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 2年前に整形外科で胸鎖関節炎と診断されたMさん。鎮痛剤と副作用に対応する胃薬、湿布を処方され、薬が無くなると病院に行く日々を続けていました。15年前からの古い患者さんです。右肩の辛い痛みが胸にまで及ぶようになりました。胸鎖関節炎と診断され、亜脱臼を起こした後、固定せずに放置したため痛みが増したのです。上腕骨は胸骨と鎖骨と肩甲骨に、手がより自由に使えるように連動しています。そのため、背中から右肩鎖関節にまで痛みが広がりました。気持ちの良いパルス療法を長く行いました。治療後は痛みが無くなり驚いていました。肩鎖関節から胸鎖関節まで固定し、上肢帯が動かないように右腕を吊って安静をお願いしました。

 鎮痛剤の長期服用には気を付けましょう。効かなくなるばかりでなく、バイタルサインの衰えからウツにまで及びます。病院は今、大変な忙しさです。老人は多くなり、コロナのためにお医者さんはストレスで過労気味です。健康は自己管理が一番大切です。良く勉強して、ベストな医療を身につけましょう。 青山 記

 「先生、おばあちゃんが胸が痛いって言うの。連れて行きます」。お嫁さんから電話がありました。Oさんは昭和2年2月生まれの96歳の年女。先日、コロナ禍でできていなかったお誕生日会で、ご家族に囲まれながら祝ってもらったばかりです。当院には、抱きかかえられて来られました。朝、お嫁さんが部屋を見に行くと転倒して仰向けになっていたそうです。血圧を測定すると異常はなし。会話もしっかりとしていて、舌も正常に出ます。伏臥位になってもらうため四つん這いになるようお願いすると、「胸が痛い」と言って手を着けません。胸を注意深く触診していくと、胸鎖関節と胸骨に圧痛があります。痛みのある所に微鍼を貼ると、何とか伏臥位になれました。百会穴と湧泉穴に熱いお灸をし、安静をお願いしました。

 高齢者が寝込みますと、認知症と筋力低下が往々にして進みます。訪問看護のお医者さんは「痛みがなくなるまで休むしかないね」と仰っていましたが、痛みは少しずつ和らぎ、寝たきりにならずに済みました。「今年も桜が観られました」と喜んでおられました。 古川 記 

 2週間前から左の鼠径部が度々攣り、徐々に股関節や仙腸関節周辺の痛みが酷くなって脛にまで及んでいます。50代の女性Iさんは長時間のパソコン仕事が続いています。お孫さんが生まれ、日夜のお世話で睡眠不足。そしてご自身も自覚する運動不足で最近めっきり体重が増え、ここ10年余りで倍近くになってしまいました。

 仙腸関節は骨盤の骨(仙骨と腸骨)の関節で、周囲が靭帯で強固に連結されており3~5㍉程度動きます。日常動作に対応できるよう免震構造のように脊椎のバランスを取っています。中腰、不用意な動作、繰り返される耐えきれないほどの重い負荷で関節が炎症し、左右のお尻や股関節、鼠径部、腿、脛に痛みが発生します。仙腸関節障害は、椅子に長時間座れない、仰向けや痛い方を下にして寝られないことが特徴でもあります。治療肢位を変えながら鼠径部から臀部を囲むように置鍼するのがコツです。

 肥満と運動不足が原因です。肥満は食べないことが一番です。サプリもお薬もいりません。「ひ孫を見に来た両親と温泉に行くの!」

 痛みで身体が曲がり、まともに歩けない状態のAさん(66歳男性)は、整形外科で脊柱管狭窄症とヘルニア、腰椎すべり症の併発と診断を受け、医師から手術を勧められました。以前から通院しておられた奥様の勧めと、手術はしたくないという本人の希望で、MRIの写真を持参して来院されました。腰全体の強い痛みに右脚の痺れで15歩も歩けないような状態が"辛い″と訴えておられました。夜も眠れないことが度々で、鎮痛剤も効かなくなっていました。不調のデパートです。

 パルス療法、寄せ鍼吸角、温罨法をして差し上げました。気持ちの良いパルス治療は長めにしました。家ではストレッチを宿題にしてもらいました。「痛みが減ってきて寝られるようになった」「今日はタクシーではなく、電車で来られました」「普通に歩けるようになったよ。信じられない」。治療する度に痛みと痺れが減り、苦しみからの解放を実感しておられました。「家の近くのマッサージでゴキッとやられて、それから悪化したのかもしれないです」。

 

 平田のSさん(87歳、女性)が長女の方に支えられ、やっとの思いで来院されました。4~5日前から腰が痛くなり、整体院で指圧を何回か受けましたが、ますます痛みがひどくなりました。起き上がることが大変で、歩くのもやっとです。近くに住む三女の方が心配で整形外科に連れて行き、「骨に異常はないから、2週間様子を見て」と言われたそうです。

 高齢者が安静にして寝込んでしまうことは、時に命取りになります。Sさんには軽度の認知症もあります。右膝痛で、右足が痺れて力が入りません。腰椎を叩打法で触診しましたら、腰椎4番5番の間に激痛が見られ、ヘルニアが疑われます。腰椎椎間板ヘルニアは、椎骨と椎骨の間にあるクッションの役割をしている軟骨が飛び出して神経を圧迫する症状です。狭脊穴を取り寄せ鍼吸角をし、コルセットでガッチリ固定をしました。急性期は安静にしていただくことが大切です。指圧は禁物です。3回の治療で、ご主人との日課のお散歩ができるようになりました。

 

 

 新型コロナウイルス後遺症に悩む28歳男性Mさんが来院されました。コロナの療養期間終了後も手足が冷える、動くと微熱が出る、疲れやすい、呼吸がしづらい、のぼせ、思考力の低下などが続き、改善が見られず、不安いっぱいの面持ちです。ロング・コビットとも呼ばれ、感染後72.5%の方に何らかの後遺症があると言われています。

 WHOの定義では「新型コロナウイルスに罹患した後2カ月以上持続し、他の疾患による症状として説明のつかないもの」とされ、代表的な症状に倦怠感、疲労感、味覚・嗅覚障害、不眠、不安感等の自律神経症状、息切れ、咳等の呼吸器症状等が挙げられます。ウイルスの宿主内持続感染と免疫反応不全が原因の一つであると岡山大学から臨床報告されました。

 頭鍼、耳鼻咽喉は元より、ストレス点、免疫を活性化し、身体の巡りを促すために背部全体から指端穴も使いました。疲れ過ぎないように気をつけながら治療を続けました。「身体が軽くなってのぼせの症状がなくなってきました」。ホットしたのでしょう、笑顔も増えてきました。

 

 「昨日の昼にギックリしちゃって腰が痛くて殆ど寝ていない」と訴えるYさん。やっとの思いでベッドに横になりました。背中を見ますと、痛みの筋緊張から背骨の側弯が強く出て傾いていました。急性腰痛症といい、急激に起こる腰の激しい痛みの総称です。重い物の持ち上げ、腰をひねるなどの動作時に、柔軟性の乏しい筋肉の断裂や筋膜損傷、椎間関節の捻挫を起こし、強い痛みが生じます。命に別状はありませんので他人から見ると滑稽に見えますが、本人の痛みは相当なものです。

 冷えやストレス、運動不足、睡眠不足によるものです。最近、寒さのためか頻繁に来られます。心地よいパルスの刺激で筋緊張が緩むと、ゆったりとした呼吸に変わります。十分に温罨法を施すことで血流が更に促進されます。冷えを避け、ストレッチや水分補給を怠らないことが一番です。治療後、背骨が真っ直ぐになり、表情も和らぎました。私達は循環不全を解消し、痛みの局所に血液を集めることで修復を促進し、通常、一回の治療で歩けるようにして差し上げられます。

 

 高校生の頃から通院していたHさんが、立派な社会人になられてお見えになりました。当時は、自律神経の異常で循環器系の調節ができない起立性調節障害という病気でした。朝、学校に行く前の緊張感による動悸・頭痛・めまい・倦怠感で悩んでおられました。メンタルな要素が多く、「なまけ病」ともいわれます。

 今回は、肌荒れとニキビのお悩みから銀座の美容鍼に通いましたが、料金が高いので、安い当院を思い出して来られたそうです。診させていただきますと、お仕事の悩みからか、頚・肩・背中に凝り、手足に冷えが所見されました。ストレス点の取穴をし、お身体を遠赤外線で温めました。肌荒れとニキビはストレス・ホルモンの治療が大切で、お顔だけでは「美人ちゃん」にはなれません。お顔は、心と身体の状態を鏡のように映し出します。まずは、お身体の治療からです。治療後、治療前のお顔と見比べていただくと、「あら!こんなに綺麗になったわ」とおっしゃられていました。お顔だけではありません。お肌から変わっています。

 「腰が痛い」とKさん(67)が奥様に抱えられて来院されました。病院では腰椎が潰れていると言われました。パーキンソン病との闘病生活は8年になります。パーキンソン病は、神経伝達物質のドーパミンを放出する中脳黒質の神経細胞が変性するため、身体を自由に動かせなくなります。筋肉の硬縮症状が起きて猫背や前傾姿勢になりやすく、頚肩から背中・腰の負担が過大になります。14種類ものお薬を飲んでいらっしゃいますので、臓器疲弊が背部兪穴に認められます。背部全体が硬結しています。パーキンソン病には頭鍼パルス療法が効果的との臨床結果が報告されています。両脊際から腰背部全体の左右の筋肉の虚実を整える治療をして、丁寧に温罨法を施しました。

 「これ見て!」鞄の中から1冊のアルバムを取り出し、輝く笑顔で仲間たちと写る青春の日々を懐かしそうに見せてくださいました。お元気で、ご長寿でありますようにと、ひたすらにただただ汗を流して治療をさせていただきました。本年も精進致します。よろしくお願い申し上げます。

  20年前からのお付き合いの柳さんは49歳。カルテを見ますと、頭がフワフワで、フラフラするため、安定剤をお飲みになっています。2年ぶりにお会いすると、体格がご立派になられ、どこも悪そうには見えませんが、高血圧、期外収縮があるそうです。整形外科では頸椎が潰れていると言われたそうです。お悩みは肩甲骨から指先までの痺れ。通常、痛みよりも痺れが厄介です。触診すると、頸椎の異常を理解できました。症状は長い間のことなので、萎縮、硬軟の左右差がはっきりと出ていました。指の痺れは第一指から第三指まで感じます。頸から指端穴まで、肩甲骨、上腕部、前腕部を取穴してパルスをかけ、手掌部に吸角をセットします。施術中は気持ち良さそうに寝ておられました。終わって検査をしますと、痺れはきれいに取れていました。

 通常、このような症状は、市井の治療で簡単に取れることはありません。私たちの施術がもっと知られれば、まだまだ多くの人を助けられます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

 通勤で当院の前を通るMさん(30代男性)は背中の痛みで沢山の医療機関を訪ねていました。不快感の重い痛みは取れません。これからというお歳なのに疲れ切ったお顔でしゃがれた声に力がありません。坐骨神経のストレッチが出来ません。癌も含め数々の病気が背中に症状として現れると聞き、ご心配だったのでしょう。PC、スマホ、車にテレワーク、コロナによる運動不足がストレスを益々増大しました。

 自律神経の不調はミトコンドリアの働きまで弱めます。エネルギー不足が覇気を奪っています。頭の先から足の先まで丹念に診るとわかります。頭髪の生え具合、頭皮の硬さ、頭蓋の形を指先のセンサーが感じます。不思議なものです。体躯は左右差を特に注意して同じように診ます。治療点は自ずと決まってくるのです。コリと痛みと痺れは身体の悲鳴です。大病に至る前に取っていれば”百歳百歳”です。「酷くなると付け焼刃で治療していましたが、こんなに楽になるとは思いませんでした」「ご自分の身体はご自分で治すのです。江戸川堤の散歩を習慣にしてください」

 日曜日の朝、弟さんに支えられながら杖をついたMさん59歳男性がいらっしゃいました。「痛くて足が着けないんです」。夜、暗がりの段差で左足を踏み外してしまいました。内出血をして腫れ上がっています。誰もが一回は経験する足関節捻挫。殆どの人が内側に捻ります。関節を固定するバンド(靭帯)が損傷して炎症が起こります。内踝・外踝・アキレス腱周り・ふくらはぎ・膝・股関節・腰の治療が大切です。当院の皮内鍼・吸角を用いた療法は、著しく早く痛みから解放します。内踝と外踝をテーピングでしっかり固定し、できるだけ足首を心臓の高さより上げ、安静に横になるようにお願いしました。何でもギブスをする時代ではありません。 

 一方、おばあちゃんに連れてこられたYさん20歳女性は、学生の時にバスケットボールで右足首捻挫を繰り返していました。スケボーをした時に再び痛くなりました。2週間前から続く歩行時の痛みは一回の治療で取れました。足首捻挫は、しっかり治しておかないと足関節が緩んでしまい、何回も繰り返すことになります。

 

 

 

 

   

 

 

 

 暫く振りに船橋市の男性Yさんが足を引きずりながらいらっしゃいました。お姿を見てびっくり!随分とお痩せになっています。「どうしたのですか?」「右膝が痛くて足が着けなくて。昨年末から長野に単身赴任をしてるんだよ」。慣れない環境でお食事も取れていないのでしょう。30㎏の米を持つこともあるお米屋さんです。右膝のお皿の周りと膝窩(膝の後ろ面)が腫れ上がっています。膝に水が溜まって腫れるのは、滑膜に炎症が生じ、関節を滑らかにする滑液が過剰分泌するのが原因です。

 治療姿勢を側臥位・伏臥位・仰臥位とし、膝窩に寄せ鍼吸角をし、腰・股関節・膝・足首の治療をしました。3回の治療で腫れが取れ、テカテカと光沢のある膝にしわができるようになりました。「いやー助かった。今月60歳になって、会社からは残ってくれって言われてるんだよね。この膝だとダメかと思っていたんだ」「しっかりとお食事を取らなきゃダメですよ」。

 

 一年以上お見えにならなかった80代のSさんは、腰痛と、下腹部から大腿部の内側にかけての違和感で大学病院の診察を受けましたが、特に異常はないと言われました。

 当院では、いつものように座骨・股関節のストレッチをして可動域の確認をしました。筋肉がやせ細り、萎縮しています。この一年ほぼ外出をしなかったとのお話に「コロナフレイル」という言葉が頭に浮かびました。コロナ感染の長期化で外出自粛や社会参加が制限され、体力や筋力、気力が衰える症状です。圧迫骨折痕の影響に加え、運動不足からの筋委縮や姿勢の悪さなどが腰背筋と腹筋のバランスを崩して弯曲した脊髄神経が臓器支配にも悪影響を及ぼしています。

 先ずはうつ伏せ、次は仰向けと交互に治療して背部、腰から足、腹部の筋肉のバランスを改善しました。家では宿題としてストレッチポールで背筋を伸ばしてもらっています。風邪の季節です。燻蒸と吸角、マッサージ、灸、又は皮内鍼の免疫増進コースをご利用ください。ビタミンCと発酵ニンニクも無料にて提供しています。

 ご友人の紹介でご来院されたYさん。頭がモヤモヤして寝付きが悪く、頻尿で夜中のトイレにお悩みです。自律神経失調症ともいわれています。頚肩の凝りや腰と膝の痛みで歩行時は杖が手放せません。眠剤、コレステロール、高血圧の薬も長く服用していました。

 当院では頭鍼パルスに加え、お灸もしました。治療後、夜も眠れるようになり、夜中のトイレも減ったと喜んでおられました。頚肩の凝りにはストレッチポールも有効です。ポールに寝転がると背筋が伸びて椎骨の矯正が脊髄神経に及びます。

 ご友人に抱き付きながら起き上がるYさん。お二人とも仲が良く笑顔で助け合っていました。孤独は不安感が増大し、不眠やウツなど心の病にも繋がります。新型コロナにより極端に触れ合いが減りました。今後の影響が心配です。おしゃべりをして、食事をして、心を許して何でも話せるお友達の大切さを改めて痛感しました。

 「腰が痛くて体が重怠くて動くのが辛いの」。Tさんは72歳ですが、才媛豊かな女子大出身でお歳を感じさせません。早く旅立たれたご主人はエリート商社マンでした。当院には9年前からお見えになっています。別離のショックからのストレス身障で、不眠、頭痛、ウツ、倦怠感、関節痛で病院遍歴のうえ来られています。一番驚いたのは、頭皮が緩んでプヨプヨであったと記録されていることです。

 今ではご趣味豊かにパソコン教室にも通っています。生憎、お席がクーラー直撃の席でした。風寒邪が入ったのでしょう。現代人は低体温になっています。ストレスと運動不足に食べ物が原因です。体温を1度上げると免疫力が30%上がります。ゆったりとした生活をして副交感神経を優位にしましょう。身近に出来ることは瞑想です。座りましょう。それに歩きましょう。少食にしましょう。不安だらけの世の中、ゆったりとした生活が一番難しいことかもしれません。

 「えぇっ!着くわけないよ~」。股裂きのストレッチをして膝に額を着けていただくと多くの患者さんが苦笑いしながら悲鳴を上げます。身体が固いと腰痛や肩こり、痛みの原因になるばかりでなく、筋繊維がやせ細り、水分・栄養不足により冷えや浮腫、こむら返り、自律神経失調症、内臓機能低下等のほか、基礎代謝が下がって肥満の原因になります。

 ストレッチは広い場所や道具を必要としないので誰でも簡単にできますが、安全で正しい方法でやらなければ効果を十分に期待することができません。ストレッチ方法をご紹介します。①20秒以上かけて伸ばす(最初の5~10秒は適度な伸展度合いを定めるため)②伸ばす筋や部位を意識する③痛くなく気持ち良い程度に伸ばす④呼吸を止めない⑤部位を適切に選択する―。私たちは股裂きと股関節、頸肩腕のストレッチを治療の前後に確認して、とても良い効果を上げています。毎日ストレッチを続けましょう。

老々介護ってタイヘン

 Tさん69歳女性は定年退職後、年老いた母親と同居しました。母親は認知症が進み、最近は益々大変なことが多くなってきました。老々介護は、65歳以上の高齢者が高齢者の介護をすることで、厚生労働省によると、その割合は60%です。

 認知症が進むと、昔の嫌なことを思い出して当たり散らしたり、同じ話を何回も繰り返したりします。「イライラしてつい怒鳴ってしまったの」。親を介護するのは子供の役目と自分に言い聞かせていますが、親イジメをしてしまう自分が嫌になるそうです。腰痛持ちで肉体的な負担もあり、介護はつらいことだらけです。

 当院では、頭鍼に背部のストレス点・頚・肩・腰の治療をしました。パルス置鍼中、「寝てしまったわ」「身体がリラックスしているからですよ」。自律神経が調整されている瞬間かもしれません。「最近、介護をする私の身体が弱ってきたの。姉は旦那の母をみているから、私しかいないのよ」。

ストレスが原因の耳鳴り

 「孫娘を見てください」と祖母に連れて来られた20歳の女性Aさん。ボーッと鳴る耳鳴り、耳が詰まった感じがして、時々めまいもします。気圧が低いとさらにつらくなります。お話を聞き、舌を診たところ、舌苔が所々剥がれ落ちています。触診をしたら、頚も肩も背中もガチガチです。

 耳鳴りは年配の方に多い症状ですが、最近はストレス性内耳障害や低温障害型感音難聴などで若い方も来院されます。両者ともストレスが原因の内耳性の疾患です。内耳はリンパ液が一定の量に保たれていますが、ストレスや寝不足、気圧の変化などで内耳圧が変動し、リンパ液の量が増え、内耳が浮腫み、耳鳴りの症状を引き起こすのです。

 側頭部、後頭部、耳周り、頚、肩、背中のストレス点を治療しながら、乳様突起に寄せ針吸角療法をしました。当院独自の治療法です。「背中が軽い〜、耳がラク〜」と、治療後は安堵の表情でした。海外留学を控え、体調が不安で迷っていたそうです。後日、「無事に旅立ちました」とお聞きしました。

痛みが動きました

 お尻の上部の痛みを訴えて来院したKさん。触診すると、痛みを訴える局所に硬結がありました。硬結を除去し、原因となる腰椎、仙骨の周囲も治療します。治療後、「痛みが無くなったよ」と笑顔で帰って行きました。

 次の日、Kさんが再び来院され、「今日は違うところが痛いんだよ。痛みが移動したんだ」とのことでした。東洋医学で「邪が動く」と申します。治療が進行するにつれて主訴の痛みが消失し、元来の原因部位が鮮明になり、痛みが動いたかのように感じます。私達は治療効果が出た良い現象と受け止めます。

 通常、痛みとして訴えられる部位を遡り、その神経根と、痛みを訴えられる神経枝のツボを取穴します。一番注意しなければならないのは、痛みの箇所のみ取穴して終わってしまうことです。その結果、同じ部位に痛みが再発し、元来の原因部位がわからないまま通院し続けることになってしまいます。残念ながら市井に見られる殆どの治療がこれに終始しています。私たちは運動機能検査と触診の感受性を最も大切にしています。

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