日曜日の朝、弟さんに支えられながら杖をついたMさん59歳男性がいらっしゃいました。「痛くて足が着けないんです」。夜、暗がりの段差で左足を踏み外してしまいました。内出血をして腫れ上がっています。誰もが一回は経験する足関節捻挫。殆どの人が内側に捻ります。関節を固定するバンド(靭帯)が損傷して炎症が起こります。内踝・外踝・アキレス腱周り・ふくらはぎ・膝・股関節・腰の治療が大切です。当院の皮内鍼・吸角を用いた療法は、著しく早く痛みから解放します。内踝と外踝をテーピングでしっかり固定し、できるだけ足首を心臓の高さより上げ、安静に横になるようにお願いしました。何でもギブスをする時代ではありません。
一方、おばあちゃんに連れてこられたYさん20歳女性は、学生の時にバスケットボールで右足首捻挫を繰り返していました。スケボーをした時に再び痛くなりました。2週間前から続く歩行時の痛みは一回の治療で取れました。足首捻挫は、しっかり治しておかないと足関節が緩んでしまい、何回も繰り返すことになります。