1918年。今から93年前、スペイン風邪が猛威を振るった。6億人の人が感染したといわれる。風邪の殆どがウイルス性の喉と気管に炎症を起こす軽いものだ。厄介なのはインフルエンザで鳥や豚が介在する。動物しか感染しないものが突然変異を起こして人間に忍び込む。ワクチンだけが頼りなので予防注射はしておいた方の良い。ただし自然界には百を超えるウイルスが居るので全部に対応はしない。流行りものなので大体当たる。怖いのは新しい突然変異したウイルスが発生した場合だ。スペイン風邪でも罹った人の1割以下の死亡率なのだからやはり普段の免疫向上訓練が最も大切だ。免疫を向上するためには普段やたらと薬を飲まないこと。食事に運動、ストレスを貯めない事が肝心だ。
ウイルス性でも8割以上が上気道感染で軽いものなのだ。熱が出たからといって解熱剤などに飛びつくのは疑問だ。ウイルスをやっつける為に体温を上げてくれているのだから抗生物質などはとんでもない。卑近な例で申し訳ないが、私などはビタミンCをたっぷり戴いて、葛根湯を飲んだりしたり、サウナに行って汗をかいて寝てしまう。特にサウナは良い。暑さが普段と違ってとても気持ちよい。石頭の医者には怒られるかもしれない。肺炎などの細菌性のものなら抗生物質よりいいものは無い。
もし急に高熱が出て寒気がして筋肉痛などがあったら抗インフルエンザ薬を使うしかないが、これが曲者だ。薬の副作用が人間を殺す前にウイルスを殺してくれるから認可されているようなものだ。初期の上気道感染の風邪なら一回の治療で治せる。三日前に若い女性を治した。インフルエンザの患者さんだけは他の人に感染させるといけないので普段悪口を言っている大病院に行ってもらう。