運動不足によるメタボは内臓脂肪の増加による動脈硬化、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧、高脂血症などを引き起こします。いわゆる生活習慣病です。薬を飲んでも症状を抑えるだけです。体質に変わりはありません。有酸素運動は非常に重要です。糖分・脂肪がエネルギー源として利用されるために内分泌・呼吸・循環器系の改善が期待できます。神経では加齢に伴うドーパミンの減少を緩やかにして神経伝達速度を増加させます。ケガも少なくなり、ボケの防止になります。かたや免疫ではNK細胞を活性化させて、がんの予防にもなります。ほぼ毎日(週に5日以上)汗をかいて、一日30分以上運動することが理想的です。私達は治療するかたわら生活習慣病予防のお話をしています。健康を取り戻し、ジムや通りすがりに元気なお姿を拝見することが多々あります。非常に喜ばしいことですが、治療に来られないと寂しいなぁと思うことがしばしばです。