日本で100万人いるといわれ、女性に多く発症する膠原病は、全身の血管や皮膚・筋肉・関節などに炎症が見られる自己免疫疾患です。80歳Aさんは、愛するご主人を癌で亡くした後、7年前に大学病院で難病の強皮症と診断されました。強皮症は文字通り、皮膚や内臓が硬くなる膠原病の一つです。血管障害による手指のレイノー現象(指趾の血流が悪くなり、青白くなる)があります。不安からうつ症状になることもありました。
自律神経の調整のため、頚から背中のストレス点・腰のツボを取り、指端穴にお灸をします。活性酸素を取り除き、アスコルビン酸も飲んでいただいて、定期的な治療を続けています。「主人に先立たれ、強皮症と言われたときはどうなってしまうのかと夜も眠れなかったの。晩婚だった娘の結婚式も無事に済みました」。家族だけで祝った、温かく、とても良い雰囲気のお写真を見せていただきました。多くの方が、難しい診断名に驚き、パニックになります。難病といわれている自己免疫疾患の患者さんの多くが好転しています。