「先週バスを降りるときに踵がズキッとして痛くて歩けないの」。80代でも普段は元気!元気!な女性Tさんが崩れそうな足取りで来院されました。足底筋膜炎は踵から足先に向けて土踏まずのアーチを支える筋膜が炎症を起こし、休んだ後や朝起きた時の一歩目に踵の内側や土踏まず等が鋭く痛みます。いつもより長く立ち仕事をしてしまいました。他にも偏平足やハイアーチ、不適切な靴、筋力低下、体重増加、脹脛やアキレス腱の硬さ、膝や股関節の変形による足の捻じれ等が原因となります。
触診に集中して踵の圧痛点を見極めます。腰から足先にかけて左右差と寒熱虚実を確認し、光線療法でよく温めながら傍鍼灸を用いました。足から腰の関節を意識してパルスを流すと「踵から股関節に向けて響く感じが気持ち良いわぁ」。寄せ鍼吸角療法は炎症物質の滞りに功を奏します。治療後は土踏まずを補強するテーピング、靴の中敷きのお話をしました。「歩けなくて次にあの世に行くのは私の番なの?なんて思ったのよ」。弾ける笑顔!元気!を取り戻してひと安心です。