東京都北区Xさん84歳女性は、息子さん家族と食事に出かけ、車から降りるときに転倒しました。左肩を強打し、上腕骨にヒビが入りました。「救急病院では手術をした方がいいと言われ、再診した整形外科ではしなくていいと言われたの」。高血圧症・高脂血症・脳動脈瘤があり、乳癌の手術もしています。お電話の声はとても不安そうでした。手術をせず保存療法を選ぶまで、その後も何回かお電話を差し上げ、お話を聞いて差し上げました。幸い、痛みが早くなくなり、少しずつ日常生活ができるようになりました。
「やっと、先生の所に来れたわ」。左腕は肘の高さまでしか上がらず、力なく震えていました。頚・上腕・肩甲骨・鎖骨と左肩関節を囲むように取穴し、鍼にパルスと吸角療法をしました。癒着して固まった関節を少しずつ剥離していきます。徐々に左腕を上げられるようになりました。「膝が良くなったので出かけたとたんに骨折しちゃって。心配してくれたので頑張れたのよ」。高齢者の手術は極力避けましょう。一人暮らしの高齢者には電話でのケアも大切です。