「一昨日、水を2ケース持ち上げたら腰がモワッと重くなりました。大したことはないと気にせずに過ごしていたら、今朝痛くて起き上がれなくなりました」。36歳男性Eさんが腰に手を当てながら来院されました。重い物を持ち上げた時に急激な負荷で腰背部の筋肉や筋膜に微細な損傷や緊張が起こる筋筋膜性腰痛です。損傷した組織では炎症反応が起こりブラジキニンを生じ、痛みの神経を刺激します。腰を守ろうとして筋肉は強く硬く緊張し続け血流が悪くなります。時間の経過とともに腰の痛みが増して2日後にいわゆる「ぎっくり腰」になったのです。
触診すると腰背部は板のように硬くなっています。光線療法でしっかり温めながら患部を絨毯のように細かく鍼を打ち、パルスを集中的に流します。心地よい刺激を長めに続けますと腰筋群の血流が改善し緊張が緩みます。治療後、「あれ?動ける!痛みもモワッとした感じもない‼」痛みの強い急性期に指圧マッサージはご法度。コルセットをして安静に。痛みが落ち着いたら股割きのストレッチを毎日しましょうね。