2年前に整形外科で胸鎖関節炎と診断されたMさん。鎮痛剤と副作用に対応する胃薬、湿布を処方され、薬が無くなると病院に行く日々を続けていました。15年前からの古い患者さんです。右肩の辛い痛みが胸にまで及ぶようになりました。胸鎖関節炎と診断され、亜脱臼を起こした後、固定せずに放置したため痛みが増したのです。上腕骨は胸骨と鎖骨と肩甲骨に、手がより自由に使えるように連動しています。そのため、背中から右肩鎖関節にまで痛みが広がりました。気持ちの良いパルス療法を長く行いました。治療後は痛みが無くなり驚いていました。肩鎖関節から胸鎖関節まで固定し、上肢帯が動かないように右腕を吊って安静をお願いしました。
鎮痛剤の長期服用には気を付けましょう。効かなくなるばかりでなく、バイタルサインの衰えからウツにまで及びます。病院は今、大変な忙しさです。老人は多くなり、コロナのためにお医者さんはストレスで過労気味です。健康は自己管理が一番大切です。良く勉強して、ベストな医療を身につけましょう。 青山 記