肩甲骨の内側にあるツボです。重苦しい、疲れた、不快感に痛みが伴います。時に腕と肩甲骨を動かすと痛みを覚えます。膏とは横隔膜の上、肓とは心臓の下の方を指します。治療するのに危険な為、治しにくい重病とされていました。マッサージをしても湿布をしても治りません。ましてや痛み止めでも根治しません。藤原の海本さんは女性で五十九歳です。話題のデパスに高血圧のお薬を永い間お飲みです。耳鳴りも伴い頭痛もありました。私達の治療は四診八綱と言う原則に基づき治療点を定めるのが最も重要としています。この方は右頚に主因がありました。「此処を押しますと左との違いがわかりますか?」「痛い!」治療をし始めると気持ちが良くて「カイカーン!」「今までこんなに汗をかいたことがありません。ぐっしょり汗が出た後、朝起きたらスッキリして頭痛も耳鳴りも肩引きの痛みも不思議にとれていました。」「一回で治ってしまったら当院は倒産してしまいますよ。」「又来ますから心配しないで」