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外皮から内臓へのアプローチ

 「先生、お久しぶり。ガーデニングをし過ぎたら腰が痛くなってしまって…」。Aさん73歳女性は、旭市から2時間も掛けて通院しています。座禅ストレッチ(半臥の姿勢)をしてもらうと、左股関節が固着して胡坐を組めません。触診をすると、頚・背中は硬直してバリバリに張っています。「お背中のツボに臓器のお疲れが出ていますよ」。不眠もあります。背中のストレス点と股関節を囲むように取穴をして、活性酸素を取るためにアスコルビン酸をお勧めしました。身体が軽くなって、便秘がちでコロコロ便だったのが気持ち良く出るようになりました。「皮膚がスベスベになって、『顔色がいいね』って友達に言われたのよ!」。

 腰痛は消化器・泌尿器系の障害でも現れます。「先生、携帯をスマホに変えようと思うの」。昔、ラジオが寝つきを改善したように、スマホが不眠を治した例があります。眠れない意識過剰を忘れさせ、適度の疲労感が眠りを誘います。気持ちも前向きになられて安心しました。「スポーツクラブに入会するの」と、笑顔で話されていました。

お酒と薬と高血圧

 運動や環境の変化で血圧は常に上下します。一時的に血圧が高くなることは誰にでもありますが、安静時でも慢性的に血圧が高い場合、高血圧と診断されます。

 30年間高血圧の薬とお酒を飲み続けている80歳の男性が腰と背中の痛みでお見えになりました。恰幅が良く、毎晩、ビールと焼酎とウィスキーのオン・ザ・ロックを飲み続けています。お酒はリラックスを促してストレスを取り払ってくれますが、飲み過ぎは興奮状態を招いて逆効果、様々な病因となります。運動不足、肥満、過労、老化、食生活の乱れ、特に塩分の取り過ぎ、カリウム・カルシウム不足は高血圧を誘引します。高血圧は血管に負担をかけ、動脈硬化、脳血管や心臓、腎臓の疾患リスクを高めます。血液検査表には赤信号や黄色信号が沢山出ていました。甲羅のように固く膨隆した背中の重苦しさは臓器疲弊を訴えていましたが、パルス吸角療法で気持ち良く全身を柔らげました。

 しかし、お酒を飲みながら薬を飲むとは驚きました。禁酒は無理がありますが、少しずつ減らしています。今後、休肝日を作るそうです。

無力感で悲し過ぎます

 昨年の1月、税務の仕事を現役でなさっておられる85歳の男性Mさんが腰の痛みでお見えになりました。糖尿病でインスリン注射の経験もあり、尿路結石のオペもなさいました。腰の痛みと痺れで圧迫骨折、狭窄症ともいわれています。お聞きしますと、不整脈で息切れがして、間欠性歩行もあるようです。臨床検査数値も10項目にわたり悪化していました。貧血、高血圧、狭心症、胃・十二指腸の潰瘍、血液サラサラ、皮膚病に至る8種類の薬を頂いています。毎日、胃液の塩酸でかき混ぜて全身に吸収されていくのを想像するとゾッとします。とうとう吐血し、食道がんステージ4の診断で手術をなさいました。2日後に急変してお亡くなりになったのです。治療をするたびに「楽になった、楽になった」と言われ、「生き返ったよ」と喜んでいましたのに……。

 高齢者の方にはいつも「お薬と手術は慎重にしてください。お医者さんによく相談してください」と言い続けています。寿命といえばそれで終わりかもしれませんが……また、残念なことが起きてしまいました。悲しいことです。

コロナによるリモートワーク障害

 労働は、電話とパソコンによる言葉と視覚とキーを叩く指の運動という脳神経による労働に殆ど置き換わりました。新型コロナウイルスの影響で通勤がなくなり楽にはなりましたが、実はこの通勤が定期的な運動になっていたのです。家庭は憩いの場から仕事場、経済戦争の戦場と化しました。同僚とコーヒーを飲みながら、食事をしながらの談笑も打ち合わせもなくカメラで常に監視状態。座位の時間が長く姿勢を保持する筋肉は固定。筋緊張で背中、腰、足に至るまで疲労を蓄積します。眼精疲労に凝り、痛み、痺れが随所に現れます。何しろ、パソコンの画面を通じての空気の動きを感じられない交流ですから相手にきちんと伝わっているかという不安が不眠、食欲不振、自律神経障害まで生じさせます。そんな症状の方が既に2,3人お見えになりました。

 仕事の環境は整ってますか?休憩時間をしっかり取ってますか?ストレッチを随時してますか?食事を定時に取ってますか?友人・家族と談笑してますか?自己管理こそ今まで以上に大切です。エライ時代になりましたね。

コロナストレスで不眠と夜間頻尿

 稲荷木のUさん82歳男性。「寝つきはいいが一晩で3回もトイレに起きるんだ。起きると寝れなくてね」。高血圧と不整脈があります。高齢者体操と太極拳もしていましたが、コロナでお休み。毎日7千歩のウオーキングは続けています。夜間頻尿とは睡眠時に2回以上トイレに行くことです。高齢者の場合は腎臓の尿の濃縮力が低下し、排尿の回数が増えます。尿が溜まっていないのに膀胱が収縮してしまう過活動膀胱や、前立腺肥大等も頻尿の原因です。トイレに起きてもすぐに寝られれば問題はありません。Uさんの後頭部は柔らかく、プカプカとしており、熟睡できていない証拠です。安眠穴という特効穴と、背部のストレスの反応点を取り、百会穴と失眠穴のお灸をし、アスコルビン酸も飲んでもらいました。

 「テレビで不眠に鍼が効くってやってるのを見たんだ。薬を飲んでも寝られなかったからね。トイレは1回で済むようになったし、起きてもすぐ寝られるようになったよ。さっぱりした!」。とても良い表情です。コロナの恐怖より、生計の不安の方が大変になりそうです。

コロナ明けが待ち遠しい

 4月下旬、48歳の娘さんと80歳のお母さんが親子連れで来院されました。娘さんは不眠症で複数の向精神薬を15年以上、お母さんは橋本病と不整脈、心肥大、倦怠感、頭痛、足の痺れ、股関節の痛みでお薬を10年以上服用されています。長期の多剤服用は考え物で、高齢者は最小限にお願いします。腎臓と肝臓は疲弊し、自律神経の不調から不定愁訴の数々に陥ります。特に向精神薬は依存性も高く、心身ともに衰弱し、生活力を奪います。掛かり付け医に相談することです。問診の際、娘さんはお薬のことをおっしゃいませんでした。私たちは「四診八綱」といって、見て、聞いて、触って、嗅いで、陰陽と表裏、寒熱、虚実に弁別して具体的な病状に迫る技を日々磨いています。「お薬を飲まないと不安なのです」。多くの不定愁訴がありました。害になる物に縋りついて縁の切れない邪宗の信仰と同じです。

 健康には意志力が必要です。運動しなければいけない、食べてはいけない、飲んではいけない。お二人にはお灸もしました。ともかく笑いましょう。ストレス点への治療が効果的でした。テレビを見て寝ている方が楽ですけど。人間は楽な生活願望が強くて困ったものです。

コロナより不安感が怖い

 人間には老いと死と病気になる恐怖が付きまといます。゛丈夫で長持ち、死ぬときゃポックリ”私たちのテーマです。「恐れは腎を傷つける」といい、生きる根源を損ないます。自律神経の乱れとしてだるさ、疲れ、コリ、のぼせ、焦り、動悸、息切れ、不整脈、手足の冷たさ等が起きています。薬とワクチンがない以上、早い検査と隔離が必要です。国民生活の保障は当たり前。隠ぺい、嘘、書き換え、忖度等せずに正確に伝え、協力を求めるべきです。経済よりまずは「命あっての物種」です。

 船橋市のKさんはストレスがたまり、薬は効かず、酒浸りの悪循環に陥りました。酒は百薬の長ではなく、百害あって一利なし。酷い全身疲労が取れるため通われました。特別に百会と安眠穴に熱いお灸もして差し上げました。休肝日がとれるようになりました。

 コロナはまだピークを過ぎていません。今後もイタチごっこのように発生します。経済を再開した中国の北京の空は車の大群を背景に灰色によどんでいます。黄砂は無遠慮に飛んできます。空気にもウイルスにも国境はありません。

二度とコロナに負けないために

 お祭り騒ぎの平和な生活が一変し、「大恐慌が起きる」とまで騒がれています。戦争と違って相手は人間ではなく、放射能のように目に見えない、人間を殺してしまう微小な生き物です。人間が野生動物の生存を脅かしたために熊や猪が人間の縄張りに餌を取りに来たかのようにウイルスも人間に取り付いてきました。2002年のSARSも12年のMERSも今回の新型コロナも種の壁を越えて人間を襲ってきました。今回のコロナは軽症、無症状の感染者をたくさん作ってウイルスを広くばらまく作戦のようです。生物兵器の研究だとしたらもってのほかです。特効薬のワクチンを作って予防してもいたちごっこが続きます。

 怒った顔をして大人たちに噛みついた少女の「GDPより生きることが優先です」と言っていることに対して「ごめんね、改めます」と頭を下げて従わないと人間は生き続けることができません。財のために人間を貶めないでください。人の愚かな行動に対して自然は共存共栄を拒否しているのです。私達は今、為すべきことをしましょう。

コロナに負けない!ぶっ飛ばせ!

 新型コロナウイルスに濃厚接触して、陽性になって発症して亡くなる方、治る方、発症しない方、感染せずに陰性の方がいます。免疫と言わないまでも、免疫的体力でウイルスを受け付けない身体を作れます。まず、いたずらに恐怖感を抱かないことです。人混みに出ないことは守りましょう。

 さて、私たちの治療を受けましょう。室内に入る前に消毒薬で手を洗い、電子体温計で体温を測っていただきます。喉に異常がある方は喉を殺菌する喉スプレーをお願いし、ビタミンCをお飲みいただきます。蘇生の妙薬で、ニンニク・ニラ・蜂蜜で作る発酵食の、目からウロコのレシピをお渡ししています。全部無料です。お試しください。毎回のベッドの消毒は勿論です。鍼は主に風邪の取穴にパルスを用い、大椎と陽関の近接光線とお灸が効きます。お灸は焼灼灸といって、熱さを我慢していただくのが良いのですが、嫌な方は痕が付かない、温かくなる程度のお灸をします。サウナ、岩盤浴はお勧めです。毎日お風呂にゆっくり入って汗をかきましょう。 

゛固まった股関節“

 お友達に紹介されていらした本北方のMさん73歳女性は、10年前に左の変形性股関節症と言われ、ほとんど左股関節を曲げることができません。外出時は杖とカートの代わりに押して歩く車イスが必要です。

 股関節は臼状関節ともいわれ、人体で最大の関節です。さまざまな筋肉や腱、靭帯などの軟部組織が複雑に絡み合い、身体を動かすときの衝撃を吸収しています。

 Mさんは左股関節が動かないためにバランスを崩して転倒を繰り返しています。「2週間前に転倒して頚が痛い。頚も変形してるんです」。触診すると、頚椎に著しく左右差があります。左右の脚の長さも違います。頚のむち打ち症状は5回で治りましたが、回旋しない股関節は時間がかかります。ストレッチの仕方もお伝えしました。ベッドからの起き上がりも徐々に良くなってきています。

 熱心に、雨の日も合羽を着ていらっしゃいました。「手術はしたくないので頑張ります。少しずつ少しずつ、薄皮をはぐように――とはこのことですね」。新型コロナウイルスは恐れずにお灸をしましょう。高齢者には一番です。

圧迫骨折にご用心!

 「朝起きたら腰が痛いの。だけどいつもと感じが違うの。バスの中で揺れたので踏ん張ったら、力が抜けて倒れそうになったの」と80歳代のSさん。レントゲンでは分からなく、MRIの結果、圧迫骨折と診断されました。

 文字どおり、背骨が押しつぶされるようにして骨折します。多くは骨粗鬆症から起きています。老化や服薬、運動不足、持病など通常考えられない原因で起きます。くしゃみや尻もち、買い物、寝返り、寝起きなどちょっとした動作でも起こします。

 Sさんの場合は、ベッドから落ちたのが原因です。癌の治療薬と、運動不足による筋力の低下もあるのでしょう。鎮痛剤を頂き、物々しい6万円もするコルセットをなさって来られました。医療用具となると、何でも高価になります。許認可制度がコスト高にして時代にそぐわなくなったからです。

 ともかく、固定と安静と治療が必要です。痛みの緩和と治癒促進は私たちの独壇場でしょう。私たちは現在、時間の許す限り、"オイシイ患者さん”にならないためのストレッチ検査と運動を治療に組入れています。

何だか世の中おかしくない?

 今度は鶏、ラクダやハクビシンでなくて蝙蝠か蛇かもしれない、野生動物のウイルス。表面の突起が太陽のフレアの形をしています。感染力が強く、幸い毒性は弱いらしい。体力の弱い病人、高齢者の死亡が目立っています。不思議と子供が少ない。

 食文化は人間の文明度を表します。孔孟の教えに従ってたまには断食、菜食をなさったら世界にご迷惑を掛けません。掲載時には何十万人の感染者が出ていることでしょう。マスクは勿論ですがうがい、特に手洗いを徹底しましょう。人混みを避けて自然の恩恵を受けましょう。免疫力を付けましょう。

 パルス鍼、吸角、光線浴、灸、脊椎と股関節と股裂きのストレッチに、ビタミンCとニンニク、韮、蜂蜜、アーモンドの発酵食は万一感染したとしても発症度合いが違います。40年、延べ30万人の臨床例が実証しています。地球は小さくなって人類は皆家族です。原発、地震、水害、旱魃、台風、伝染病、環境破壊、おまけにミサイル、核戦争。仲良く力を合わせて生き延びないと、人類滅亡の秒読みに入ります。

背骨の真っ直ぐ伸びた正しい姿勢の方に病人はいません

 背骨は、身体の大黒柱です。脊髄は、血液を生成し、自律神経と各臓器の働きを采配しています。頸椎7個・胸椎12個・腰椎5個・仙骨の骨は脊椎といわれ、脊椎の中に通っている中枢神経が脊髄です。背骨は、この脊髄神経を守り、身体を支え、身体を動かす働きをしています。

 五反田のKさん女性76歳は、長年の立ち仕事の影響もあり、背骨が側弯しています。「先生、腰が引っ張られて痛いの」。うつ伏せになるのがやっとです。加齢とともに筋力が弱り、腰が曲がってきます。骨を支えるのは筋肉です。筋肉は何歳になっても鍛えることができるのです。弯曲部位の脊椎の左右の筋肉の偏りを緩めることで、真っ直ぐになっていきます。

 治療の最後に、腰の牽引とポール(円柱の棒)の上に頭から腰まで沿わせて仰向けに寝るストレッチをします。「縮んでいた背中と腰が伸びる感じがして気持ちがいいわ。娘にポールを買ってきてもらって、毎日乗っているのよ」。私たちの使用する傾斜加重式牽引機は、より安全で効果的です。

衰弱している方が蘇ります

 誰でも作れる自然薬を紹介します。3人の確かな臨床報告です。

 厚木のSさん女性82歳と一之江のMさん男性70歳、平田のKさん男性84歳が元気を取り戻しました。Sさんは尿管ステントが2本入っています。リンパ腺腫で放射線治療も受け、浮腫と頻脈性不整脈に疲労感で弱り果てていました。Mさんは大腸癌と肺癌の手術の後、抗癌剤で髪の毛は失われ、浮腫みが酷く、皮膚の色は青黒く、やっとの思いで治療に通われていました。心配でお電話すると「まだ生きているよ!」との返事です。Kさんは心臓にペースメーカーを入れ、前立腺肥大の尿閉塞を起こし、おまけに盲腸の手術をして歩く力を失いました。

 私たちの治療は細菌性とウイルス性の感染症以外は「何でもいらっしゃい」の有効性がありますが、体力、生命力が失われた状態では何かの力を注入する必要があります。

 ミキサーとニンニクとニラとアーモンドと生姜と蜂蜜を用意してください。発酵させてソース代わりに頂くのです。驚くほどの効果です。詳細は来られた時に説明します。

20年前(平成10年)に会員さんにお届けした3000通の葉書より

 日本人は敗戦後、半世紀を経て世界に誇れる再建を成し遂げました。エコノミックアニマルと言われるまで必死に働きました。日本は最大の債権国です。それが経済危機に陥り、最大の債務国が未曾有の好景気、そこには常識外の何かがあるからです。最大の不況と失業者、国家的破産の崖っぷち戦後最大のピンチ、今こそ、日本人の底力を見せる時ではないでしょうか。次の事を考えてみて下さい。

 1.選挙棄権の罰金、企業、団体の政治献金の禁止 2.消費税の凍結、又は3%、教育と福祉の目的税に 3.不平等税制の撤廃(医師、宗教法人、公益法人等) 4.国会、県会議員、官僚の半減、外郭団体の整理 5.市町村議員の無給名誉職化 6.不労所得の税率アップ(相続税等) 7.老後と医療と教育費の国庫半額負担 8.効率的自前の自衛 9.銀行等のヘッジ、デリバティブの投機行為の禁止 10.貧富格差の縮小税制 11.愛国、人道教育 12.食料、燃料の自衛 13.核保有国への海外援助の見直し、海外債権の回収、円建て化 14.汚職犯罪と選挙違反の厳罰化 15.環境保全と美化と違反の罰金 16.各種規制の撤廃自由化 17.高額納税者、美談の報奨 18.国公債の日銀券発券による償還で次世代繰越の零化 19.首相公選 20.国内インフラ整備 21.労働のロボット化による海外工場移転の防止、産業空洞化の是正 22.税金を安く民間活力を増大 23.先端技術の研究開発、国庫負担

ストレッチは伸ばす、引っ張るという意味の英語であることから、筋肉を伸ばす体操の名称としても用いられます

 私たちは「股割きストレッチをしてください」「座禅ストレッチをしてください」と日に何度も何度も申し上げています。筋肉は運動と循環と臓器を潤します。筋腱は硬く縮むことはあっても、伸ばしてあげないと弾性を失います。

 叙勲に誉ある有名な茶道の先生のご紹介でⅠさん84歳女性が来院されました。腰、お尻から太腿、脹脛まで痛くてうつ伏せにもなれません。少し身体を動かすと電気のような痛みが走ります。脊柱管狭窄症で手術が必要と言われています。腰、坐骨点、腰眼への寄鍼と神経枝に沿った治療をして牽引、そして家では必ず毎日少しずつ股割きストレッチをしていただきました。

 治療の最大の目的は、原因の除去にあります。症状の寛解だけでは何度も同じ症状でお悩みになるからです。原因が解消して初めて治癒に結びつきます。「年末に孫たちと温泉旅行に行ってこられたの!」。Ⅰさんの弾ける笑顔に、私たちも思わずVサインをしました。

中村哲医師の冥福を祈り、偉業に絶句し黙祷

 戦火に荒廃したアフガンの地の60万人の人々に水と緑を与えた医師が凶弾に倒れ、涙します。唐代の医学書『千金方』に「上医は国を癒し」とあります。ハンセン病の治療から灌漑事業に転じ、1万6500ヘクタールの荒地を緑と化し、多くの人々を救った日本人を誇りとします。爪のアカを煎じて少しでも見習い、来年も頑張る所存です。

 胃袋と胃酸をフラスコに例え、投げ込まれるたくさんの薬の恐ろしい副作用を高齢者の方々に30年も前から訴えてきました。やっと多剤服用として騒がれてきました。特に痛み止めの薬と神経系の薬の長期服用は気を付けましょう。

 ヘルニアや狭窄症、圧迫骨折、すべり症、側彎症、変形等の昨年の臨床実績は満足の数です。手術に至る前に来られると良いでしょう。来年は痛み、痺れ、コリが取れた後の矯正に力を入れ、原因の是正に力を入れます。意志力を養い、怖れずに笑います。ストレッチをし、歩きます。運動して汗をかきます。加工食品を避けて自然食を心がけます。身体を清潔にし、冷やしません。多くの人と語らい、山川草木、海と空に居しましょう。

転倒にご用心 即、手当が肝心

 市川市東菅野のNさん78歳男性は、眼科に行った帰りにつまづいて右手を突いて転んでしまいました。右肘が痛いのですぐに行きつけの医療機関を受診したところ、レントゲン撮影し、「軽い骨折ですね。放っておけば治りますよ」と言われ、何もしてもらえなかったそうです。

 放っておけば治ると言われても痛みは増すばかりで右手が使えません。心配になって来院しました。右肘から末梢部位の手先にまで浮腫と変色がありました。着替えも一人ではできません。箸も持てないのでフォークでの食事です。ぶつけたり、捻ったりした直後には整復して冷やし、固定して安静にすることが大切です。手当をしっかりしておけば治りも早く、後遺症も防げます。

 「来週どうしても運転をして出かけなければならないところがあってね」。鍼と吸角の施術に、肘を支えてサポータをして差し上げました。3回の治療で腫れもほとんどなくなり、着替えも早くできるようになりました。「無事に片道4時間の運転で往復できたよ」。まだ無理はしないでください。三千年の歴史を持つ伝統医療は疎かにされている最大の医療資源です。自然医学として見直されるべきでしょう。

「手術は嫌なんです。何とかして下さい」

 43歳の男性Kさん。お尻と腿の後側が痛み、長距離運転の仕事にも行けません。病院では椎間板ヘルニアと診断され、手術を勧められました。椎間板の線維輪に亀裂が入り、脱出した髄核が神経を圧迫し、痛みや痺れを起こしています。車の運転の姿勢と左右の脚の運動の偏りから生じます。

 椎間板は背骨同士を連結し、外力からの衝撃を吸収します。外部は線維輪、内部は髄核の二重構造。髄核の殆どは水分なので弾力性がありますが、血管がないので修復・再生しにくい組織です。加齢や労損により椎間板は徐々に水分が失われ、弾力性が落ち、少しずつ潰れていきます。身体を保持するために常に外力に晒されているので、長時間の座位では殊更に負担が大きくなります。

 ヘルニアの部位への寄鍼と剥離療法、牽引は狭くなった椎間を広げるのにとても効果的です。脊柱管狭窄症の方々にも喜ばれています。一番大切なのは治療後のストレッチ等の矯正です。楽になっただけで治療を止めると、原因が除かれていないために再び症状が現れてしまいます。何度も同じ原因で通院する”おいしい患者さん”にならないで下さい。

脚に力が入らない

 江戸川区鹿骨のKさん83歳女性。「この間、車に乗せてもらって降りようとしたら、左脚に力が入らなくなって、倒れそうになったのでびっくりしました」。股関節の回旋を良くする為のあぐらを組む座禅の半跏趺座のストレッチをしていただいたところ、左の脚を右の腿の上に乗せることができません。

 股関節は寛骨臼と大腿骨頭よりなる球関節で、人体最大の荷重関節です。筋肉や腱、靭帯の軟部組織が複雑に絡み合っています。大転子を包むように取穴をしました。周囲には新穴を含めた特効穴があります。「そこ響きますね」。治療後には、左脚を右脚に乗せられ、半跏趺座の姿勢がとれました。

 高齢者が要介護状態になる前に「フレイル」という「衰え」の状態があります。加齢による身体的衰えと、社会的・環境的な変動が原因です。身体の運動はもちろんのこと、精神的な運動も怠らず、社会との交流に努めましょう。

 「孫のお芝居を見に行きたかったの。これで行けるわ。ありがとう」。ひきこもり状態から外出をすることによって、フレイルが好転します。少しでもみんなで自立を心がけましょう。社会保障費の増大に歯止めがかかりません。

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