「6年前からの潰瘍性大腸炎をなんとかしたいのです」。40代女性Kさん。原因がわからないため完治療法は無く、対症療法の飲み薬や面倒な坐薬を一生使わないといけないと言われました。いつ発症するかわからない不安が常に付きまとい、仕事の確実性と迅速性が失われました。通院時間を取ることも儘になりません。全国で22万人が罹患し、悲劇の宰相を悩ました病気でもあります。ストレスによる交感神経の亢進は、免疫の要でもある血液組成を不均衡にして大腸の粘膜の状態を悪化させます。免疫が暴走し、自分に刃向ってきます。炎症や出血、下痢が起こり、不安定な精神状態に陥ります。ストレスの原因が仕事や金銭、人間関係の場合が多く、悩み続け、夜も眠れず、薬だけに頼っている人が多いのです。
Kさんも同僚と心が通わず、ギクシャクしていました。アテとフンドシは向こうから外れると思って笑い飛ばしてください。ストレス鍼と調息法は心静めに役立ち、自律神経を調節します。「炎症が収まっていて、お医者さんも驚いていました」。