千葉県市川市南八幡4-3-17斎藤ビル2F

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 私生活のざわめきを持ち込まず、冷静な集中力を取り戻します。終わると前日の治療に対する反省と検討をします。15分の毎日の積み重ねは人格形成に非常に役立っています。

 医療は技術や薬で治すのではなく、慈愛で治すのです。初めに何を治療してほしいのか、主訴をお尋ねします。血液検査表・お薬手帳はとても役立ちます。声色は元気の度合いを測れます。目と顔色、脈と舌、手足の末梢、頭の先から足の先まで触診をし、形、色、硬、軟、滑、渋、乾、湿を診ます。内部の症状は必ず表皮に表れ、表皮の症状は内に何かが潜んでいます。自ずと患者さんの苦しみが理解できます。3千年に遡る伝統医学は証と経穴、経絡で説明をしています。治療点は、身体が『ここが悪いんです』と無言で教えてくれています。精緻な鑑識力を求められます。

 免疫力を高め、病気にならない、大事に至らない。生活改善に及ぶ自然医学の大切さを毎日実感させてくれています。医に携わる者、名と財を求めず。過剰な検査と薬・手術・ワクチンが天命の全うを阻んでいます。

 何でも病気になると薬だ!医者だ!の思い込みを変えて下さい。健康は意志力です。生命力です。自然治癒力です。

 行政から新型コロナウイルスとインフルエンザの予防接種の案内が送られてきました。TVでは肺炎球菌、帯状疱疹、子宮頸がん等のワクチンCMが流れています。予防接種は疾患の原因となる病原体を無毒化や弱毒化したワクチンを接種し反応させて体内に免疫を獲得します。

 問題となるワクチンは免疫抑制と遺伝子にまで影響を及ぼす未知の薬害を拡大しているといわれています。「新型コロナワクチン」が原因で亡くなったと厚生労働省の認定した人だけでも668人います。体内でワクチン接種後に産生されたスパイク蛋白質が血管壁を傷つけ血栓や出血を引き起こしたり、臓器に炎症を起こしたり、心筋梗塞や脳梗塞などに罹患する例が厚労省の副反応データでも報告され、肺炎や癌までも懸念されています。免疫システムに異常をきたしてしまう未知の医療事故の続発です。高血圧、糖尿等の基礎疾患がある方が危険性が高いと言われています。殆んどの高齢者は一体どうしたら良いのでしょう。

 45兆円を超える医療費が命よりマネーのために浪費されています。煽られる不安にだまされないで、漏れ聞く声に耳を傾け、冷静に考えましょう。

 80代女性のKさん。明け方トイレに起きて戻る際、暗い部屋で枕を踏んで転んでしまいました。翌朝、左足首が酷く痛み、歩くことができません。妹さんの肩に掴まり、杖をついて来院されました。転倒時に内側に捻り、足の外側が伸び切ってしまい、前距腓靭帯等の足首の組織が損傷しています。衝撃が強ければ骨にも影響が及びます。足首の動揺性が見られないため靭帯断裂等の重症捻挫は免れたようですが、外果上部に強い圧痛があるため腓骨筋群の損傷も疑います。

 早い処置ほど整復の痛みは少なく、関節の位置関係が正常になり、早くきれいに治ります。寄せ鍼吸角は腫れを抑え、治癒促進に抜群の効果を発揮します。市井の治療回数の半分で治ります。本来であれば内出血で青黒く腫れ上がりますが、ほとんど腫れずに済みました。今回は捻挫で済みましたが、布団のわずかな段差に躓いて転倒し、大腿骨の骨折から寝たきりになり、認知症になることもあるそうです。安静も必要ですが、早く自力で動けるようになることが高齢者には重要です。簡単な坐骨神経と股関節のストレッチがあります。毎日の日課にすることです。

 Tさん80歳女性はお友達のご紹介でいらっしゃいました。「急に胸がキューってなって息苦しくなるんです」。左肩痛と右股関節痛もあり、高血圧で20年前からお薬を飲んでいます。日常誰でも不安と恐怖を感じる時があります。不安は自律神経と深く関係をしています。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、交感神経はストレスや危険を感じると活動し、これが過剰になると不安感を引き起こします。用心深い迄の感情の働きはむしろ健康には必要です。

 Tさんの頭皮は柔らかく、ふかふかしています。頭鍼と背中のストレス点を取り、お灸をしました。自律神経を調整するには調息法がとても効果的です。姿勢を正して、下腹部を凹ませながら、ゆっくりと息を吐きます。吐き終わると自然に鼻から空気が入ってきます。呼吸は、吸う時は交感神経、吐く時は副交感神経に支配されています。吐く時間を長くすることでリラックスを促進する副交感神経が優位になります。「調息法をすると落ち着けるようになってきたの」。表情が緩みました。調息法は呼吸の方法で、座禅・気功・ヨガにも共通した、心を平和にする知恵です。ゆっくり吐いた後1、2秒止めて下さい。自然とお腹に気持ち良く空気が入ってきます。

 「ふた月前の朝に突然、右側の表情筋が動かなくなりました。病院に行って薬も飲み続けましたが治らなくて・・・」。71歳のKさんが閉じられないままの赤い右目で来院されました。顔面神経は脳から顔に伸びる脳神経の一つで、口や目を閉じたり、笑ったりする表情を作ります。顔面神経麻痺は目、頬、鼻、唇など顔の左右どちらか半分が麻痺します。ウイルスと耳の後ろの側頭骨内の神経との因果性が高いといわれています。顔面神経は頭蓋から出ると5つの枝に分かれます。障害される場所で麻痺する範囲も異なります。

 顔面神経の走行に沿って施術し、頭、耳周り、首肩にも光線療法とパルスを長い時間用いました。うつ伏せでの吸角、足の特効穴にお灸もしました。3回目の治療のときには目を閉じられるようになりました。顔面神経麻痺はWHO(世界保健機構)の鍼灸適応疾患に挙げられる最も快復が得られる疾患の一つです。ストレスは免疫力を下げ、体内のウイルスを暴発させます。冷房の風には特にお気を付けください。早ければ早い程治りが早く、薬や点滴より先ず鍼です。

 

 アトピー性皮膚炎の8歳の女の子です。顔が赤く、瞼が赤く腫れ上がり、全身が引っ掻き傷だらけです。この炎症は、IgE抗体が痒みの原因であるヒスタミンを作るマスト細胞と抗原を結合させ、それらが集まった免疫複合体と呼ばれるものを体外に排泄する正常な反応です。ストレスによる交感神経亢進、甘味の過剰摂取等により血流が滞ると、免疫複合体が組織の局所に停滞し、炎症が起きます。1カ月ほどステロイドを使っていました。ステロイドは排出されにくい酸化コレステロールを生じ、それ自体が炎症の原因となって全身に難治性の炎症を生じさせます。無理に炎症を抑えることで、免疫複合体の排泄が阻害され、悪化します。

 背部の軽擦と指端穴への鍉鍼で自律神経を整え、血流を改善すると皮膚の色が落ち着きます。次第に気持ちよく呼吸が深くなり、眠ってしまい、ご両親が起こしてもぐっすり寝込んでいました。顔の赤さと引っ搔き傷が綺麗になりました。痒くて眠れなかった夜も無くなりました。子供は自由にのびのびと育てましょう。大人の枠に押え込んではいけません。

 

 

 

 不眠症には入眠障害・中途覚醒・早期覚醒・熟眠障害といろいろな形があります。習志野市のNさん(55)は更年期と仕事のストレスが重なり、数年前から睡眠障害が現れました。甲状腺の橋本病で10年以上お薬飲んでいます。家族と職場の相談員の勤めで公務員を休職し、お医者さんから5種類ものお薬が出ました。「お薬を飲むと昼も眠くなってしまいます。折角仕事を休んでいるのに仕事のことが頭から離れないんです」。

 不眠を治すには眠らなければならないと思う強制感を忘れることです。食事と同じで食べたければ食べる、眠りたければ眠るのです。睡眠欲です、無理に眠ろうとお薬に頼ろうとせず、運動をして汗をかいて心地良い疲れを感じて自然な眠気に誘われましょう。自律神経を整えるため背部のストレス点と頭鍼をして頭と足のお灸をしました。「気持ちが良いですね」「気持ちが良いということは体がこの治療を続けてくださいと言っていることですよ」「週末、主人と尾瀬に行ってきたんです」。気分転換でき、仕事から解放され、睡眠も改善されてきています。

 

 65歳以上の人は帯状疱疹ワクチンを勧められています。罹ったら鎮痛剤で凌ぐ以外ありません。火帯瘡とか蛇串疹、蛇丹とも言われる大変な病気です。水痘と同じウイルスが後根神経を犯します。免疫抑制患者は特にひどく、潜伏状態から再度活性化するそうです。痛みから発疹、皮膚の炎症、紅班、水疱、激しい疼痛、数カ月から数年の闘病となります。

 コロナワクチンを真面目に何回も打ち、免疫に異常が起きて多くの老人が発症しています。コロナのワクチンが数千億円無駄になりました。コロナワクチンを疑って打たなかった人が沢山います。一体、生まれてから死ぬまで何回のワクチンのお世話にならなければならないのでしょうね。

 食糧と薬の供給懸念が噂になっています。薬は1/4が飲まれず捨てられています。医療が念入りになればなるほど病人が増え、医療費が増大します。病気とのイタチごっこの医療から、健康のための医学の進歩が必要です。命と引換えのお金儲けの医療はごめんです。老人は薬と手術と入院は慎重な心配りが必要です。

 おまけにワクチンまで仲間入りしたようです。

 

 スマホによる経済効果は年間で数兆円にも及び、関連する雇用の創出、利便性や娯楽など人類への影響は計り知れません。反面、子供たちの健康や教育に対する害も明らかになっています。スマホは利便性を増進する道具ですが、使用中は脳の血流量が低下し、働きが鈍くなるという実験結果があります。筋肉や関節等、人間の機能は楽をすると衰えます。発想力や対人能力、論理的思考を司る前頭葉の発達は10代頃にピークを迎え、発達には様々な体験や刺激を必要とします。鍛えるべき時に楽をしては発達に影響が出ます。堪え性が無く、短気で、効率と良い結果だけを求める人が増え、目先の報酬に飛びつき、結果的に詐欺や強盗の使い捨ての駒にされた若者がニュースを騒がせています。

 本来子供を守るべき大人もスマホ依存です。スマホからの絶え間ない過剰な情報量を整理できず、認知機能が衰え、物忘れや判断力、意欲が低下し、スマホを見る時間ばかり増えていきます。スマホを手放す日を一日でも二日でも作ってみてください。スマホを見ることより本を読むことの大切さを忘れています。

 Hさん女性41歳は二十歳のころから発汗をつかさどる神経伝達物質の「アセチルコリン」が関与して起こる難病のコリン性蕁麻疹に悩まされています。ストレスに誘発されて、赤くブツブツとした紅斑が突然現れます。痒みとチクチク感が出るのが特徴で、1時間程度で消えます。背中・お腹・首周りに発疹があり、先天性の左斜頚・喘息・アトピー性皮膚炎の既往歴があります。

 伏臥位で頚・肩・背中のストレス点を治療すると、10分くらいで蕁麻疹がきれいに消えました。同じように仰臥位で頚・お腹の治療をした時も10分くらいで蕁麻疹が消えました。無料のアスコルビン酸と自家製発酵ニンニクをお勧めし、鍼の刺激量に気を配り、お灸とパルス療法を行いました。不規則なお仕事のようで、出張の帰りにいらっしゃることもあります。働き過ぎの日本人に大切なことは、ストレスを溜めすぎないように自律神経のバランスを取ることです。「鍼が気持ちいいんですよね」「気持ちが良いということは、身体に良い治療をしている証拠です」

 働き過ぎの日本人の休暇を自由に取れるようにしましょう。祭日土日の一斉休暇は生産性の無駄があります。それにしても繰り返される道路の渋滞にはあきれかえります。

 ご紹介で来院されたKさんは間もなく60歳。「仕事を3か月休んでいます。病院で処方された抗うつ剤と入眠薬を服用しています。食欲も無く背中がひどくつらいです」。うつ病は「セロトニン」が減ってしまう病気と考えられています。セロトニンはトリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質の一つで、ドーパミンやノルアドレナリンを制御し、精神を安定させます。セロトニンが不安定になると攻撃性が高まったり無気力で憂うつな状態に陥ったりします。不安感やストレス、睡眠不足、昼夜逆転の生活がセロトニン減少の原因と言われています。Kさんは神経の集中度が高いお仕事が忙し過ぎました。

 触診をしますと頭皮は緩み、頚肩と背中は硬く腫れ上がり左右差があります。頭鍼のパルス療法と足の裏への熱いお灸をしました。頸肩から背中は遠赤とパルス鍼と柔らかく気持ちの良いお灸をしました。気持良さそうなホーっとした溜め息で背中が大きく動きました。「来月から仕事に復帰できます!」お日様を浴びて歩くことを忘れないでくださいね。うつ病と精神的悩みの身体の不調は全く異なります。向精神薬の過度の使用により悪化する場合を懸念しています。先ずは歩いて笑う習慣を身につけることです。

 「医者に勧められて7月に手術予定です」。変形性股関節症の60代女性のKさん。左股関節の痛みが酷く、鎮痛剤を服用しないと仕事や日常生活が送れないとのことです。股関節を中心に腹部、臀部にも筋緊張と強い圧痛があります。関節の変形は殆どの脊椎動物に生じますが、逆様のコウモリ等には生じません。加齢や運動不足により筋力が低下すると、関節への負担が増え、骨で体重を支えるために変形が生じ、関節を構成する軟骨や土台の骨に生じた隙間に炎症性物質が入り込み、炎症を起こすと更に酷い変形に発展します。酷い変形は戻りませんが、ホメオスタシスの働きで日常生活の不便さが軽減します。

 Kさんも治療後は鎮痛剤を使わずに生活できています。人工関節の技術が進歩し、最悪の場合でも救われるようになっていますが、手術後の生活が制限され、お買い物等の日常で煩わしくも感じます。手術をして「はい終わり元通り!」というわけにはいきません。ご自身の身体です。その後の生活も踏まえて熟考しましょう。何んと言っても神様からいただいたお身体が最高の出来具合いです。大切にしましょう。

 Kさん58歳女性は小学校の教員を長年勤め、早期退職しました。小脳腫瘍・子宮筋腫・右乳癌の既往歴があります。長年の立ち仕事による腰痛・膝痛、右親指のバネ指で来られました。腱鞘に炎症が起きて痛むのがバネ指です。腱鞘は腱を包み込んでスムーズに動くように補助するトンネルのような管です。指を曲げ伸ばし過ぎたために腱鞘が肥厚して腱が引っ掛かり、外れるときに弾けます。女性ホルモンも関わっていると言われ、妊娠時や更年期の女性に多く、パソコンやスマホをよく使う方にも増えています。病院では痛み止めと湿布を処方され、安静にするようにと言われました。

 パチンと弾けるところを注意深く触診し、鍼を打ち、小さい吸角を使用し、引っかかる部分を柔らかくしました。腰痛・膝痛も同時に治療して差し上げました。お相撲さんが準備運動でする股裂きストレッチと胡坐をかくような股関節ストレッチを毎日するようにお勧めしました。「指がパチンパチンする状態が減って、腰と膝の痛みがなくなり、調子がいいです」。

 70代の女性Oさんがご主人に支えられて来院されました。「一人では怖くて外出できないんです。急に心臓がドキドキすることが多くて夜も眠れずにいます。お尻も痛くて座れず足が痺れます。病院で不安障害と言われ、安定剤も睡眠薬も処方されました」。落ち着かない、怖いものが迫ってくるような胸騒ぎは誰しも経験します。脅威やストレスに対する正常な反応・機能でもある感情です。大脳辺緑系で生じ、すぐ下にある自律神経の中枢の視床下部へ伝わります。交感神経が活発になり心拍増大、血管収縮等を起こします。更に長く続くと交感神経が優位になり続け、心身に様々な不調をきたします。顔色は悪く、声は小さく目はうつろ手先足先は冷たく、頚背部はガチガチで、側弯もありました。

 身体を温め、頭鍼にパルス療法を用い、頚肩、ストレス点を主とした全身に至る治療を施しました。呼吸の仕方によって心を落ち着かすことができる調息法をお勧めしました。6回目の治療後、「今日は一人でバスに乗って帰るのよ」。明るい笑みが浮かびました。

 “デングリ返した逆子の赤ちゃんがポロリと安産でした。帝王切開の前にお越しください”

 

 日本人の死因の2位は心疾患です。従来の常識では心臓を休めて負担をかけないことが重要とされていました。現在は心疾患の再発防止のために積極的に運動することが推奨されています。フレイル(加齢による心身機能低下)に加え、寝たきり、座りきりでは生活機能が衰え、健康寿命を縮めます。息切れしない程度のウォーキングをし、徐々に時間を伸ばして心肺機能を鍛えましょう。二足歩行は心臓の位置が高く、足の血流を上へと心臓に押し戻す必要があります。歩いて足の筋肉を動かすことで血液循環が補助され、心臓の負担を減らせます。

 常日頃から呼吸を深くし、酸素供給の効率を上げることも重要です。横隔膜を大きく動かすことで自律神経や心臓周辺の筋膜にもアプローチできます。ストレス、肥満、糖尿、高血圧などは運動と食生活で改善できます。「不要な負担は減らし、必要な負荷をかける」。心肺を強くするコツです。80歳と90歳のお二人が共に持病があり、ペースメーカーも入っていますが、健康のために頑張って歩いています。

 「フラフラして、手も振るえるんだよね」。Mさん79歳男性はパーキンソン病と痛風でお薬を5種類もお飲みで、おまけにアルコール常飲者です。

 舌を診させていただくと、ほんのわずかしか出せません。舌の働きは嚥下、呼吸と咀嚼、発声があります。特に呼吸は、舌が正しい位置にあるかどうかが大切です。舌の動きは舌下神経が司り、脳と直結しています。舌の支配神経は複雑で、前3分の2の知覚が下顎神経で味覚を顔面神経、後ろの3分の1の知覚が舌咽と迷走神経、味覚を舌咽神経と迷走神経が支配しています。舌が元気に出せるかどうかで脳の状態も分かります。舌質と舌苔からは、臓器の状態を推し測れます。パーキンソン病の患者さんは、唾を飲み込む回数が減り、唾液が溜まりやすくなっています。Mさんも唾が垂れそうです。皮膚が赤茶色をして、毛細血管の渋滞が臓器の疲弊を表しています。

 ビタミンCをたくさん摂り、アルコールを控え、お薬も再検討をお願いしました。1回の治療で体幹の皮膚の赤みが取れましたが、禁酒には相当の意志力が必要です。

 九十七歳のOさん、九十六歳のKさん、九十四歳のYさん、お三方とも女性です。OさんとKさんのお付き添いの方には頭の下がる思いです。Yさんはお家からお独りで来られています。老化のバロメーターにもなっている階段を一歩一歩、自分の足で上って来ます。「ここに来ているから長生きできるのよ」と嬉しいことを仰います。性格が明るく恵まれた環境で酒も煙草も房事無しで少食であることが共通しています。私共の治療がご長寿の一助になっていることは望外の喜びです。

 若い時と老人の免疫の形態は変わっています。年を取ったら入院と手術には気を付けて。やたらと薬を飲んでもいけません。私共の鍼やお灸やその他の手技は、皮膚を通して体内で電気を起こします。更にパルス療法を併用することでエネルギー不足の細胞が充電され、循環系と神経、免疫、内分泌に作用します。三千年も前から現代に至るまで、進歩し続けている医術です。安心して毎日を過ごせる国は平和と繁栄を築きます。生命の尊さを忘れ、金と権力の亡者になった政治と宗教には困ったものです。

 「娘のお腹の子が逆子になってしまって・・・」とお電話をくださったお母さんのTさん。ご当人も学生時代からの患者さんで長いお付き合いです。まもなく妊娠9カ月、赤ちゃんがお腹の中で横向きになっています。妊娠中期から後期にかけて胎児は羊水の中を自由にくるくると元気に動き回り、筋力を蓄えていきます。育つに従い頭が大きく重くなり、10カ月を迎えるころには9割の赤ちゃんは頭が下の方に落ち着くといわれています。

 古来より逆子には足のツボにお灸をする方法が文献に記されており、その成功率も9割近いとの臨床報告があります。逆子の原因は、母体の身体の冷えと適度な運動の不足とされています。身体を遠赤やホットパックで温めながら足の治療から始めました。2日目、足先のツボのお灸をしました。3日目には「先生、朝起きたら赤ちゃんの頭が下に来ていて、お腹の上の辺りを蹴るんです」。エコーの結果、無事に治療は成功!!「ありがとうございます」といただいた電話の声に、私たちも思わず”バンザイ!!”。

 飲食業の I さん67歳女性はご近所の方のご紹介でいらっしゃいました。4年前から首が下がり、上を向くのが辛くなって整形外科を何箇所も受診し、リハビリもしていました。首下がり症候群は、パーキンソン病・重症筋無力症・筋委縮性側索硬化症等の神経性筋疾患。甲状腺機能低下症等の内分泌疾患等が原因によるものもありますが、加齢による筋力低下の方が多く見られます。首が下がると視野が狭くなり、身体のバランスが崩れ、前傾姿勢が強まり、呼吸も浅くなり、内臓の働きも悪くなります。

 I さんは20年前に胃癌、11年前に乳癌・先天性の股関節症の既往があります。頚部の胸鎖乳突筋にハッキリと左右差が認められます。肩甲骨周縁と背部・腰・股関節の治療もしました。「とても気持ちいいですね」「気持ちがいいということは、続ければ治るということです」。首のカラーを付けて固定をして時節柄冷やさないようにお願いをしました。痛みがなくなり、首の重さを支える筋力が戻ってきています。「早く来ればよかった」。よく仰られる、励みになるお言葉でした。

 

 51歳の女性Tさんは問診中、肩や上腕を摘まむように頻繁に揉んでいます。3日前から右の頚から腕にかけてだるいようなシビレが・・・と不安顔です。姿勢をみると肩が前方内側に寄っています。所謂、巻き肩です。猫背と似ていますが、猫背は背部が縦方向に、巻き肩は肩が横方向に丸まるのが特徴です。スマホやPC操作、運転、料理、横向きで寝ることの多い方が巻き肩を好発します。

 肩をすぼめて腕を前に出すと肩甲骨が外側に引っ張られて胸の筋肉が萎縮し、上腕骨が前方に回転するように引っ張られてしまいます。血流が悪くなり頚肩の凝りをはじめ酷くなると頭痛や眩暈、頚や胸の神経が圧迫され、胸や手が痺れたりします。胸背部の筋肉が硬くなるため胸郭が広がりにくく、呼吸障害から自律神経症状に及ぶこともあります。胸は本来より小さく垂れて見えます。

 横臥位と伏臥位の治療を交互に行い、頚から肩甲帯、胸筋、腕全体を包み込むようにパルス鍼に遠赤治療とお灸をしました。「腕が軽い」とにっこり。寒い冬ですが颯爽と胸を張っていきましょう。

 

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