旧い肉離れの後遺症
江戸川区の男性横谷さん41歳。右足を引きずり辛そうな表情で来院されました。最近、転職をされ環境も変わり体に掛かるストレスも誘因していました。主訴は、右下腿の重だるさと痺れです。触診すると筋肉の硬い張りがあり、左下腿と比較すると変形が診られます。詳しく尋ねると2年前にキャッチボールの際、音がするほどの肉離れを起こしたそうです。しかし、その当時は忙しさからしっかりと治療できなかったようです。ふくらはぎの筋肉でちょうどアキレス腱に移行する部分、循環に関わるポンプの役目もする腓腹筋という筋肉です。自家筋力の強力な筋収縮による筋肉の部分断裂を起こし、治癒せず瘢痕化したものと考えられます。肉離れは、手術の必要な筋断裂以外、鍼治療で周りの筋組織とのバランスもとれ、治りが早く効果が抜群です。横谷さんも治療後、柔らかくなったふくらはぎを確認されていました。肉離れは再発が多いので完治するまで治療が必要です。