八幡のYさん、女性63歳。一週間前から足を着くたびに右腰から大腿部、右膝まで酷い痛みが走ります。長時間の運転とミシン仕事で右足だけを使い股関節が悲鳴を上げていました。心配で行きつけの内科を受診したところ、CTで炎症が認められ、痛み止めと湿布を頂き、安静を指示されました。然し痛みは変わらず、「何とかしてください。」と尋ねて来られました。触診をすると鼡径部に圧痛があり、硬結が診られます。鼡径部の圧痛点と硬結部に鍼を打ち、鼡径部と腰・臀部とをはさむようにパルス通電をしました。鼡径部、右股関節、腰部を吸角し、右股関節を上にした横向きとうつ伏せの治療を3回交互にして牽引を必ず行いました。この方は、3回の治療で治りました。私達に出来ない検査・投薬等は西医に任せて治療の資料としなければなりません。骨盤の構造は女性が楕円形で男性は三角形に近く、女性は出産のため浅く広がり易いようになっています。股関節も男性より浅く、大腿骨頭が寛骨臼に入っています。その為に股関節の障害は女性に多いようです。女性にとって恥ずかしいと思われる部位なので我慢して余程でないと訴えません。心配はありません。被服したままで女性が施術しておりますので、お気兼ねなくおいで下さい。