六十歳以上の人の50パーセントの方が腰痛を持っています。その原因も多彩です。靭帯性の捻挫、筋肉性の挫傷、変形性関節症、脊椎炎、等からきます。急性の場合は過労、外傷、ストレスを原因とします。慢性の場合が一寸ややこしくなります。通常、ぎっくり腰は急性に属し初めての方、習慣性の方、時々起こす方がいます。大抵の方は三回以内の治療で治せます。慢性の場合は坐骨神経痛のように変形性関節症の深いところから来る場合、内臓や脊椎の病気から来る場合があります。検査を受けていない場合、動作痛と静止痛で識別しますが、りきんだり、くしゃみしたり、咳をしても激痛の走る人も居ます。涙を流して泣いている方もしばしばです。一般に知られている坐骨神経痛、脊椎管狭窄症は背骨から出ている神経根の圧迫から来るのです。痛みが脚まで来たり、時々休んだり、びっこを引いたり、夜中に痛んで眠れなかったりします。通常、楽な姿勢で安静にして鎮痛剤、筋弛緩薬を用いますが高齢者には避けるべきでしょう。MRI等をとって原因がハッキリしないのにマッサージ、カイロ等の手技を用いるのも危険です。そんな時、鍼は驚くほどの効果を発揮します。パルスを使って、吸角を用い、時を得て牽引をして「外し」ます。痛み止めの効かなくなった方、手術を勧められたのですが後遺症が出るのが怖くて来られた方を数え切れない程治しています。先ず酷い腰痛がありましたらMRI等の検査を受けて治療はお任せください。精神的に参ってしまうのが一番困ります。健康も投資と同じです。自己責任で慎重にご自分で判断をすることが肝要です。 この世の中騙しの世界です。お金になることでしたら何でもありです。今度のサブプライムの経済事件がいい例です。この世の中、博士とか教授とか先生と呼ばれる人ほど危ないものです。嘘も方便なんてお釈迦様でもあるまいし、自分以外は愚か者にしか見えないので騙しやすいのでしょう。