平成23年は東北大地震と原発事件の災害がなんと言っても日本にとって将来に大きな重荷となって行くことです。原発の廃炉に至るまでの費用は計り知れません。第二次世界大戦の敗戦に匹敵する再建努力を強いられます。東電には原発を運営管理する責任も資格もありません。節電で値上げを脅し取り原発の存続と増設を企んでいるようにまで思えます。電気産業の自由化によって独占事業の弊害を取り除かねばなりません。東電に絡む利権と政官の癒着振りも解明せねばなりません。
二十年に及ぶ経済の低迷はジャパナリゼイションと言う言葉が今度はヨーロッパにまで囁かれています。先進国の借金がソブリンリスクとして世界大恐慌の恐怖とハイパーインフレの不安を人々に与えています。一般労働者の給与の一千倍の報酬を得ている1パーセントの富裕者が世界の富の40パーセントを支配している状態が世界人類に奴隷的な労働を強いています。格差と一言に言えるものではありません。税の再配分によって福祉が貧困者を救うと言っても日本のように税収以上の社会保障費が計上されているのではいずれ破綻が来ます。倒産寸前の国ですが世界一番の富裕国です。外国に貸してあるお金も国の財産も世界に類がありません。矛盾しています。何故なのでしょうか?
想定外といわれる言葉が使われます。偶然なんて意味にも使われているようですが、そんなことはありません。然るべきして起きるのが経済の混乱なのです。人智の及ぶ事を知っていて一部の人が利潤をむさぼる為に起こしているのです。国際金融資本と言われる人種が国家の帰属も忠誠心も無く、ただ金、金、金で人類を支配しようと企んできたのです。ヒユウマニズムなんて言葉のひとかけらもありません。日本人は異教徒ですからさしずめ被支配民族なのでしょう。グローバリズムこそ彼らの世界支配の助走です。
平成21年度の国民医療費が36兆円です。税収が43兆円ですからこのままでは想像に余りあります。科学が進歩しているのですから病人は少なくなって然るべきです。病気を治すのは医者と薬と手術だと思い込んでいる刷り込み現象を棄てなければなりません。健保を還付制度にすれば医療費は半減します。患者は半病人で長生きしてくれれば医療産業は栄えます。早死にしたり健康であってはなりません。そのために薬を沢山飲んでもらうことです。老人には薬よりむしろスポーツジムの方が大切です。
柔道整復師の医療費が4千億円を突破しています。整形外科がいますので昔の不足していた時代のように必要ありません。柔整師はレントゲンが禁止されていますので捻挫、打撲が専業になっています。実際は指圧マッサージを業として按摩マッサージ師と変わりありません。三千億もの費用が捻挫に使われていること自体不正請求の証拠です。四万人の就業者を一体どうするのでしょう。コリと痛みと痺れの症状を非観血的手法で治すことを業とすればよいでしょう。鍼灸マッサージ師も加えて還付制度の医療業務を担当すればよいのです。医療費の節約になるうえ半病人が少なくなります。