市川市のО野さん、(48歳、女性)は15年前、自転車事故で入院しました。出産もあった為か腰が痛くヘルニアとも診断されていました。腰から左足にかけての痛みは尋常なものではありません。おまけに二年前から花粉症に蓄膿症に喘息にまで、なってしまいました。苦しくなると特別に購入した大型の吸入器で凌いでいます。ヘルニアから来る坐骨神経痛を治しにお見えになったのですが「喘息も治しますよ。」と申し上げましたら「喘息も治るんですか?」と、まさか、と思っておられていたようです。喘息は刺激に対して過剰に反応して気道が閉塞して息が苦しくなります。寝ていられなくなり起きて今にも死にそうな不安感に苛まされながら苦しい息継ぎをしています。お薬も4種類お飲みになっていました。不眠も伴っていますのでストレスが蓄積され悪化する一方でした。お友達に紹介されてきたのですが疑心暗鬼のようでした。病気を治すのはお医者さんしか居ないとお考えになっておられる方が殆どですから仕方がありません。薬漬けで益々悪くなっている方が沢山お見えになりました。耳鼻咽喉の治療と一緒にストレスを取って、咳の出ないような治療と、お腹、即ち消化器系の治療を施しましたので全身治療になりました。多くの場合、悩みすぎの原因があります。悩みの原因は執着心です。愛する人、名誉に関すること、経済的なこと、等があげられますが、諦めてそれを断つことは容易ではありません。殆どはどうしようもない事にお悩みの方です。一月の六日に来られ家事の都合を見られながら六回通院しています。喘息は止まりました。蓄膿症も良くなっています。よく眠れるようになっていますのでお薬とも縁が切れました。無愛想なお顔でしたが温かみのある微笑みが拝見できるようになりました。「来て良かった!」大抵の方がおっしゃいました。