「お友達と会ってお話をしていたら急に右の耳が聞こえなくなったの」。慌てて病院に行ったら、突発性難聴のため、入院と言われました。「嫌だからこちらに来たのよ」。長いお付き合いのMさんは92歳になりました。お話を伺うと耳閉感もあります。突発性難聴の原因には内耳の血流低下やリンパ浮腫、自律神経の不調、ウイルス感染等があります。音を脳に伝える電気信号に変換する蝸牛という器官が突然に障害されます。
耳前三穴のツボをはじめとした耳周辺を取穴します。耳の後ろの乳様突起の内部には内耳圧を調整する乳突蜂巣があり、深部には障害部位である蝸牛があります。集中して触診し寄鍼療法を施しました。右側の頸肩も硬直していましたので細かく取穴をし、光線療法、パルス療法、吸角療法を施しました。三日続けて治療し、続けて一日おきに三回治療をしました。「友達の電話に出たら右耳でいつもみたいに会話できたの!」突発性難聴の治療は発症からの時間経過が短いほど回復率は高まります。