Hさん女性41歳は二十歳のころから発汗をつかさどる神経伝達物質の「アセチルコリン」が関与して起こる難病のコリン性蕁麻疹に悩まされています。ストレスに誘発されて、赤くブツブツとした紅斑が突然現れます。痒みとチクチク感が出るのが特徴で、1時間程度で消えます。背中・お腹・首周りに発疹があり、先天性の左斜頚・喘息・アトピー性皮膚炎の既往歴があります。
伏臥位で頚・肩・背中のストレス点を治療すると、10分くらいで蕁麻疹がきれいに消えました。同じように仰臥位で頚・お腹の治療をした時も10分くらいで蕁麻疹が消えました。無料のアスコルビン酸と自家製発酵ニンニクをお勧めし、鍼の刺激量に気を配り、お灸とパルス療法を行いました。不規則なお仕事のようで、出張の帰りにいらっしゃることもあります。働き過ぎの日本人に大切なことは、ストレスを溜めすぎないように自律神経のバランスを取ることです。「鍼が気持ちいいんですよね」「気持ちが良いということは、身体に良い治療をしている証拠です」
働き過ぎの日本人の休暇を自由に取れるようにしましょう。祭日土日の一斉休暇は生産性の無駄があります。それにしても繰り返される道路の渋滞にはあきれかえります。