Xさん44歳女性は、健康診断で緑内障と診断されました。目からの情報を脳に伝える視神経や視野に異常が起こる進行性の視覚障害の一つで、眼圧が高くなります。目の中の前方にある房水は、角膜や水晶体などに栄養を与え、眼圧の調整をしています。身体にストレスがかかると、房水の流れが滞って眼圧が上がり、視神経が圧迫されて傷つきます。緑内障は初期症状に気づかず、視野の異常が現れてから分かることも多いのです。40歳以上の20人に一人が発症しており、日本の中途失明の原因第一位です。目の病気の早期発見のためには40歳を過ぎたら検査をしましょう。
Xさんは、パソコン業務で目の負担が大きく、目の疲れ・かすみ・充血・頭痛・腰痛、出産後には突発性難聴になりました。眼科を受診し、定期的に点眼薬を頂いています。鍼灸治療も受けたいということでいらっしゃいました。頭、特に後頭部・頚・肩・背中・腰の治療をし、お灸もしました。「治療後は、目がスッキリとするんですよね」。日本人は働き過ぎです。楽しく生きられる工夫をしましょう。