足がむずむずして眠れない
頚、肩がこわ張り、背中が気持ち悪く、重たい。足がむずむずする。足がつる。御紹介で来院された20代女性のOさん。航空会社の客室乗務員として活躍されていますが、コロナ騒ぎで疲れ切り、別嬪さんが台無しでした。「むずむず脚症候群」といわれる症状です。皮膚の痒みとは違い、脚の深部にむずむず、じりじり、ときには虫が脚の中を這い回っているような不快な症状です。夜、眠ろうとすると始まり、掻いても揉んでも押しても取れず、睡眠不足や睡眠障害に陥ります。ドーパミン(手足を動かすときに働く神経伝達物質)の機能低下や、鉄分の不足が原因といわれ、過労、特に精神的ストレスから生じます。
施術は、頭鍼パルス療法、光線療法を併せながら、背中はもちろん全身の治療で自律神経の抑揚の調整に努めました。マッサージも丁寧に施し、治療後にビタミンCを飲んでいただきました。お風呂上がりのような表情で「背中も足も軽くなりました」と笑って仰り、まずはひと安心です。症状を強めてしまう夜のカフェイン、アルコールは控え目にしましょう。