通勤で当院の前を通るMさん(30代男性)は背中の痛みで沢山の医療機関を訪ねていました。不快感の重い痛みは取れません。これからというお歳なのに疲れ切ったお顔でしゃがれた声に力がありません。坐骨神経のストレッチが出来ません。癌も含め数々の病気が背中に症状として現れると聞き、ご心配だったのでしょう。PC、スマホ、車にテレワーク、コロナによる運動不足がストレスを益々増大しました。
自律神経の不調はミトコンドリアの働きまで弱めます。エネルギー不足が覇気を奪っています。頭の先から足の先まで丹念に診るとわかります。頭髪の生え具合、頭皮の硬さ、頭蓋の形を指先のセンサーが感じます。不思議なものです。体躯は左右差を特に注意して同じように診ます。治療点は自ずと決まってくるのです。コリと痛みと痺れは身体の悲鳴です。大病に至る前に取っていれば”百歳百歳”です。「酷くなると付け焼刃で治療していましたが、こんなに楽になるとは思いませんでした」「ご自分の身体はご自分で治すのです。江戸川堤の散歩を習慣にしてください」