食欲も気力も湧かず、顔色が悪く、ぐったりした状態で来られました55歳の女性Kさんは検査の結果、透析寸前の状態だと言われました。加えて、中耳炎の影響で、鼓膜が硬く肥厚して色が黒くなり、鼓膜に穴を開ける手術が必要とも言われています。踏んだり蹴ったり、「先の希望が見えません」と力なく嘆いていました。
中医学は”腎は耳に開口する”と申します。触診をすると頸周りが硬直していました。頸は身体から頭部へ向かう全ての神経を束ねて通るケーブルです。混線、渋滞すると、脳も臓器も代謝活動が減衰低下します。耳はもとより頸の治療をしたことで中耳炎の手術をせずに済みました。検査数値も改善しています。
ご趣味の料理教室や神社巡り、テニスなどをする気力が湧き、希望が見えました。医者と坊主は「死ぬぞ、地獄だぞ」と脅すのが仕事。必要以上にショックを受けて、病気になってはいけません。貴方の今の生活が健康的であるか否かを反省して改善することが大切です。数値だけを見て薬漬けになってしまうことだけは避けましょう。最近はワクチンまで危険性を訴える人もいます。