方が亡くなられました。人生が楽しくて己が命を絶つ人なんて居ません。
心の安らかさが健康にとって最も大切なのです。では心の安らかさを何時も保っているのはどうしたら良いのでしょう。これは本当に難しい事です。お釈迦様は執着を離れろと申していますがなかなか出来ない事です。愛の執着、お金の執着、地位への執着、命の執着から離れることは難しい事です。
永遠のテーマとして語り継げられています。避けて通れる事ではありませんので自分自身の問題と自分以外の環境とにわけて考えましょう。自分自身の問題としては体質と性格があります。体質が病的であれば安らかさを得られないでしょう。性格が感受性強く感情の起伏の大きい人は心静かと言う訳には参りません。心の安らぎを得られるとして宗教は古来役立つ場合もありました。只此処で問題なのは、方向性が間違ったものでマインドコントロールされたものでは恐ろしい害毒となります。却って心にオブリゲーションを与えて何時もこうあらねばならない、という焦燥感と切迫感がストレスになります。布教しろ、お金を寄付しろ、行を絶やすな、現在では選挙運動をしろ、テロをやれ、地獄に落ちるぞ、あり方によっては反社会的存在にもなりえます。断食もマインドコントロールされた状態になります。飢餓の状態が恍惚のホルモンを湧出させるからです。取り調べ室では何日も何も食べさせず取り調べをして思い通りに自白をさせた時代もありました。又、餓死は安楽死とも言われています。私も酒を飲み過ぎた時、断食を丸二日程度水のみで過ごしますがとても気持ち良く眠れます。身体がふんわりと楽になります。此の儘食べなければ楽に死ねるような気持ちになります。食べると言う事が如何に労力の要るものだと実感します。外界のものを自分の血肉とする同化作業は人間の命を継続させる為に臓器のフル回転をさせます。大野さんという九十歳になる患者さんが入院して点滴を受けているので食べることが不要になりました。「楽になった!楽になった!」と言っているのを見てすぐさま退院を勧めた事がありました。口から食べることは活きる作業なのです。人が良くなることを食と言います。口から食べられなくなったことは天のお迎えが近くなったことです。娘の卒業した大妻学院の学長さんと仲の良かったお茶の水の断食道場の御主人は断食の期間に失敗して亡くなりました。この断食の快感に溺れたからです。適度なファスティングは健康に役立ちます。日常生活に疲弊した臓器を休ませてくれます。環境から来る飲食、薬、ストレスから解放させ生活習慣病を一時的に好転させます。イスラム教の人々が他の宗教人より宗教心が強いのも祈りの多さと断食にあるのです。それだけに宗派内の闘争も激しいようです。信念という心の強さに基づく生活習慣の改善が出来れば医療産業は崩壊する浮きめに会うことでしょう。
さて、私達の心の安寧の考え方を話しましょう。心の状態を七つの感情、七情と言って喜、怒、憂、思、悲、恐、驚に捉えています。これは先に書いた執着、欲望から来る情念の世界です。この状態によって病気にもなるとしています。中曽根元総理も安部総理も時々参禅しているようです。特に最近「怒らない」シリーズの仏教本が売れているようです。これほど最近心の安寧を必要としています。そもそも総理大臣が求めているのですからね。菅元総理は誰も望んでいないのに関わらず、もう総理なんかに頼まれてもならないなんてぼやいているのですから大変なお仕事なんです。