私生活のざわめきを持ち込まず、冷静な集中力を取り戻します。終わると前日の治療に対する反省と検討をします。15分の毎日の積み重ねは人格形成に非常に役立っています。
医療は技術や薬で治すのではなく、慈愛で治すのです。初めに何を治療してほしいのか、主訴をお尋ねします。血液検査表・お薬手帳はとても役立ちます。声色は元気の度合いを測れます。目と顔色、脈と舌、手足の末梢、頭の先から足の先まで触診をし、形、色、硬、軟、滑、渋、乾、湿を診ます。内部の症状は必ず表皮に表れ、表皮の症状は内に何かが潜んでいます。自ずと患者さんの苦しみが理解できます。3千年に遡る伝統医学は証と経穴、経絡で説明をしています。治療点は、身体が『ここが悪いんです』と無言で教えてくれています。精緻な鑑識力を求められます。
免疫力を高め、病気にならない、大事に至らない。生活改善に及ぶ自然医学の大切さを毎日実感させてくれています。医に携わる者、名と財を求めず。過剰な検査と薬・手術・ワクチンが天命の全うを阻んでいます。
何でも病気になると薬だ!医者だ!の思い込みを変えて下さい。健康は意志力です。生命力です。自然治癒力です。