頸は身体の全神経が集結して脳と繋がるケーブルです。頸椎症性脊髄症の手術後、歩行時のふらつきと震えがあり、両手のシビレでボタンかけ等の細かい作業が難しく、ズボンを素早く下せずトイレでお漏らしをしてしまうこともありました。痛みで眠れず、鎮痛剤で眠る日々が6年も続いています。頸の靭帯が肥厚しているためだとお医者様から再手術を勧められましたが、お断りし辛いリハビリを頑張りました。表情が乏しいOさん。長い間の苦痛は人間の表情を奪います。笑いを忘れていました。「社会復帰したい」。只ひたすらに願って戦い続けました。脳からの神経伝達が頸のケーブル内で障害され、身体全体が過緊張で固まっています。
11月19日、6年間飲み続けた薬をキッパリ止めました。パルス療法に加え、頭頂と指端穴の熱いお灸をしました。治療後、能面の様な表情から、笑顔が出始めました。握力が戻り、お医者様も驚かれていました。私たちはこの不思議な治療効果に誇りを持ち、自然医学を一生懸命勉強し、毎日治療させていただいています。